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シロガネの草子

『夏は来ぬ』(夏が来た)と、幸せの青い鳥は米国のK氏の元には来ない


門井掬水 『朝顔』
しばらくブログを更新しておりませんでした。新しいカメラアプリで図録から新たに写真を撮ったり取り直したり、又暑さに気を取られて、すっかり怠けてしまいまして・・・・。しかし、ムシムシする暑さもシロガネの住む所は一応の落ち着きました。雨がこれからは多く降るという予報です。暑さは落ち着いても、コロナの勢いは一向に収まりません。

過去最高という人数が日々更新されておりまして、どうなるのだろうかと不安に思います。シロガネの住む地方は田舎町ですので、慌てるふためく状況ではありませんが、医療の逼迫した状況がニュースで伝えられますと、万一、感染してしまったら、どうなるのだろうかと、リアルに色々と考えてしまいます。


オリンピックも何だかんだと言われながらも、無事に終わりました。亡命者は出ても熱中症等の暑さでの死者を出さなかったのは、幸いな事でした。しかし着物プロジェクトのゴタゴタや珍妙な装いを見ますと、気が滅入ってしまいました。

あの珍妙な洋服のことは、シロガネの会社でも話題になっておりまして、シロガネが日々働く工場でも相当な非難が出ておりました。YouTuberでも呉服屋さんがあの衣装のことで、怒ってました。

ましてや伊調馨さんの涼やかな振袖(夏物ではありません)の華やかさと、存在感を見れば、着物に携わる人たちや作る側の人たちは誰でもあの忍者はっとりくん擬きのヘンテコな衣装と比較して文句を言いたくなるものです。

伊調馨さんの水色の紋付のお振袖姿。自前の振袖です。こういう晴れましてや、自国で開催されたオリンピックで栄えあるメダルの授与式には自国の民族衣装に勝る衣装は有りません。それこそ最高のお・も・て・な・しと言えるのではないでしょうか?


帯は国民栄誉賞を受賞された時に贈られた、西陣の帯との事です。失礼して拡大を・・・・


矢張、絽とかではありません。透けて無いですから。縮緬(ちりめん)でしょう。夏物の縮緬で『光えつ』という生地があるのですが、あの生地は凹凸がハッキリと出ておりますから、矢張拡大をして見ると違いがハッキリとします。

閉幕式での小池百合子女史の色留姿。


気合いのこもった女史の色留です。こちらは夏物です。多分絽でしょう。豪華な色留です。シロガネといつも一緒に働いている女の人が女史と同世代なのですが、百合子女史の締めておられる帯はあの留袖と合わないと言っておりました。( -_・)?そうでしょうか??シロガネには分かりませんが、日々着物(反物)を見て目が肥えている人にはそうなのかな・・・・と思いました。


閉会で、宝塚の人達が緑色の袴に色とりどりの小振袖姿で『君が代』を歌う姿は歌声共に美しかったです。


日本では夏物の着物何て、幾らでもあります。明石や上布や絽や紗などの織物等々、藤井聡太棋士の夏に入ってからの着物姿、羽織袴は全部夏物です。


能舞台での羽織袴姿。格調高い装いです。


夏物です。



袴も夏物です。以前テレビで紹介されていましたが、紗のようです。そして袴は真ん中が割れていないスカートタイプの行灯袴です。


聡太棋士や相手の棋手の装いを見るのも、興味深いです。










余り男物の着物はテレビで取り上げられるのは無いですので。藤井棋士の着物姿は芥川龍之介のようだという人もいるようですが、さもありなん。


鏑木清方 『すず船』


『夏は来ぬ』という歌が有ります。夏が来たという意味です。万葉集の研究者で歌人として名高く、そして柳原白蓮の歌の先生であった、佐々木信綱が明治時代に万葉集の歌を元作詞した唱歌です。


シロガネ世代は音楽の時代で習った覚えはありませんが、このとても有名な歌でしたので、ご存知の方も多いかと思います。


格調高い美しい言葉で作られた歌です。

池田蕉園 『ほたる』


シロガネが『夏は来ぬ』を初めて知ったのはNHKで、原爆を扱った『夏服の少女たち』で、女学生達が『夏は来ぬ』を歌っていた場面でした。善いメロディーだな・・・・と思ってずっと印象に残っておりました。

それから幾年もたちまして、YouTuberで、その歌を聴くことが出来ました。

(滝廉太郎の『花』とか『古城の月』とか『箱根八里』や『朧月夜』等は習った覚えは有りますけど。滝廉太郎は名曲を残しながらも23歳で結核で亡くなりましたが、作家の樋口一葉も24歳で同じく結核で短い人生を閉じたのでした。それぞれ後世に残る名作を遺して・・・・)

オリンピックの時に、こういう歌こそ唄えば良かったのです。宝塚の皆さんは『君が代』の後に『花』(『花は咲く』の方ではありません)を唄えば、全国の中学生は大喜びだったでしょう。



門井掬水


テストに出ると言いますし。ましてや隅田川のある東京五輪なら、尚更です。


益田玉城 『現代隅田川風景』


復興五輪ということなら、大竹しのぶさんは『りんごの唄』を唄えば良かったのです。元夫も一緒に(=^ェ^=)。


あの時代の人達は『りんごの唄』で戦後を乗り切ったのです。金さん銀さんの愛唱歌だったそうです。



『りんごの唄』の並木路子さんが、阪神の震災の後慰問に行かれた際、被災者の人達の前で『りんごの唄』を歌って、凄く喜ばれたということです。

本当に課題も多い五輪でした。パラリンピックの時はどんな風になるのでしょうか??

