京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

川西能勢口~嵐山間直通臨時列車

2009-05-01 | 阪急電鉄
 4月13~15日、川西能勢口~嵐山間の直通列車が運転された。停車駅は、川西能勢口と桂~嵐山間の各駅。梅田駅6号線で折り返す。詳しくは、ここを参照。
 私は、15日に乗車できた。


 担当は、去年秋の西宮北口~嵐山間の直通列車と同じく、7017Fの6連編成。ヘッドマークとステッカーを掲出された。
 列車に乗り込み、発車を待っていると、駅員からどこから来たのかを尋ねられた。そして、嵐山のガイドが入ったクリアファイルとウェットチッシュをもらった。車内でのアンケート調査は、今回はなかった。


 主な駅のおおよその通過時間を記す。ただし、京都線内の通過時刻は、去年の直通列車の記録からである。

 上りは、川西能勢口発10:08、石橋13、豊中18、曽根21&26(急行を待避)、十三33、梅田発37、梅田発43、十三(5号線)49、淡路54、茨木市11:05(普通が待避)、高槻市09(準急が待避)、長岡天神18、桂着11:25、嵐山着11:33。
 下りは、嵐山発15:51、桂発16:00、長岡天神10、高槻市21、茨木市25(準急が待避)、淡路35(千里線上り普通到着より先)、十三(6号線)42(信号待ちあり、宝塚線上り急行発車より先)、梅田着46、梅田発56、十三59、曽根17:07&11(急行を待避)、豊中14、石橋19、川西能勢口着17:25。


 乗車した感想は去年と同様で、ノロノロ運転にイライラしたこともあったが、乗り換えの面倒がないのと、停車の際の騒々しさによるストレスがなかった。
 一方、混雑は去年と対照的で、ガラガラであった。川西能勢口~桂間は、上下線とも1両あたり10人前後で、6両合計で100人程度。


 空いていた理由として考えられるのは、まず、さくらが散りかけていたこと。さくらの満開の時期を早くから予測するのは難しいが、結果的に空振り気味になってしまった。もみじの時期と比べ、さくらの時期は需要が小さいこともある。運転されたのが土休日ではなかったことも挙げられる。
 そして、停車駅数。川西能勢口~桂間無停車は、混雑させないようにするためと私は推測していたが、こんなに空くとは予想外であった。追加の停車駅は、池田、石橋、豊中等が候補である。
 なお、宝塚発にするのも考えられるが、この時間帯は3号線の今津線と4号線の宝塚線の対面接続をしている関係で、実現は難しい。


 空いていたが、効果がなかったかどうかは一考の余地がある。
 実際にこの列車の利用客が少なかったので、直接効果は小さかったといわざるを得ない。
 だが、間接効果はどうだろうか。例えば、嵐山への直通列車により、嵐山を宣伝できる機会ができ、利用促進につながっただろう。また、撮影者が数多くいたが、無料で駅構内に入れるわけではない。
 間接効果は、意外に大きいのではないかと思う。直接効果としては、改善の余地があるだろう。