音楽の友達

　１月１５日のブログにて宣伝させていただきましたとおり、今日は吹奏楽の演奏会でした。
　朝から会場入りし、午前中にリハ終了。楽屋でサンドイッチを食べているとあっというまに開場時間。
　２時間にわたる演奏会もあっというまに終わってしまいました。
　終演後、高校時代の同期の友達１０人ほどとお茶をしました。
　そして夜は演奏会出場メンバーとともに打ち上げ。おいしいお酒を飲みました。

　音楽は今ではすっかり「聴く専門」になっている私ですが、たまにこうして「演奏する側」になってみるのもよいものです。
　今回は指揮者の横島勝人さんの旧知の仲間が寄り集まっての演奏会。
　横島さんのもとで演奏したい！大好きな仲間と一緒に音楽の素晴らしさをもういちどわかちあいたい！
　そんな仲間が集まった、単発の演奏会でした。なので次回の予定はありません。

　練習は大変でした。とはいってもそれほど熱心に通いつめたわけでもないのですが、仕事との両立もそうですが、練習場所が駅から遠いのと、楽器が重いのとで。そして楽器を吹くという作業はとても体力を消耗します。毎回、練習が終わったあとはぐったりでした（笑）。

　毎回いろんな人の協力をいただきました。「遠いところから重い楽器を持ち歩くのは大変だ」と、練習のたびに友達が車で迎えに来てくれました。今回は本当にいろんな人の車に乗せてもらいました（笑）。
　それでも、今だから言いますが「早く演奏会終わらないかなあ」「出るなんて言わなきゃよかった」と何回も思いました。そしてこのあいだはひったくりにあったこともあり、「演奏会なんて気分ではない」と思ったりしていました。
　でもね、そんな暗い気持ちは全部ふっとんじゃいましたね。
　出演した者が言うのもなんですが・・・本当に本当に素晴らしい演奏会になったと思います。
　ラストの「アルメニアンダンス」を吹いている時はちょっとウルウルしてしまったりして。

　この演奏会に出ないかとお誘いを受けたのは、去年の春。ちょうど顔面麻痺で入院してる時でした。演奏会に出るということは想像以上に体力・精神力を使います。そういう時期にお誘いを受けたこともあり、「ちょっとそんなどころではないよなぁ・・・今回は辞退しよう」と最初は思いました。
　でも親友miyanが「退院したら一緒に考えよう」と待っていてくれました。とりあえず練習を見学に行くことにし、楽器は持って行かない予定でした。
　でも同じ楽器のメンバーが「楽器持ってきてください！また一緒に吹きましょうよ！」とメールをくれました。とりあえず楽器を持っていって練習に参加しましたが、顔面麻痺の治りがイマイチだったせいで楽器に息が吹き込めず、「やっぱり無理かも」と思いました。
　その話を同じ楽器の先輩にしました。「しんどかったら全曲じゃなく吹けそうな曲だけでも一緒に出ようよ。ただ楽しんで吹くこと、それが一番大事だし、これはそういう演奏会なんだよ」と言ってくれました。
　
　演奏会の本番中、考えていました。
　どうして私は今ここにいるのだろう？
　Ａ.リード作曲の「春の猟犬」
　ちょうど２０年前、同じ場所で同じ曲を演奏しました。そしてあの時と同じ顔ぶれが多数。
　私は今この舞台に『居る』のではなく『居させてもらっているんだなあ』と思いました。
「春の猟犬」も「アルメニアンダンス」も古い曲なのに全く色褪せてなんかいないのです。それどころかより輝きを増したように思えました。
　聴きに来てくれた友達たちは「なつかしかった！」と感動してくれましたが、確かになつかしい曲だったのですが、特別にそういう感じは持ちませんでした。
　２０年間、音楽を通じてたくさんの人に出会い、苦楽を共にしました。今現在、私を本当の意味で支え励ましてくれるのは、そういう人たちです。そしてその人たちと共に心を合わせてひとつの曲を演奏する。
　
　古い曲でも色褪せないのは、そういうかけがえのない人たちと心を合わせているということが、まぎれもない、私にとっての『現在』なのだと実感できたからだと思います。

　素敵な仲間が私のそばにいてくれる、今も変わらず。

　素晴らしい時間でした。皆さんありがとう。本当にありがとう！
　音楽って素晴らしいですネ！！！
　いろんなことがあったけど、演奏会に出てよかった。

　******

　打ち上げの時にアンケートを全部読ませていただきました。
　その中に私宛へのメッセージを書いてくださった方がいてびっくり！近藤さんファンの方のようでしたが・・・どなたかなぁ？？？（お会いしたことある方かしら？ゴメンナサイ・・・見当がつかなかったです）
　とても温かいメッセージをありがとうございます。寒い中、足をお運びいただいて本当に感激いたしました！！！演奏会の宣伝はココでさせていただいたものの、まさかまさか本当に来てくださる方がいるなんて
　関西での近藤さんの演奏会は少ないですが、どこかのホールで私を見かけたらお声をかけてくださいね♪今日は本当にありがとうございました！