大林千萬樹 『鈴虫』
それぞれ夏が来ている世の中なのですが、皇室には夏も来なければ、春だって来ていたいような有り様です。


何だかやたらと両陛下を爆上げする内容の記事が出たり動画が上がっていますが、それらを見ますと昨今流行りの“なろう系„の主人公たちみたいです。


「さすがはお兄さまです」



「さすがマサツグ様」とかいう類いです。ええ本当に・・・・何にもしていないのに、これでもかと持ち上げられる、主人公と同類デス。



夏に御弱い皇后様が御欠席遊ばされれば、女性誌に“毅然たるご欠席„という名のタイトルが出ました。それを見てシロガネは吹き出しそうになりました。


栗原玉葉
シロガネが皇后様だったら、恥ずかしさの余り、顔から火が出て卒倒してしまったでしょう!!


20年余年前の香淳皇后のご大喪の儀の時にも夏バテでご欠席されたのは今でも語り草となっております。時代は移り変わるものです。重要な時にはご欠席が許されるのですから。しかも称賛付きで・・・・。外務省で働いていたお方とは、思えません。

外国へ行けないことを公の場で吐露されていましたが・・・・


裏道お兄さん
「良い子のみんなは・・・・何かに固執しないとポリシーすら貫けないような腰抜けになってはいけないよ❗」



「誰かと張り合うことだけを目標としてしまったらその誰か以上の所へは行けないからね」

眞子内親王も同じデスネ!!


只野詩野・・・・歌のお姉さん
「はぁ~~~」

ナレーション
「・・・・売れないお笑い芸人の彼氏とは同棲6年目に突入であ~~る」

(姫宮も当時から、キチンとした収入のある就職にも付いていなかったK氏と婚約内定されてはや・・・・6年目でしょうか?)


歌のお姉さん
「結婚したい」

「結婚するの!」by姫宮様

昨夜どんな夢を見たかを語る、歌のお姉さん。


歌のお姉さん
「ウェディングドレス・・・・選んでいました・・・・」


「お色直しの真っ赤なドレスを・・・・」


姫宮
「私の場合は、真っ白なローブ・デコルテ姿や真っ赤な小袿をお召しになられた・・・絢子様の姿を良く夢に見るの・・・・」

(もう姫宮は・・・・ゴリ押し状態で米国のK氏の元に・・・・)


裏道お兄さん。この時はうら蓑(みの)君
「自分の進む道は自分で選んでいいんだからね!」


「でも・・・・周りの人間は最後まで付き合ってはくれないよ」


「努力も苦悩も、誰も抱えられないし・・・・」


「最後は皆等しく・・・・独りだからね・・・」

ご両親殿下が幼い時から姫宮にそう教え諭して、いらっしゃれば!!あああーーー!!!今日(こんにち)の醜悪な有り様にはならなかったかもしれません!!

『自由な選択』という名の逃れられない『現実』をもっとしっかり教えていらっしゃればーーー皇族に自由な選択などない・・・・と。


栗原玉葉 『(八百屋)お七』



歌のお姉さん
「な~~んでこんなに結婚にこだわるかって?『何で結婚しないの~~』って聞かれ続けるのが苦痛になってきたから・・・・」

(姫宮の場合は“どうして結婚出来ないのか分かっていらっしゃいますか?„ですが・・・・)

「わっわたしだって、20代の頃は結婚なんかにこだわるつまんない、アラサー女なんてなるつもりはなかったわよ。でもなんでだろう・・・・分かんないけど、勝手になってゆくの・・・・若い頃軽蔑していた、誰かと同じになってゆくの」

「理想の自分とか、シチュエーション通り出来なくて、“普通„に呑み込まれて押し付けられる、“当たり前„に抗う力も残っていないし」


「とにかく!生きづらいよーー!!」


「姫宮様・・・・そんなにご結婚にこだわっていろいろと、お悩みになる必要はありませんわ🎵」


「四十路に成れば、そんなに周囲から喧しく言われる事はありませんわ🎵ご一緒に独り身を通して、お互いに支え合いながら、皇室を守って参りましょう!!」by彬子女王殿下


「馴れ合ったり孤独を恐れながら高みを目指すことは出来ないって覚えておこうね!」


“人は皆、幸せ探す旅人„なのですが、姫宮は全てを棄てて米国のK氏の元に行かれて幸福になられようとされても、“幸せの青い小鳥„はK氏の元では見付けられません。


池田輝方 『お夏狂乱』


「こんなはずじゃなかった」と悔やまれても後の祭りです。


以上、それだけは書き記しておきます。


鏑木清方 『朝妻舟』



・・・・・皇后様は其のまま皇室にお上がりになられずに、外務省におられても大した働きもせずに、其のまま埋もれるか、セレブな男性と一緒になられるか、どちらかな人生を歩まれたのではないでしょうか?


