『誤球をしてしまったら…』の答え

昨日の『誤球をしてしまったら…』の答えは、ｓｈｉｂａさんが、コメント欄にお答を書いて下さった通り、Ａさんのスコアは７、Ｂさんのスコアは４です。

ゴルフ規則（ルールブック）の、規則１５－３　ｂ．に、『競技者が誤球に対して１または複数のストロークをした場合、競技者は２打の罰を受ける。…競技者により誤球でプレーされたストローク数は競技者のスコアに入れない。…誤球が他の競技者の球であった場合、その球の持主は誤球のプレーが最初に起きた箇所に球をプレースしなければならない。』と書いてあります。

このことから、Ａさんは、Ｂさんのボールを自分のボールだと間違って打って、池に入れてしまったとしても、そのストローク数は、スコアとしては数えません。
この場合のスコアは、あくまでも、正球（自分のボール）をストロークした数を数えた上で、誤球をしてしまった２ペナルティーを加算してのスコアとなります。
なので、Ａさんのこのホールのスコアは、セカンドショットの地点で誤球をしてしまったものの、自分のボールを打って花道に運び、そこからアプローチでグリーンにオンさせたので、３オン＋２パット。それに、誤球の２ペナルティーを足して、合計で７、という計算でＯＫです。

仮に、誤球をしてしまっていることに気付かずにプレーを続けて、２打も３打も打ってグリーンにオンさせてから、マークをして拾い上げた時に、自分のボールでないことに気が付いたとしても、ルールブックに『競技者が誤球に対して１または複数のストロークをした場合、競技者は２打の罰を受ける』と書いてある通り、誤球でのストロークはスコアとしては数えず、誤りを訂正して、正球をプレーしてホールアウトしたなら、誤球による２打罰をそのホールのスコアに加算しておけば良いと言うことになります。

間違って自分のボールを打たれてしまったＢさんには、何のペナルティーもつかず、自分のボールが有った箇所に、ボールをプレースしてプレーを続けます。
プレースしたボールを打ってグリーンに乗せ、そこから２パットでホールアウトしたＢさんのスコアは、２オン＋２パットの４です。

…誤球をしてしまうと２打罰を受けるし、プレーはやり直さなければいけないし、間違って打ってしまったボールの持ち主に迷惑をかけるし、と、イヤなことだらけになってしまいます。
なので、自分の使うボールには、イニシャルを書いておくとか、目印になるマークなどを付けておくなどして、人のボールと間違ってしまわないように、気を付けておきたいですね。

また、昨日の問題のケースのように、人のボールを間違って打った上に、池に入れてしまったとしたら、「申し訳ない」と言う気分になりますよね。
もしも、自分がＡさんだったとしたら、Ｂさんに、自分のキャディーバッグに入っているボールの中で、できるだけキレイで、できるだけ傷の付いていないボールを、お返しする。
または、茶店で飲み物でも買ってお詫びする、ホールアウト後にお茶でもおごるなどして、「ごめんね」の気持ちをＢさんに伝えておきたいものですね。。。