横島先輩（指揮者）にサインもらいました♪♪♪　　

一夜明けて

　今日は昨日より１時間半ほど早く帰ってきました。
　週末ということもあるのですが、夜は３０分、１時間でもがらりと雰囲気が変わるのですね。今日は明るくて人通りもありました。
　そういえば最近よく警官が立っていたんですよね。私の家の周りではひったくりが多発してるそうです。

　警察に教えられたことは
　暗い道を歩かない、ということは当然のこと、「道のまんなかを歩かない」「時々後ろを振り返りながら歩くこと」でした。
　カバンについては、私は手さげだったのですが、ショルダーやリュックの方がいいのかもしれないけど、でもかえって引きずられて怪我したりする場合もあるのでどちらがいいとは一概に言えないとのこと。

　皆さんもお気をつけください。

　昨日は結局ほとんど眠れず。あっという間の出来事だったけれど、カバンを持っていた右手・腕が痛く、洗いものとか字を書くのが不便です。お茶の入ったマグとかもちょっとツライです。

　持っていかれたときには警察に電話するにも「どーすれば？」って感じでした。
　もぅ全部失った、と感じました。暗い夜道で手ぶら・・・明るい方へ歩いていったら「タクシーの洗車場」があったのでそこで電話を借りました。１１０番に電話をしましたが電話を切る前にすでにパトが来ていたのには驚きました。ケーサツって本当にすぐに来てくれるのね。パトカーに乗って交番に行く途中も無線で「ＯＸ付近で暴行事件発生」等々、間断なく事件が。

　私は日頃お金は持ち歩きません。いい歳をして、しかも働いてるのに「サイフの中身数百円」なんてことはしょっちゅうです。現金を持ってるとつい使ってしまうので、給料を下ろしたらすぐに金融機関に預けてしまうのです。家にお金を置いておくのもイヤなんですよね。なので足りなくなったらまた少しだけ下ろしに行きます。
　前々から書いてるように、ブランド物やアクセサリーなどのカネめのものにも興味がないので持ってなくて、ウチに入ったドロボーはかなり失望すると思います。取られて困るものといえばネコくらいです。しかも雑種、元捨て猫ですので売っても金にはなりませんよ。
　今回、キャッシュカード、通帳、クレジットカードは全て停止しました。
　今日、会社に行くのに生活費の入った財布を持って行きました。それにも数千円しか入っておりません。。。
　金融機関を全てストップさせておいて、一番困っているのは実は我々自身であります。家の中、どこをほじくりだしてもお金がナイ！！
　明日からどうしよー・・・土日だから窓口も閉まってるし。親に借りに行くかなあ。情けない

　昨日の昼に給料を下ろし、家賃支払いと残りのお金の貯金を、と思っていました。でもなぜかいつも振り込んでる家主さんへの振込みができなかったのです。違う銀行でも試してみたけどやっぱりダメで「家主、振込先変えたのかなあ・・・明日電話して聞いてみよう」と。そんなこともあり、貯金用の銀行に行く時間もなくなり、おろしたお金をそのまま持ち歩くことになってしまいました。１ヶ月の収入の５分の４の額でした・・・。

　定期券も２日前に買ったばかり。でも１ヶ月定期なのでまだマシでした。３ヶ月、半年定期を買った方が安くて得なんですが、通勤が遠いため、１ヶ月定期でも３万以上するのです。。。なくしたら怖いのでいつも１ヶ月で買っています。でもまさか本当になくすとは思ってなかったですが。
　
　給料引き出し、家賃振込み、貯金・・・通帳もすべて持ってました。こんなことはめったにないのになぁ。お金を持ち歩くことも。
　
　犯人、今頃大喜びでしょうね。大漁や！って。
　しかし盗んだお金で買い物や飲み食いするってどんな気持ちなんでしょうね。
　きっと幼い頃から不幸な環境で育っているからそんなことをするんでしょうね。
　どんなにお金に困っていても、まともな人間ならば自分でなんとかするだろうし、盗もうなんて気にはならないでしょうよ。
　たかだか一般サラリーマンの１ヶ月分の給料。使おうと思えばあっという間になくなる額です。なくなったらまた盗むのかな。自分の人生や誇りに傷をつけてまで。
　そんな薄汚れた人生送ってるなんて、なんだかかわいそうですね。
　寒くて暗い場所で待ち伏せなんかしなくたって、ちゃんと働けばお金なんていくらでも手に入るのにね。

