||||||| 園芸用殺菌剤「ゾーベック™エニベル™顆粒水和剤」 |||||||
TMが付記された表示は、デュポン、ダウ・アグロサイエンスもしくはパイオニアならびにこれらの関連会社または各所有者の商標です。
アグリ通信.ACERA第53巻通刊603号でも案内した通りゾーベック™エニケード™は製造終了となりました。
通称ゾーベック™剤は混合剤に切替えられ園芸用殺菌剤「ゾーベック™エニベル™顆粒水和剤」が2018年2月に農薬登録を取得し2019年より販売されています。
混合剤は「ゾーベック™エンカンティア™SE」「ゾーベック™エニベル™顆粒水和剤」が販売されています。
「ゾーベック™エニベル™顆粒水和剤」は、有効成分オキサチアピプロリン(通称:ゾーベック™)と有効成分マンゼブの混合剤です。有効成分「マンゼブ」は製品名「ジマンダイセン™」などの有効成分です。
特 長
⚫︎ 2種類の有効成分の働きで、従来の薬剤に対して感受性の低下したべと病菌や疫病菌にも有効です。
⚫︎ 浸透移行性があるため新葉を守ります。
⚫︎ 耐雨性と残効性に優れています。
⚫︎ 病原菌生活環における様々なステージに効果があり、予防効果に優れます。
⚫︎ トマトときゅうりでは収穫前日まで使用可能です。
⚪︎︎ぶどうへ使用する場合、有効成分「マンゼブ」の使用回数が2回以内となっているので使用回数にご注意ください。
有効成分:オキサチアピプロリン(0.6%)
マンゼブ(60.0%)
農林水産省登録:第24256号
性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
規格:667g
殺菌剤分類 FRAC:49(オキサチアピプロリン)
FRAC:M3(マンゼブ)
上手な使い方
⚪︎ 栽培期間の前半に使用してください。防除の序盤に使用することで本剤の特徴である高い効果が発揮され耐性菌発達リスクを下げることが可能です。疫病・べと病の発生が予想される場合に予防的に使用してください。
⚪︎ 7〜10日後には次の疫病・べと病防除剤を散布してください。
適用病害と使用方法
2020年10月現在
使用上の注意
・使用量に合わせて薬液を調製し、使いきってください。
・石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
・ボルドー液との7日以内の近接散布は、薬害を生じるおそれがあるのでさけれてください。
・散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
・使用液量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び使用方法に合わせて調節してください。
・ぶどうで使用する場合、果実肥大期(あずき大)以降の散布においては、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
・散布にあたっては、風向きなどに注意し、薬液が周辺の作物に飛散してかからないように十分注意してください。
・過度の連用をさけ、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。
・空容器は圃場などに放置せず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。洗浄水はタンクに入れてください。
・本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
・耐性菌管理の観点から、育苗期間中は本剤を使用しないでください。