銀メダリストの涙

冬季オリンピックの華（？）、女子フィギュアスケート。
浅田真央選手、銀メダル獲得！

真央ちゃん、頑張りましたよね。
必死に戦っていた様子が、観ていて痛いほどに伝わってきた。

戦い終わってから「長かったけれど、あっと言う間だった」と、大粒の涙を流した真央ちゃん。
銀メダルは銀メダルでも、ノーミスだったなら、完璧同士のぶつかり合いで銀メダルだったなら、あんなに悔しそうな真央ちゃんの涙を見ることもなかっただろうに、と思うと、辛くて、かわいそうだった。

上位の選手達の演技は、さすがに、素人目には甲乙つけ難いと思えるほど、素晴らしかった。
その中で、銀メダル。

結果が出てしまうまでは、「どうにか金メダル取れないかな…。金メダルは真央ちゃんに…」なんて思っていたけれど、獲得してみれば、銀メダルも立派。
メダルを獲った３人の選手達が、それぞれの国の国旗を背負って、場内を廻っているのを見た時は、「こういうところで日の丸を見れるのは、やっぱり嬉しいな。真央ちゃん、よくやったよね。銀メダルも立派、立派」って思った。

また、金メダルを獲得したキム・ヨナ選手も、これまでのオリンピックでは、ショートプログラムで１位だった選手は金メダルを獲れなかったなんてジンクスを破り、重圧に打ち勝って、見事な演技で金メダルを獲得したのは、凄いし、素晴らしい。

同じ年齢で、誕生日も近く、家族構成も同じ、浅田真央選手とキム・ヨナ選手は、宿命的なライバル同士。
お互いの存在を意識するから、自分のレベルが上がると、二人ともに、それを認めている。
だからこそ、負けた時は、その悔しさが何倍にもなるかもしれないんだけれど、それでも、この二人が、オリンピックの舞台で、金メダルと銀メダルを分かち合えた。
良い戦いだったと思う。
二人ともに素晴らしいアスリートだと感服した。