　ダンナには警察から電話しました。夜中の３時頃にタクシーで駆けつけてくれました。
「これで今年の厄は終わりやろ」
　と言っていました。　　
　　

ご心配をおかけしました

　一家３人無事です。ダンナも寅次郎も元気です。
　昨夜、電車が人身事故で１時間ストップし、帰宅が大幅に遅れました。
　そして夜道でひったくりにあい、カバンごと取られました。
　男はバイクであっという間に逃走、ナンバーを覚えようと思ったのですが見えませんでした。
　怪我はないですが、多少抵抗したのと走ったのとで両手両足が痛いです。
　
　ケータイもカバンの中です。もちろん警察にすぐに連絡をしましたが、もう見つからないでしょう。さきほどの記事をお読みになって、メールをくださっている方がいらっしゃると思います。返事ができずすみません。

　２日前に買ったばかりの定期券、気にいっていたヴィトンの定期入れ、バスの回数券や友達の手作りのケータイストラップ、そして現金。

　お金は仕方ないとして、定期とケータイだけでも返してほしいです。家の鍵も。
　
　昨日会社で「個人情報保護法」の試験に受かり、修了証をもらったのですが、帰り道にケータイやカードや名刺を取られていたのでは・・・全く目もあてられません。

　カバンの中にはピアノレッスンの申込書も入っていて、２月～行くことに決めたのに（今日電話しようと思った）、こんな事態ですので先延ばしにすることにします。

　免許証やクレジットカード、その他もろもろ会員カードの変更手続等、これから面倒くさいことが山積みです。
　化粧品関係も買い揃えなくては。

　とにかく、必要なものがすべてあのカバンの中に入っていました。
　そこらへんに捨てられていないか、今から近所を探索してきます。　
　

・・・・・・

　こんなに真面目に生きているのに、どうしてこんな目にあわなければならないのかわかりません。

　もうすべてがいやになりました。

　とにかく疲れました。

　今日はダンナは泊まりの予定でしたが、急遽帰ってきてくれました。
　それがせめてもの救いです。

　自分のうかつさ、未熟さ、運の悪さ。

　しかしこれでも一生懸命生きているのにな。全てを失い、からっぽになりました。

　寝られそうもないですがそろそろ寝ます。

Ｊリーガーが司法試験に合格

　古いネタですけど、元Ｊリーガーの八十祐治（やそゆうじ）氏が司法試験に合格したというニュースをご存知でしょうか？
　アレ、私の同級生です。中学１年のとき同じクラスでした。実家も目と鼻の先でした。なぜかおばあちゃん同士仲がよく、その影響で母同士もまあまあの関係でしたが、私と八十は同じクラスになったことがあるにもかかわらず、ひとことも口をきいたことはありませんでしたので、友達同士ではありません。
　
　八十は昔から優秀でした。勉強は常にトップクラス、そしてサッカーも上手く、１年の時からレギュラーで全国大会にも行きました（うちの中学はサッカーが強かった）。
　生徒会の役員にも当選し、性格もおっとりとしていて、『デキるのにハデではない』、そんな感じの子でした。そして当然教師たちのウケもよかったです。内申書はカンペキだったに違いありません。中学卒業後には学区で一番の進学校である茨木高校に行きました。

　私はそんな彼が嫌いでしたね、正直。
　勉強もサッカーもトップ、生徒会活動にも尽力し、性格もきわめて穏やか。みんなから愛される・・・
　そこまでカンペキな人間って、なんだかウソっぽくてうさんくさくて気味が悪かったのです。

　そして優秀な八十は神戸大学へ行き、ガンバ大阪へ入団。
　が、彼もここへきて初めて人生の挫折を味わったらしく、選手としてはイマイチ目立たず、５年間で３チームから戦力外通告を受け続けたそうです。
　そして会社勤めをしながら奥さん子供を養いながら司法試験にチャレンジ。合格前数ヶ月間は仕事を辞めて実家に戻って勉強に専念していたそうです。法学部卒でもないのに４回目で合格したそうです。
　奥さんものんきな人で「ダンナが無職になっても私が働きに出たらいいかなー」と思っていたそうです。普通の女が（しかも一旦家庭に入った）が、亭主と子供双方を養っていけるほどの高給な職につけるわけがないと思うのですがね。

　ま、とにかく受かってよかったわい。
　依然として私は彼がうさんくさくてしょうがなく、好きではないが、

「アンタ！八十を見習え！！」

　と、ついダンナの前で八十を絶賛してしまいました。