京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

「地下鉄の父・早川徳次」

2008-01-26 | 鉄道の話題
 先日、「その時歴史が動いた」というテレビ番組で、「都会の地下に夢をもとめて~地下鉄の父・早川徳次~」というタイトルの放映があった。
 事業家の早川徳次(のりつぐ)が、当時満員の路面電車が行き交っていた東京に地下鉄の建設を決意し、開業を実現させる(1927年)までの経緯とその後の展開を、彼の様々なエピソードや考え方に触れながら、分かりやすく解説された。幻の新橋駅についても触れられている。


 色々思うことがあったが、私が最も印象に残ったのは、独自の交通調査をするといったことなどから伺える現場主義と、利用客数増加を見越してホームを長く造ったことなどから解る、将来を見据えた先見性である。彼は、まもなく東京がクモの巣のように地下鉄で張り巡らされることを、予測していたそうだ。