裏道お兄さん
「こんなことは自分がやりたい事じゃない。特に何もやりたい事のない人間が最も良く言う言葉だよ・・・・」


当時の浩宮殿下に早くから見初められて、結果としては御本人的に、良かったのだと現在の皇后様を拝見すると、本当にそうシロガネは思います。


まるでお伽噺のように・・・・


「外務省にいたお姫様は素敵な皇子様に見初められて、それからは何時までも何時までも幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」


松浦舞雪 『桜美人』


御幸せなお方様であらしゃいますよ。


美しい漫画まで描いて頂いて、有難いことですね。
まるで、フランツ・ヴィンターハルターの絵画のようです。


ヴィンターハルターが描いたメキシコ皇后のカルロータ(シャルロッテのメキシコ語読み)陛下。



カルロータ皇后の実際のお写真。この方の人生に興味をお持ちでしたら、是非お調べ下さい。


同じくウィダーハンターが描いた幼い時のシャルロッテ王女。皇后様とは因縁あさからぬ、ベルギー王国の王女様でした。


別の画家が描いたカルロータ皇后様。


写真と比べてもかなり実像に近いのが良く分かります。

・・・・でもそうは言っても皇后様だって様々な事に対しての言い分があるはずです。

◆ワールド・トリガー◆

香取隊隊長の香取葉子とその隊員の若村鹿朗との遣り取りからです。
カトリンの言い分が最も現しているかと思います。


若村鹿朗
「いい加減にしろよ・・・・葉子。ちょと負けた位で毎度毎
度・・・・」


香取葉子
「はぁ?毎度って何よ?」



苦労人・・・・鹿朗
「ちょっと躓く度にやることをコロコロと変えやがって」


皆大好きな“カトリン„
「私よりガンナーランク下の人に説教されたくないんだけど」


鹿朗
「なっ!なんだと・・・・」


カトリン
「上級者の壁ってもんがあんのよ。マスターになった人間には理解出来ないだろうけど」



鹿朗
「そうだよ!!お前がたった半年で、上がったマスタークラスに、2年かけて腕磨いて、犬飼先輩に、射撃習っても届かねーのが、俺の実力だよ!!」


鹿朗
「けど、お前は違うだろうが、訓練せずにここまでやれるお前が何で本気で、やらねーんだ!」



鹿朗
「毎回毎回実力を出せねー理由ばっかり探しやがって」


鹿朗
「上級者の壁だと!一片でも、壁にぶち遭ってから言いやがれ!!」


「・・・・」



「ふーー」



「かーーん」(スマホを投げ付けるカトリン)



カトリン
「な~~に熱くなってるの、だっさ」


(カトリンのこの、ふんわりクッション超欲しいです)

“上級者の壁„にぶち当たったママそれを今日まで乗り越えられず、ズルズルと来てしまわれました。


裏道お兄さん
「(朝)起きるのがしんどいだからといって、スムーズ機能を使えば使うほど、余計しんどくなるように、煩わしさは、増幅してゆくものだからね」

「早めに弾みを付けて、対処すれば楽なことだってあるんだよ!!」

皇后陛下のそもそもの“事„の始まりは、朝キチンと起きるという習慣を身に付けなかった・・・・事であると思います。


池田蕉園 『なつ蒼夜』


イロイロとやらかして仕舞われた、皇后様のそのせいで現在で、皇室で無くしてしまったものが有ります・・・・・。


裏道お兄さん
「良い子のみんなにあって、大人にないものって、な~~んだ!!」

~国民から見て、今の皇室にないもって何でしょう?~


「自由・・・・」


「心・・・・」


「希望・・・・」


「正解だよ・・・・・」


千春 『鬼ごっこ』




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コメント一覧

るりからくさ
こんにちは。
「夏は来ぬ」は小学校4年の時に習い、今も好きな歌です。
宝塚の方々の「君が代」は、とても美しかったですね。
伊調馨さんの振袖は、涼しげな落ち着いた色調で、着こなし方も美しく、まさに「おもてなし」にふさわしく思われました。
また、最後の「星めぐりの歌」は岩手出身の宮沢賢治の作詞作曲で、アニメ「銀河鉄道の夜」の中でも使われています。
私は20歳のころに買った賢治の詩集、童話集を持っていて、その中に楽譜も載っていて。
でも、特に賢治に関心のない方や、外国の方々には意味が分からなかったでしょうね。
マグノリア
おはようございます。
シロガネさん、閉会式のお着物を取り上げていただきありがとうございます。
私はお着物に関しては大変知識不足ですので、とても勉強になりました。
伊調馨さん、小池都知事のお着物、宝塚の方々の小振袖姿に目を楽しませていただきました。
そうですね、日本は昔から四季のある国、当然夏物のお着物もありますよね。

また、男物のお召し物についても勉強になりました。
スカートタイプの袴、初めて知りました。
藤井棋士は見事に着こなしていますね。
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