京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

阪急電鉄、優先座席の見直し

2007-10-31 | 阪急電鉄
 10月29日から、阪急電鉄はこれまでの全席優先座席を見直し、一部の座席のみを優先座席としている。
 全席優先座席は、いまいち利用者に浸透しなかった感がある。優先座席の存在自体忘れていた、という声さえ聞く。
 結局、全ての文章に線を引くようなもので、影が薄れてしまい、成功しなかったのではないか。目立たせるには、その線を一部にするのがよい。優先座席の見直しは、賛成だ。
 ただし、成功しなかったのは、全席優先座席の趣旨を実行できなかった、我々乗客にも責任はある。これまでの電鉄の対応ばかり不満がるのは、筋違いだと思う。


 優先座席を示す新しいステッカーは、濃紺をベースにされている。窓の外や窓以外にも貼られており、分かりやすかったと思う。
 数の多さは全席優先座席がうまくいかなかったことへの電鉄の皮肉かと、一瞬思ってしまった私だが、うがちすぎだ。優先座席の色が異なっていない点を、カバーするためだろう。
 始まったばかりで何ともいえないが、より座席を必要としている人が座れる機会が増え、うまくいって欲しいと思っている。


500系の東海道からの引退&0系の引退~新幹線

2007-10-23 | JR(大阪近郊以外)
 500系を好む人は少なからずいただけに、残念である。500系の先輩格の300系より引退が先ということは、500系が異色の存在であった(指定席数も違う)ことと関係しているだろう。
 山陽新幹線のこだまについては、4両編成や6両編成がほとんどのそれを8両編成(ひかりレールスター車両もこだまになる見通しらしい)にすると、供給過剰にならないかどうか、少々疑問である。
 0系も引退が近づいているそうで、月並みながら、時代の流れで致し方ないということであろう。0系の活躍の長さを改めて思わされた。


山陽新幹線と九州新幹線の直通運転実施へ

2007-10-23 | JR(大阪近郊以外)
 JR西日本によれば、2011年春から、新大阪~鹿児島中央間で、新幹線の直通運転の実施を決定し、山陽新幹線と九州新幹線で両用できる車両を製造する。


 鹿児島から博多まででも直通は魅力的だし、大阪も含め、山陽新幹線の沿線には大都市が点在していて、効果はさらに期待できそうだ。
 ただし、16両編成の東海道新幹線と8両編成の直通では、輸送力が違うので、東京までの直通は見送られたそうだ。
 私は、この判断は極めて妥当だと思う。直通列車の停車駅や既存車両の動向に、私は注目している。


 利用客にとってより望ましいのは、東京までの直通だろう。博多で8両増結できれば(東北新幹線がモデル)、絶対無理というわけではあるまい。名古屋までなら、8両編成でもクリアしそうだ。
 しかし、直通が3社にまたがり、実現へのハードルは高い。また、首都圏~熊本・鹿児島方面は、新幹線は航空に対して分が悪く、需要の問題もある。大阪までで充分だろう。
 もっとも、将来的な実現を、完全には諦めないで欲しいとは思う。


 3月程前の東海道・山陽新幹線のN700系営業運転開始や、東北新幹線の高速運転車両製造の決定などと合わせて、新幹線が大きく変わろうとしている印象だ。

祝!阪急創立100周年・ほか

2007-10-20 | 阪急電鉄
●阪急創立100周年(2007年10月19日)

 電鉄や百貨店などの利用客として改めて阪急に感謝し、おめでとうございますと言いたい。


●コトクロス阪急河原町が四条河原町にオープン(10月19日)

 この日にしたのは、100周年にちなんでのことだろう。
 河原町駅の東改札口と直結している地階からは、エスカレーターがない(エレベーターが1基)のがちょっぴり不満ながら、駅との近さは大きな魅力だ。
 ブックファースト京都店が、1年半ぶりに復活したのは喜ばしい。


●阪急阪神HD、神戸高速株取得の見通し

 阪急と阪神が経営統合してから、1年余り。阪急西宮北口~阪神西宮間で、阪急バスと阪神バスの相互乗り入れを開始したこと、一部の乗車券が阪急、阪神両方で使用可能になったこと、STACIAカードデビューなどが、その間の交通の面での成果として挙げられる。

 これらは小さいことではないが、このニュースは、いよいよ動きが本格化したことを思わされた。
 注目は、やはり神戸高速鉄道区間の料金体系の変化であろう。