京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

阪急宝塚線の10分間隔のダイヤと先着普通

2009-03-03 | 阪急電鉄
 阪急宝塚線のダイヤは、10分間隔に梅田~宝塚間の急行と、梅田~雲雀丘花屋敷間の普通が1本ずつという時間帯が多い。
 普通は全区間先着し、待避はしない。



 普通を先着させることのメリットとして、次の3つが思い浮かぶ。
 ・待避がないので、普通の所要時間が短い
 ・宝塚行きへの連絡がよい~普通の終着駅から宝塚行きへの(上りは逆)接続時間が短い。
 ・急行と普通の両方が使える~梅田・十三~豊中・雲雀丘花屋敷方面は、先着列車として普通も使える。普通は、豊中以遠でも混雑していることが多い。


 デメリットとしては、普通を逃がす関係で急行の所要時間が長くなる、豊中~雲雀丘花屋敷間の間隔が不揃いになっていることなどが挙げられる。だが、私はメリットの方が大きいと思う。


 また、豊中や池田、川西能勢口で切るのも考えられるが、次の4つの理由から、これも雲雀丘花屋敷まで引き延ばすのが妥当と思う。
 ・利用客数の多い川西能勢口方面まで直通できる
 ・急行の負担が少しでも軽くなる
 ・川西能勢口の3号線からの発車がやりやすい
 ・車庫が側にあるので、異常時に対処しやすい


 長時間採用されるダイヤであるのも肯ける。
 だが、このダイヤが適さないと思われる時間帯も、ないわけではない。続きは、次回に。


 ※急行の所要時間が長くなることについて、上りの対処法としては、発車時間を1分弱後ろ倒しにする、もしくは梅田駅の運用を上り普通→下り急行、上り急行→下り普通にすることが考えられる。ただ、後者は運用の複雑化を招き、非現実的か。