皇后陛下が、日本赤十字大会に二年数ヶ月ぶりにお出ましに成られました。それに関して、週刊誌では、誉め称える内容が事前に書かれていました。さぞやプレッシャーであったでしょうが、ご立派にお勤めを果されました。
これも皇后陛下の深い愛の行動で有ります。
何時ものようにそれを絶賛するコメントはわんさかネットに載るでしょう。
何時ものことです。
日本では“愛の着席„
北朝鮮では“愛の不死薬„
韓国では“愛の不時着„
・・・・です。
壇上でどのようなお気持ちでいらしたでしょう?赤十字という役割をキチンと理解されて、その会員や活動をされる人たちを労り励ましのお言葉を掛けるというのは、皇后の大切なお勤めです。
昭和21年、赤十字総会で香淳皇后の御言葉。
「・・・・夫を失い子を失った人たちの悲しみと悩みは十分察する事が出来ます。どうしたならば、そういう人達の心の内を、少しでも・・・・(聞き取れず)出来るでしょうかと、日々心を痛めております」
昭和22年赤十字名誉総裁に御就任された香淳皇后の御言葉
「今後日本人がひろくこの赤十字精神を持つことによって、世界の人々に幸福と喜びを与え、また、その人々の敬愛を受ける出来るようになると固く信じております・・・・今後も引き続き皆さんが、我が赤十字の活動をおたすけ下さるよう希望します」
香淳皇后のお声は凜として玉のようなお声と言われました。
今回も体調に配慮されて、皇后陛下のお言葉はなかったようです。お言葉を発するのが、難しければ、手話という手段もあったでしょう。壇上でそういう表現も出きるのだと、体を張って新しい道を突き進んでも良いのでしょうけど、何事も限界というのが有りますから、致し方のないことです。
でもそんな所が、
天皇陛下には、いと愛らしくお見えになられて御寵愛を受けられる秘訣なのかも知れません。周囲の女性皇族とは全然違いますから。新鮮に見えられるのでしょう。
しかし苦手な事を克服される為には、皇嗣妃殿下から手話を佳子内親王殿下にダンスを習われて、人前で表現出来るという術を身に付けられれば、きっと新しい✨時代の皇后というのを体現出来るかも知れません。
佳子内親王殿下は、ご自分のなさりたい事を我慢なさって、一生懸命公務に励まれていらっしゃるのです。
佳子内親王殿下
「もう好きなダンス💃が出来ない・・・・心の奥に閉じ込めて公務に励まなくては・・・・」
妃殿下
「佳子ちゃんの目から涙が・・・・!佳子・・・・!」
皇后陛下は東宮妃の頃から自分に関心を持つことは出来ても、関心のないことは出来ない、避け続けるという傾向がありました。外務省とは万事勝手の違う、皇室に上がられて、余りに自分の出来ない事が多くて、悔しい思いもされたでしょう。
演じるという事が出来ず、何時も紀子妃殿下と比べられてさぞや腹が立つ日々であったでしょう。
妃殿下という役割に同化した紀子妃殿下
妃殿下として天性の才に恵まれた紀子妃殿下
しかしそれは3重のハンデを持っていた、ヘレン・ケラーと同じく言葉の持つその意味を、感覚を理解出来なかったからでは、ないでしょうか?
暗闇のなかでもがき苦しんでいた、ヘレン・ケラーはサリバン先生の導きによって、あの有名な・・・・井戸から溢れる水を触ることによって、言葉には皆意味を持っている事を知るのです。
皇后陛下のサリバン先生は誰なのかは、分かりませんが、何時かの時に、ご自覚をお持ちになられたのだと、思います。
これからも不安定感を抱えながらも御立派にお勤めを果たされるでしょう。そう願っております。
~オマケ~
山口県の阿武町で文字通り税金を“あぶく銭„のようにあっという間に使い込んだ男の事件が世間を賑わせております。あのギャンブル男はきっと通帳を見た時には、こんな感じだったでしょう。
男
「ハアハア・・・これで、この金でとことんやれる!」
・・・・よりによって、あんな男の口座に多額の税金が振り込まれるとは、ある意味奇跡です。