世田谷区あべ力也のひとり言

世田谷区あべ力也が日常生活の中で感じたことを、政治的な内容にこだわらず多岐にわたり感想を述べる本音の呟き。

世田谷区内を通る #私鉄電車内での犯罪 から区民利用者を守る安全対策について保坂区長に問う

2022-11-25 20:47:00 | Weblog
世田谷区内を通る #私鉄電車内での犯罪 から区民利用者を守る安全対策について


世田谷区内を通る私鉄電車内での犯罪から #区民利用者を守る #安全対策 についてです。
#小田急線、#京王線 等列車内において相次いで発生した刃物等を使用した #無差別凶悪事件 は、区民の安心安全な暮らしに大きな不安を与えるものであり、事件発生後、#国土交通省 から各 #鉄道事業者 に対し、安全対策の見直しに関する指示が出されたと聞きますが、自治体としてできる再発防止に向けた具体の対策の検討状況について伺います。

菅井危機管理部長
私からは二点について御答弁申し上げます。
初めに、#公共交通機関 における #安全対策 についてです。
電車内において相次いで発生した凶悪事件は、区民の安全安心な暮らしに大きな不安を与えるものであり、これを受け、#警視庁 と都内各 #公共交通機関 が連携して、#駅、車両内等の警戒を実施しているところです。
また、昨日、十一月三十日には、#警察及び #東急電鉄株式会社 が合同で、#東急田園都市線 #二子玉川駅 と #三軒茶屋駅 にて、車両内における凶悪事件発生を想定した #実践訓練 を実施し、区もこれに参加いたしました。訓練は、犯行の抑止や区民の安心感の提供にもつながり、現場において、区、警察、事業者と実践的な連携体制の再確認、区が関与できる安全対策の検討もなされました。
今後も、警察、公共機関等と連携し、緊急連絡体制の再構築、#一時避難場所 の確保、各種合同訓練を実施するとともに、事案発生時には安全安心パトロールカーや #防犯情報メール、 #ツイッター 等、あらゆる広報ツールを活用した区民への情報提供、注意喚起、被害拡大防止を優先的に実施し、区民の安全で安心な暮らしを守る #危機管理体制の強化 に取り組んでまいります。

それぞれ御回答いただきましてありがとうございました。また、引き続き要望しているものに関しては、計画をまた伺ってまいりたいと思います。
一点再質問させていただきますけれども、世田谷区内を通る私鉄電車内での犯罪から区民利用者を守る安全対策はもちろん重要なことですが、そうした対策で再発を完全に防げるわけではありません。
東京新聞でも、法務省法務総合研究所の報告、無差別殺傷事犯に関する研究によると、犯人には幾つかの顕著な傾向がある。収入面でも不安定な状況があり、交友や交際関係が乏しい。恵まれない生活の中で、社会に絶望や憎しみを抱いている人物が多い。社会を攻撃したい犯人の存在は憎んでみても消えない。社会的な病理であり、どうしたら減らせるのかという議論を重ねることが大切だとしておりますが、こうした事件を起こした犯人の傾向から、やり直しができにくい現代社会において、自治体の長としてどのような議論が必要か、今後、こうした犯罪の再発防止に向けて何に取り組むべきか、区長の見解を求めておきます。

保坂区長
あべ議員の再質問にお答えをいたします。
八月に小田急線の車内で、十月に京王線の車内で、相次いで公共交通機関において無差別死傷事件が発生いたしました。乗り合わせた車内で被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、早期の御回復を心からお祈りするところでございます。
議員より無差別殺傷事犯の傾向に関する研究報告を御紹介いただきました。防犯上の対策をさらに充実させることはもちろん必要ですが、直接の監視体制強化やチェックというだけでは、この類型の犯罪が完全に根絶できないんではないかという観点だと思います。自暴自棄に陥り、間接自殺、あるいは拡大自殺とも言われる、他者を巻き込んで、目的は死刑になることだ、こういった犯罪、あるいは一切の社会的関係に絶望して、刑務所にエンドレスで逃避したい、こういう動機、いわばここに陥らない地域社会の実現はいかにあるべきかということだと思います。
こういった大変悲惨な犯行を起こす前に、人間関係を緩やかに回復できる機会があったのかどうか、あるのかどうか、これが問題だと思います。自ら傷ついて自己否定感の強い方が競争的環境ではなく、それぞれの状況に合わせた居場所や、やり直しのできる福祉的な環境が必要だと考えます。区では、ひきこもり支援や農福連携等、若者を中心とした幅広い支援も行っていますが、広い意味で社会の中にそういう柔らかい構造、一旦失敗をして孤立をした方を再びその傷を癒して、社会に少しずつコミットメントできるような仕組みが必要だと。あえて言えば、社会から突き放された絶望から生じる自爆的犯罪を抑止するために、人生においてUターンや途中下車も可能な仕組みを地域でいかにつくれるか、こういった重い課題をいただいたと考えています。
ありがとうございました。区長が言われるような仕組みを世田谷区としてつくっていけるように要望いたしまして、私の質問を終わります。

#あべ力也 #あべ力也世田谷区議会議員 #世田谷区
#電車内凶悪犯罪抑止