総合学習室アビリティ塾長の徒然日記

アビリティの塾長日記。
アビリティは、福島市、仙台市にて、学習塾・進学塾・幼児教室を展開しています。

大学生就職事情

2011年10月18日 | 高校部
 昨日は、お世話になっている、採用・人材コンサルティング会社の謝恩祭にお招き頂き、日帰りで東京に行ってきました。

 会場には、
 リクルートの「リクナビ」と並ぶ就職情報サイトを運営する株式会社マイナビの常務が来ていて、話を伺いました。

 そこで、特に印象に残っているのは、
 「かつてないほどの、危機感を感じている」との話。

 その内容は、こうです。

 新卒採用率が、この春、過去最低だった。
 原因は、不況というより、
 日本全体の新卒の価値が相対的に下がっているから、と実感している。
 つまり、企業は採用したくても、採用したい学生がいないと。
 それが証拠に、新卒採用の不調を尻目に、中途市場はかつてないほど活性化しているそう。
 いわば、完全に学生の質が劣化しているという質の問題。
 その質の低下は、日本の教育そのものに起因すると・・・。


 結果、多くの就職できない学生と、内定が集中する一部の学生という二極化が進んでいます。

 ご指摘は、学生就職最前線に携わっているからこその、まさに的を射た分析だと感じます。


 これは、由々しき問題です。


 これまでの価値観を相も変わらず引きずった、
 定期テストの点だけ取ればいいという目先の指導、
 入試のためだけの入れば終わりの目先の指導
 偏差値こそすべての物差しという指導に終始することなく、

 「志と学力を備えた『人財』の育成」に、
 学習塾も本気で取り組んでいくべき時代だと
 決意を新たに帰って参りました。


 でも、そういった視点でうちの高3生達の顔ぶれを見渡してみると・・・
 就職時にこそ、強みを発揮できそうな個性に溢れ、
 もちろん学力も、
 そして現状に満足しない高い志を持った子たちばかりで、
 なかなかじゃないか!

 と胸を張れる子たちばかり

 心から自信を持って送り出せる子たちばかりです。


 とにかく、
 「自分の頃とは、時代も仕組みも全く違っているので・・・子どもに任せるしか・・・」という
 親御さんも多いことかと思います。

 そこで、一度、お子さん、そして親御さん達のために、
 しっかりとキャリア育成に繋がる進学の在り方について、
 就職事情も十分に踏まえた情報提供の場をと、考えております。
 その際は、ぜひご参加下さい。