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シロガネの草子

令和三年新春歌会始の儀 


コロナのせいで延期となっていましたがしかし




ようやく恒例の歌会始の儀が行われました。落ち着いた雰囲気で行われる歌会始めというのに・・・・



雅な美しい行事というのに、なんということでしょうか!!


週刊紙には眞子内親王の歌がスッパ抜かれるという前代未聞の珍事が起きてしまいました。一体現在の宮内庁の危機管理はどうなっているのでしょう???シロガネが宮内庁長官だったら何としても犯人を探しだしてきつくお灸を据えます。ええ宮内庁の職員だろうが、やんごとなき皇族の方でも同じです。


こちらの姫宮がどうも怪しいと見ています。何か“目„が物語っているようなそんな感じがしますがしかしそれは、あくまでシロガネの推測ですがね・・・・。


皇嗣妃殿下がお気の毒過ぎます。でもやはりこの眞子内親王のこの表情が・・・・

余計なことから書いてしまいましたが、両陛下を始め、皇族の皆さま方のお歌を紹介します。


天皇陛下の御製



『人々の 願ひと努力が 実を結び 平らけき世の 到るを祈る』

ナレーション
「・・・・人々の試練を乗り越えようとする努力が実を結び、感染が終息してゆくことを願う気持ちをこの歌に込めました」

この大御歌を拝見した時、正直、“手を上げて 横断歩道を 渡りましょう„ そんな言葉が浮かんできたのでした。・・・・しかし陛下のお気持ちは国民皆の気持ちでもあります。






皇后陛下の御歌


『感染の 収まりゆくを ひた願ひ 出で立つ園に 梅の実あをし』

ナレーション
「緊急事態宣言か出されていた、5月、皇后様は御住まいの赤坂御所の近くにある梅林で、梅の実がいつの間にか青々と大きくなっているのに目を止められました。感染拡大で人々の日常が大きく変わった世の中で、それまでの年と同じような花を咲かせ、実を育む梅の木、変わることのない自然の営みの力を、感慨深く思い歌に詠まれました」


皇后様が梅にちなんだ御歌を詠まれたのに全然関係のないお花の画像なのも味気無いので~~。




梅は令和の御代のシンボルみたいなものですね。




秋篠宮皇嗣殿下



『夏の日に 咲き広ごれる 稲の花 実りの秋へと 明るみてくる』

「ある夏の暑い日、秋篠宮様は稲に咲く花を偶然目にされました。普段余り気に止めることもない、稲の花ですが良くご覧になるといかにも奥ゆかしく、開いています。その花の控え目な様は、見ようによっては秋の実りを準備しているように、感じられました。やがて黄金色の稲穂を豊かに実らせて欲しいとの願いを込めて歌に詠まれました」


悠仁親王殿下10歳のお誕生日映像


・・・・どう考えても今年高校生になられる若宮殿下を模していらっしゃいますね。親バカな皇嗣殿下。




秋篠宮皇嗣妃殿下





『竹籠に 熟るる黄色の 花梨の実 あまき香りは 身に沁みとほる』

ナレーション
「紀子様は、秋篠宮様と共に、お住まいのある赤坂御用地を探索し、四季の移ろいを楽しまれています。春、美しいピンク色の花を咲かせた花梨の木は、秋になると黄色い実をたくさん付けました。熟した実を竹籠に入れると、辺りは仄かな甘い香りに包まれます。安らぎを与えてくれる花梨の香り、身近な自然の恵みの有り難さを思い歌に詠まれました)




画像は花梨じゃ有りませんが、“身に沁みとほる„妃殿下の偽らざるご心境でしょう。しかしそれでも薄萌黄地の紋織のお長服を召された皇嗣妃殿下そのお姿はしっとりと香り立つお美しさ。そして・・・・


