今期のレッスンのテーマとしている『深呼吸をするようにクラブを振ろう』、
そしてスイング体操の進化バージョンは、
これまでのブログに書いてきた通り、
腕力に頼ったり、筋力にモノを言わせてクラブを振ろうとするのではなく、
「そうではない動作そのもの」を習得したり、改善したりすることによって、
ショット力を上げて行けたら…との試みです。
要は、全身の筋肉の繋がりを良くし、体幹の筋力を使って腕を振る動作の習得。
昨日のブログには、「そういう動き」でダンスを踊るのが上手いのは、(私の目に付くところでは、)宝塚歌劇団の蘭寿とむさんと書きました。
(探せば、劇団四季や他にも、上手いダンサーの方は、たくさんいらしゃると思いますが…)
では、他のスポーツでは…と言うと…
真っ先に思い浮かぶのは、ニューヨークヤンキースの背番号31番の方ですね…(*^^)v
昨年末の『プロフェッショナル仕事の流儀 イチロースペシャル』でも、
ニューヨークの自宅マンション内で、あるトレーニングマシーンを使ってのトレーニングを行なうイチロー選手の様子が放映されていました。
「ほとんどの荷物はシアトルに置いてきた。
だが、(マンハッタンの自宅マンションに)何より大切だと言うものを特別に運び込んでいた。それは、特殊な設計で作られているトレーニングマシーンだった」と…。
そして、そのトレーニングマシーンに対して、イチロー選手は、「僕を完全に支えてくれているものですからね」とコメントなさり、
さらに、「大人になって身体が成長すると、このセンサーを、みんな失って行く。無理矢理(筋力を)大きくした人は、どんどん分からなくなって、そのセンサーを壊して行く。だけど、これは、それを、ずっと保ってくれる」とおっしゃっていました。
この部分を観ていて…
イチロー選手の言う、その「センサー」こそ…、
私は、(上半身は)肩甲骨周辺の柔軟性であり、
肩甲骨を動きが起点となるような、
身体の深層部の筋肉(インナーマッスル)で、表層筋(アウターマッスル)を繋いで使う感覚なのではないか?
下半身も、骨盤周辺にある深層部の筋肉により、表層筋を繋いで行く感覚。
その繋がりを感知出来ている感覚を、「センサーが働く」と表現なさっているのではないか?…と思いました。
私も、あの「特殊な設計で作られたトレーニングマシーン」でトレーニングを行なったことが有ります。
「左肩が思うように動かせない。動かせば痛い」状態で、そのトレーニングマシーンを開発なさった鳥取の先生の所に転がり込んだのですが、マシーンによるトレーニングを行なっているうちに、動くようになりました。
そして、それが「不思議」でした。
「これ、スゴイ」と思いました。
で、その「不思議」を追っているうちに…、
あのトレーニングマシーンは、自然と腕をこのような状態で動かせるように設計されているものだったのではないか?
↓


↑
このように動かしながら、そこに負荷がかかるように設計させているマシーンだったのではないか?…と思うようになりました。
だから、イチロー選手の言葉を借りれば、大人になって肩甲骨周辺の柔軟性が損なわれて来ると、センサーを失って行く。
表面上の筋肉を大きくした人(アウターマッスルだけを大きくした人)は、この辺りの繋がり(インナーマッスルとアウターマッスルの繋がり)が分からなくなって、どんどん壊して行く…と言えるでしょうね。
イチロー選手は、これを、ご自身の身体で、ものすごく鋭く感知していると思います。
しなやかな身体、しなやかな動きは、「ここ」を理解することによって作って行くことができる。
…年齢を重ねて行くことによって自分自身の身体は、どのように変化して行くのか?…は、予測がつかないため、一般的にピークと言われる年代を過ぎれば、そこからは、アスリートと言えども、いえ、アスリートでなくても、未知の世界に泳いで行くような感覚に陥ると思います。
でも、実際は、その年齢になってみないと分からない。
私も10年先の自分の身体を想像してみることは有りますが、想像がつきません。
ただ、今、現在は、10年前に、10年後の自分の身体を想像してみた時よりは、「全然、大丈夫」です。
関節可動域なども30歳代の頃と、さほど変わっていません。
イチロー選手は、この番組内で、「“年齢を重ねることの怖さ”のようなものを感じているのかな?」と思わせるような発言も、少しなさっていましたが、「センサーが壊れない限り、まだまだ大丈夫なんじゃないのかな…」と、私は思います…(*^^)v
