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株式会社アセラ 農薬部

農薬通信 Web版

新規殺ダニ剤:「ダニオーテフロアブル®」‥『アグリ通信.ACERA』第54巻 通刊611

2021-09-15 08:30:00 | 記事

||||||| 新規殺ダニ剤:「ダニオーテフロアブル®」 |||||||

®︎:日本曹逹株式会社の登録商標

新規殺ダニ剤「ダニオーテフロアブル®︎」は日本曹逹株式会社が開発した有効成分アシノナピル:20.0%を含有する製剤で、2019年3月に農薬登録を取得しました。

この有効成分は新規の系統で新規の作用機構と推定されています。

特 長

○新規の作用機構を有する殺ダニ剤で既存剤に対して感受性の低下したハダニ類に優れた効果を示します。

○各種ハダニ類の全ステージに活性を示します。

○気温による効果変動が小さく、安定して高い効果を示します。

○天敵・有用昆虫に影響が少なく、IPM(総合的病害虫・雑草管理)での活用に適しています。

○これまで薬害の発生事例がありません。

 

安心してお使いいただくに当たり

  • 銅剤との混用ができません(近接散布にご注意ください)。

2,000倍希釈液

有効成分:アシノナピル(20.0%)

性状:類白色水和性粘稠懸濁液体

農林水産省登録:第24213号

毒性:;普通物✴︎

✴︎普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

規格:250mℓ

殺ダニスペクトラム

効果・薬害等の注意

  • 使用量に合わせて薬液を調製し、使いきってください。
  • 使用前によく振ってから使用してください。
  • 本剤は銅を含む製剤と混用及び近接散布で防除効果が低下するおそれがあるため、使用の際は次の事項に注意してください。
  • 銅剤との混用はさけてください。
  • 本剤を散布した後に銅剤を使用する場合は、10日以上散布間隔を空けてください。
  • 銅剤を散布した後は本剤の使用をさけてください。
  • 本剤は植物体への浸透移行性がないので、かけ残しのないように葉の裏表に十分に散布してください。
  • ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布むらのないようにていねいに散布してください。
  • ハダニ類は薬剤抵抗性が発達しやすいので、できるだけ年1回の散布とし、作用性の異なる他の薬剤と輪番で使用してください。
  • 適用作物群に属する作物または、その新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意

  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン、長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

保管:直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。


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