FX自動売買ツールについて調べていたら、「チワワ」というEAを見つけました。
なにそれ、かわいい(*^^*)と思ったけど、どうやら結構な狂犬らしい・・・
今日は最近注目され始めた謎のFX自動売買ツール、チワワについて調べてみましょう。
FX自動売買ツール「チワワ」ってなんだ!?
ちゃんと公式サイトも立ち上がっていたFX自動売買ツール「チワワ」は、月利30%が目指せると紹介されていました。
バックテストの勝率はなんと100%!
投資の世界では絶対に言ってはいけないような数字を出してきていますね(^_^;)
絶対に勝てるという意味ですが、もちろんそんなわけはありません。
この時点でちょっと怪しいツールだと思ってくださいね!
ちなみに、購入資格も公式サイトに明記されていたのでご紹介すると・・・
・20歳以上
・自己責任でトレードすること
・熱意を持ってFXを勉強する気持ちがあること
となっていました。
つまり、勝てなくても当社は一切の責任を負いませんので、自分で勉強するなりなんなりしてくださいというわけですね。
チワワの特徴は?ロジックは何を使っている?
FX自動売買ツール「チワワ」は、適応型ナンピンというロジックを使っています。
「ナンピン」とは、同じ方向・違うレートのポジションを持つという手法です。
100円で売ったら、その次は101円で売るなど、少しずつ価格をずらしながら同じ方向へエントリーしていきます。
負けてしまったとしても次にチャレンジする時には有利なポジションになっていると予想できる、レンジ相場に適しているロジックです。
ただしトレンド相場になってしまうと、一定方向に価格が大きく動くため損失がかさむ一方です。
チワワはただのナンピンではなく「適応型」ということなので、レンジ相場にもトレンド相場にも対応できると言いたいのでしょう。
そんなうまい話があるわけ・・・と、私はちょっと疑っています(笑)
FX自動売買ツール「チワワ」はどこで売ってるの?
チワワについて紹介されているサイトは複数あり、リンクから販売ページへ飛ぶことができるそうです。
実際のツール販売はLINEで行われています。
紹介サイトをよく見てみると、どうやら身内っぽい・・・?
複数のサイトを同一人物か同業者が運営しているようにも見受けられます。
今のネット社会ではそういうのも結構多いと思いますが、チワワに関しては特に信用できないかも。
どれだけ稼げるとか、勝率についてのホントのところとか、明確になっていない点もあります。
特定商取引法の記載がない!?チワワの危険性
FX自動売買ツールを販売する業者は、「特定商取引法」に定められている重要事項を説明する記載が必要です。
もしチワワを売るのであれば、この記載がないとNGということに。
個人アフィリエイターが作成する記事は記載がない場合もあるのですが、その場合は販売元が後付けで記載してくれるのが普通のようです。
私が見る限り、チワワを紹介して販売ページへのリンクを貼っているサイトにはその記載が・・・どこにも・・・ない(^_^;)
購入希望者には「真剣にFXの勉強する気ある!?」と上から目線のくせに、そういうところはゆるゆるなんですね。
FX自動売買ツール「チワワ」のバックテストデータを検証してみたら
チワワは、FX自動売買システムの有効性を証明するバックテストデータを公開しています。
これを見るととても良いツールに見えますが・・・
実はバックテストデータっていくらでも偽造できるそう(´;ω;`)
例えば過去5年間で一度も負けなし!というデータを提出していても、
次の10年ではずっと負けっぱなし!という場合もあります。
さらに悪質なのは、画像編集ソフトを使ってチャートを動かしちゃうこと♪
公式サイトに出ているからといって、絶対に鵜呑みにしてはいけません。
ではどうやってホントのところを検証したら良いのか。
現在の相場を使い、もし今このFX自動売買システムを稼働したらどうなるかをチェックする「フォワードテスト」というものがあります。
バックテストとフォワードテストが、全然違う結果になる可能性も。
FX自動売買ツールの有効性をバックテストデータで確認する人も多いですが、フォワードテストのデータがあるかについてもチェックしておくと安心でしょう。
FX自動売買ツール「チワワ」は有料です。
EAを提供しているFX会社を選べば、わざわざ信憑性の低いツールを後付けしなくても良いと思います。
私はやっぱり安心して使えるアルーン(Aroon)の方が良いな・・・