||||||| 新規殺虫剤:「ブロフレア®SC」 |||||||
®︎:ブロフレア、テネベナールは三井化学アグロ(株)の登録商標
新規殺虫剤「ブロフレア®︎SC」は三井化学アグロ株式会社が開発した有効成分ブロフラニド:5.0%を含有する製剤で、2020年9月に農薬登録を取得し、2021年3月に上市しました。
この有効成分は新系統の作用機構分類(殺虫剤)IRACコード:30(メタジアミド系)に該当し、速やかな殺虫効果を示す薬剤です。
特 長
○新規作用性:ブロフラニドの作用性は、IRACにより、世界で初めてグループ30に分類。
○チョウ目・ハムシ専門剤:チョウ目とキスジノミハムシの同時防除で、特にアブラナ科野菜に最適。
○速攻的に効く:数時間で作用を発現し、速やかな殺虫効果。
○長期残効性:薬剤は葉面上での長期間の効果。
○雨にも強い:突然の雨でも、効果の持続性。
○抵抗性害虫にも有効:既存剤に抵抗性を獲得したコナガやシロイチモジヨトウにも効果。
有効成分:ブロフラニリド(5.0%)
性状:黄色水和性粘稠懸濁液体
農林水産省登録:第24422号
毒性:普通物✴︎
✴︎普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。
危険物:非該当
製品ボトル内
キャップ
2,000倍希釈液:作物の汚染も気になりません。
使用上の注意事項
- 使用前によく振ってから使用すること。
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
- 本罪を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ること。
- 散布は各散布機種の散布基準に従って実施すること。
- 散布にあたっては、散布機種に適合した散布装置を使用すること。
- 散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
- 散布薬液の飛散によって動植物及び自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
- 使用液量は対象作物の生育段階、栽培形態及び使用方法に合わせて調節すること。
- みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用すること。また、使用後14日間は入水しないこと。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
- ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。無人航空機による散布でそれら
に飛散するおそれがある場合には使用しないこと。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われて
いるかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において
事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法
通常の使用方法ではその該当がない。
水産動植物に有毒な農薬については、その旨
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖地等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意すること。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨
通常の使用方法ではその該当がない。
貯蔵上の注意事項
直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管すること。
三井化学アグロ株式会社「ブロフレアSC」
https://www.mitsui-agro.com/product/tabid/86/pdid/24422/type/1/Default.aspx