そしてスイング体操の進化バージョンは、
これまでのブログに書いてきた通り、
腕力に頼ったり、筋力にモノを言わせてクラブを振ろうとするのではなく、
「そうではない動作そのもの」を習得したり、改善したりすることによって、
ショット力を上げて行けたら…との試みです。
要は、全身の筋肉の繋がりを良くし、体幹の筋力を使って腕を振る動作の習得。
昨日のブログには、「そういう動き」でダンスを踊るのが上手いのは、(私の目に付くところでは、)宝塚歌劇団の蘭寿とむさんと書きました。
(探せば、劇団四季や他にも、上手いダンサーの方は、たくさんいらしゃると思いますが…)
では、他のスポーツでは…と言うと…
真っ先に思い浮かぶのは、ニューヨークヤンキースの背番号31番の方ですね…(*^^)v
昨年末の『プロフェッショナル仕事の流儀 イチロースペシャル』でも、
ニューヨークの自宅マンション内で、あるトレーニングマシーンを使ってのトレーニングを行なうイチロー選手の様子が放映されていました。
「ほとんどの荷物はシアトルに置いてきた。
だが、(マンハッタンの自宅マンションに)何より大切だと言うものを特別に運び込んでいた。それは、特殊な設計で作られているトレーニングマシーンだった」と…。
そして、そのトレーニングマシーンに対して、イチロー選手は、「僕を完全に支えてくれているものですからね」とコメントなさり、
さらに、「大人になって身体が成長すると、このセンサーを、みんな失って行く。無理矢理(筋力を)大きくした人は、どんどん分からなくなって、そのセンサーを壊して行く。だけど、これは、それを、ずっと保ってくれる」とおっしゃっていました。
この部分を観ていて…
イチロー選手の言う、その「センサー」こそ…、
私は、(上半身は)肩甲骨周辺の柔軟性であり、
肩甲骨を動きが起点となるような、
身体の深層部の筋肉(インナーマッスル)で、表層筋(アウターマッスル)を繋いで使う感覚なのではないか?
下半身も、骨盤周辺にある深層部の筋肉により、表層筋を繋いで行く感覚。
その繋がりを感知出来ている感覚を、「センサーが働く」と表現なさっているのではないか?…と思いました。
私も、あの「特殊な設計で作られたトレーニングマシーン」でトレーニングを行なったことが有ります。
「左肩が思うように動かせない。動かせば痛い」状態で、そのトレーニングマシーンを開発なさった鳥取の先生の所に転がり込んだのですが、マシーンによるトレーニングを行なっているうちに、動くようになりました。
そして、それが「不思議」でした。
「これ、スゴイ」と思いました。
で、その「不思議」を追っているうちに…、
あのトレーニングマシーンは、自然と腕をこのような状態で動かせるように設計されているものだったのではないか?
↓


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このように動かしながら、そこに負荷がかかるように設計させているマシーンだったのではないか?…と思うようになりました。
だから、イチロー選手の言葉を借りれば、大人になって肩甲骨周辺の柔軟性が損なわれて来ると、センサーを失って行く。
表面上の筋肉を大きくした人(アウターマッスルだけを大きくした人)は、この辺りの繋がり(インナーマッスルとアウターマッスルの繋がり)が分からなくなって、どんどん壊して行く…と言えるでしょうね。
イチロー選手は、これを、ご自身の身体で、ものすごく鋭く感知していると思います。
しなやかな身体、しなやかな動きは、「ここ」を理解することによって作って行くことができる。
…年齢を重ねて行くことによって自分自身の身体は、どのように変化して行くのか?…は、予測がつかないため、一般的にピークと言われる年代を過ぎれば、そこからは、アスリートと言えども、いえ、アスリートでなくても、未知の世界に泳いで行くような感覚に陥ると思います。
でも、実際は、その年齢になってみないと分からない。
私も10年先の自分の身体を想像してみることは有りますが、想像がつきません。
ただ、今、現在は、10年前に、10年後の自分の身体を想像してみた時よりは、「全然、大丈夫」です。
関節可動域なども30歳代の頃と、さほど変わっていません。
イチロー選手は、この番組内で、「“年齢を重ねることの怖さ”のようなものを感じているのかな?」と思わせるような発言も、少しなさっていましたが、「センサーが壊れない限り、まだまだ大丈夫なんじゃないのかな…」と、私は思います…(*^^)v