ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

それぞれの筋肉を、その特徴通りに働かせる

2014年03月17日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
モーターとプロペラに例えて、ここまで、スイング中の身体の動きを説明して参りましたが、あと、もう一息…。

人間の筋肉の付着を、大きなイメージでとらえると、
ほとんどの筋肉が、手先や足先の、先端に向かうほど、細くなっています。
このような感じで…。


(↑このイラスト、著書にも載っていますね…)

では、細いところと、太いところでは、どちらの筋出力が高いでしょうか?

…って、太いところに決まっていますよね?

細いところは、筋出力が大きくない上に、あまり頑丈ではなさそうです。
上のイラストを見ても…。

人間の身体も、なるべく故障なく使おうと思えば、
細いところには無理をさせず、太いところに頑張らせる方が良いです。

で、人体に付着している様々な筋肉を見ると、
骨に近いところに付着している筋肉(深層筋)は、細かったり、短かったり、小さかったり、薄っぺらだったりします。

面積が広く、体積が大きな筋肉は、体幹やお尻、太ももの表面上に付着しているものが多く、
そして、先端に向かうほど、細くなっています。

そんな、それぞれの筋肉の特徴を生かして、それぞれの筋肉を役割通りに働かせるならば…

骨に近いところに付着していて、小回りの効きそうな小さな筋肉には、動きのきっかけ作りをさせる。

大きくてパワーを発揮する筋肉には、しっかりと働いてもらう。

先端に向かうほど細くなっている筋肉には、大きな筋肉から出力されるパワーを“外部”に向かって放出させる役割を担ってもらう。

…が良いと思います。

ゴルフの場合、実際にクラブを握っている手先が、“外部”になります。

だから、イメージとしては、このイラストのように、手先にパワーがシューっと抜けて行くような感じです。



実際のスイング中の前腕の動きも、



と、肘の屈曲。



手首をなるべく痛めないようにするには?のところにも掲載した、こちらのイラストのようなパワーの伝わり方になります。



よく“リストターン”なんて言葉が使われて、誤解を生むことが有るかもしれませんが、
前腕から先は、捻じったりして使わない方が、細い筋肉に無理をさせない使い方になるでしょうね。

そして、こういう身体の使い方、全身の筋力の生かし方をしようとした時に、
“足かせ”のようになるのが、前腕の筋肉の硬直感。

「グリップは柔らかく握れ」に通ずるような“前腕の力み防止”は必要になります。

グリップをギューッと力を込めて握り過ぎていると、手先にパワーがシューッと抜けて行く感じにならないので、ここは、要注意ポイントで練習していただければ…と思います。


☆前腕を上記のようなイメージの動きにするには、肩甲骨の動きが重要になるのですが、
このことに関しては、また、書きますね…p(^^)q

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