マスク姿の妃殿下は、


まるで・・・・


鏑木清方の『築地明石町』のようです。


愁いを帯びた年月を重ねた美しさ・・・・


清方の『築地明石町』のモデルを務めた江木ませ子。清方の妻の同級生だった人で評判の美人だったとのことです。


『築地明石町』のモデルを務めた時、ませ子夫人は当時41歳だったそうです。


まあ(苦笑い)こればかりは皇后陛下のお美しさでも表現出来ませんね~~~皇后様は何と言っても・・・・


絵画に例えるなら、さながら・・・・

祇園井特 『口紅』

祇園井特(ぎおん・いとく)が描く女人のようなコッテリとしたお美しさ・・・・素晴らしいいです。謎の絵師ですが、近年とても評価が高まっているようです。


懐紙を持つ指のしなやかさ。不思議な魅力的な美人画ですが・・・・ちなみにれっきとした“京美人„デス。


今年の皇族代表のお歌は高円宮妃殿下


『戸隠の 森にはびこる蔓柾(つるまさき) 赤き実を食むは 眉茶鶇(まみちゃじない)か』

ナレーション
「久子様が詠んだのは、長野県にある戸隠森林植物園を訪ねられた時の思いでです。園内に自生する蔓柾(つるまさき)の実を鳥がついばんでいました。初めはつぐみの、仲間のあかはらと思って撮影されていましたが実は眉茶鶇(まみちゃじない)という鳥でした。眉茶鶇を撮影されたのは初めてだった久子様。嬉しく記憶に残る瞬間を歌に詠まれました」

このお歌は解釈しだいでは物凄く意味深です。



眞子内親王殿下のお歌

『烏瓜 その実は冴ゆる 朱の色に 染まりてゆける 深まる秋に』

深まる『恋』をなさると素晴らしいお歌が作れるのですね。このままの状態が続けば、“叶わぬ恋„の和歌の名人になられるでしょう。


佳子内親王殿下のお歌

『鈴懸の 木から落ちにし 実を割て ふはふは綿毛を 空へと飛ばす』

佳子内親王殿下のお歌は良く言われていますが、テンポがとても良くってダンス💃を踊って、しっかり止まる感じです。


常陸宮妃殿下のお歌

『野鳥くる 実のなる木々に 植ゑかへて 君は若かる 庭師と語る』


三笠宮信子妃殿下のお歌

『実りある 日のくるために ながさるる 汗はちからと なるを信ずる』

ふぶきさんが妃殿下のお歌こそ、皇后陛下が詠まれる歌だと書かれていましたが、本当にその通りです。皇后様とは比較にならぬほどのご令嬢でいらした信子妃殿下が人生でさまざまなことを経験されたうえに今、このような力強いお歌を、詠われるほどの人間的に大きくなられたのですね。


三笠宮彬子女王殿下のお歌

『地図帳に あの日見つけし 茶畑の 不思議な点は 茶の実のかたち』

彬子女王殿下は才女でいらっしゃいます。このまま皇室に残って頂ければ、なんの問題もありません。悠仁親王殿下の善き導き手になって頂いたら、どれだけ良いでしょうか。



高円宮承子女王殿下のお歌

『自室より 画面越しにて 繋がりて 旅せぬ集ひも 実現したる』

コロナの時代だからこそのお歌です。


ちっと気付いたのですが、信子妃殿下のお持ちの扇が明らかに昨年とは違います。



昨年の歌会始です。扇が違います。どうして今年は扇を変えてしまったのでしょうか?不思議です。百合子大妃殿下から譲り受けられたのでしょうか?

ちなみに信子妃殿下のお持ちの扇は

象牙菊花蒔絵扇子
故・高松宮妃殿下ご使用の扇と同じ檜扇タイプの扇です。

松に鶴図扇子
同じく高松宮妃殿下ご使用の扇子タイプは他の皇族方がお持ちになっています。

喜久子妃殿下の扇を紹介しましたが、こちらは、


貞明皇后ご愛用の象牙の扇です。流石、皇后陛下のご所用の扇だけあって、金箔の模様も精密です。



昨年テレビを見てシロガネがビックリ仰天したことがありました。それは、


久子妃殿下と承子女王殿下方の後ろの女官さんがウトウトしていまして、ビックリしました。一体全体、宮中の女官の管理はどうなっているのかと・・・・もし皇嗣家の女官さんだったら皇嗣殿下と皇嗣妃殿下から強いお叱りを受けて即刻、叩き出されるでしょう。

本当に・・・・


両陛下が情け深い方で良かったですね。

来年の歌会には敬宮殿下もお歌も披露されます。楽しみですね。


服部有恒 『業平観梅』




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コメント一覧

るりからくさ
歌会始では、第1句から節を付けて吟誦されるので、不吉な言葉を第1句にすると節によってなお強調されて、インパクトの強いものになりますね。
歌会始のお歌は、明るさや希望を感じさせるものであってほしい……。
昔、実家の庭に梅の木があり、母に「青い梅の実には青酸系の毒があるから、食べてはいけない」と注意されたものでした。
不敬かもしれませんが、「梅の実あをし」で、感染の終息はまだまだ遠い先のことのように思われ、スーッと冷めてしまいました。
パーテーションにフェイスシールドと、ものものしい歌会始でしたね。
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