添付写真は、ルーキーキャンプの集合写真。
(宮里藍選手の左斜め後ろが私です…笑)
…下記の文章は、私が『30年ぶりの快挙』と題して、2003年9月29日付けで、ホームページに掲載していたものです。
東北高校3年生のアマチュア、宮里藍ちゃんが、『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』で、ツアー初優勝!
アマチュアでのツアー優勝は、なんと清元登子さん(現 日本女子プロゴルフ協会副会長)以来、30年ぶりの記録。
さらに、最年少優勝記録更新!
この快挙に、ゴルフファンの方は、少なからずも感動、興奮なさったのではないでしょうか?
私もそのうちの一人。
練習場のロビーで、この試合のテレビ放送を観戦していたのですが、17番、18番と進むにつれ、歴史的な瞬間を見れるかも…と、ゾクゾクしました。
4アンダーで3選手が並んでいるけど、最終組の2人のどちらかがバーディーを取って決着だろうな、プレーオフは無いなと、放送時間を考えて(録画のため)見ていると…。
藍ちゃんが、18番ホール(ロングホール)のサードショットで、最終組3人の中で、最もピンに近い位置につけた。
うゎ~、これは、もしかして、藍ちゃん、歴史的な快挙を成し遂げるかも…。
それとも、山口裕子プロが、難しい位置からでも、長いパットをねじこむのだろうか?
あぁ~、はずれたぁ~。
ゾクゾク~。
さて、藍ちゃん、バーディーパット、入るか…。
うゎ~、入った~~。
スッゴーイ!!!
優勝が決まった瞬間、藍ちゃんが、ポロポロと涙した時は、私もちょっと、もらい泣きをしてしまいそうになりました。
それにしても、素晴らしいジュニア世代のアマチュアが誕生したものです。
ツアーで優勝したという快挙と、その実力は勿論、試合にのぞむ姿勢も立派で素晴らしかった。
18番グリーンに上がる前、「宮里藍選手」というアナウンスが入ると、ちょっと立ち止まって、帽子のひさしに手をあてて、ニッコリ笑って、左右に会釈を一回ずつ。
初優勝のかかっている場面で、あのような見ていて気持ちの良い会釈をできる人は、現在プロになっている人の中でも、どれくらいいるだろうか?
多くは、唇から血の気が引き、手足はガクガク震え、笑顔になろうと思っても、顔が引きつってしまうのでは無いだろうか…?
それから、優勝インタビュー。
高校3年生とは思えないくらい、受け答えが、もの凄くしっかりとしていました。(ご覧になっていた方、どう思われましたか?)
そして、「藍ちゃん、頑張れと応援して下さったことが、励みになった」と、ギャラリーの方々へのお礼も忘れない。
なかなか教えられても、このような受け答えはできないかも…と、思いました。
現在、日本女子プロゴルフ協会では、入会する新人に対して、新人セミナー(年1回を2年)受講が義務付けられていて、その中では、賞金総額6,000万円のトーナメントを開催するには、賞金の他にどれくらいの費用がかかるのか、どれくらいの人たちが、そのトーナメントを開催するために働いてくれるのかなど、ひとつのトーナメントを開催するまでの、”大変さ”を講義の中で聞いたりします。
トーナメントを開催して下さる有難みに気づき、スポンサーに対する感謝、ギャラリーの方々へのサービスを忘れないようにするためでしょう。
(ですから、女子プロのトーナメントを見に行き、サインを求めると、みなさんできるだけ応じるように努めていると思います。)
それが、藍ちゃんは、アマチュアでありながら、既にそういうことに気づいているため、素直な気持ちでギャラリーの方々へのお礼も口にしたのではないかと思いました。
本当に、素晴らしい優勝コメントでした。
この藍ちゃん、お兄さんの聖志さん、優作さんと共に、沖縄の宮里三兄弟として、注目を浴びている人ですが、お父様の優(まさる)さんは、ティーチングプロ。
厳しさと優しさを持って、ゴルフの技術のみならず、ゴルフをして行く上で大切なことをよく教え、ありったけの愛情を注ぎつつ、藍ちゃんをお育てになったのではないかと思いました。
この試合に出場していたプロたちは、アマチュアに優勝を持って行かれて、どんな気持ちなんだろう…?
何とも言えない腹立たしさや悔しさを感じているプロもいるだろうなと、その心情を察しますが、30年ぶりのアマチュアV記録を作った新しいヒロインの誕生は、女子プロゴルフ界にとっても、大変明るい話題であることは間違いありません。
…あれから、3年。
3年前のこの時、3年後に、国内では向かうところ敵無しのように、こんなに強い選手になってしまうなんて、誰が想像していただろう?
勝つための火の玉のような気迫に、他の選手は怖気づいてしまっているのではないかと思えるほど…。
日本の女子プロゴルフツアーが、今の人気を維持させていくためには、独走を、一人勝ちを、日本選手の誰かが阻止しなくては…!
そんな風にも思える藍ちゃんの強さ。今週末の日本女子オープンは、さて…?
前回、このブログに書いた、プロゴルファーのスコア改ざん事件。
本日、処分が決まりましたね。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主管・主催する日本ゴルフツアーへの5年間の出場停止と200万円の制裁金。
JGTOの会長である島田幸作先生は、「”初犯”を理由に、除名とはしなかった。中西プロの人生もあるので、除名ではなくチャンスをあげた」とおっしゃっていたらしい。
社会的な面から見れば、いわゆる”犯罪”ではないために、温情ある処分となったのではないかと思う。
(宮里藍選手の左斜め後ろが私です…笑)
…下記の文章は、私が『30年ぶりの快挙』と題して、2003年9月29日付けで、ホームページに掲載していたものです。
東北高校3年生のアマチュア、宮里藍ちゃんが、『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』で、ツアー初優勝!
アマチュアでのツアー優勝は、なんと清元登子さん(現 日本女子プロゴルフ協会副会長)以来、30年ぶりの記録。
さらに、最年少優勝記録更新!
この快挙に、ゴルフファンの方は、少なからずも感動、興奮なさったのではないでしょうか?
私もそのうちの一人。
練習場のロビーで、この試合のテレビ放送を観戦していたのですが、17番、18番と進むにつれ、歴史的な瞬間を見れるかも…と、ゾクゾクしました。
4アンダーで3選手が並んでいるけど、最終組の2人のどちらかがバーディーを取って決着だろうな、プレーオフは無いなと、放送時間を考えて(録画のため)見ていると…。
藍ちゃんが、18番ホール(ロングホール)のサードショットで、最終組3人の中で、最もピンに近い位置につけた。
うゎ~、これは、もしかして、藍ちゃん、歴史的な快挙を成し遂げるかも…。
それとも、山口裕子プロが、難しい位置からでも、長いパットをねじこむのだろうか?
あぁ~、はずれたぁ~。
ゾクゾク~。
さて、藍ちゃん、バーディーパット、入るか…。
うゎ~、入った~~。
スッゴーイ!!!
優勝が決まった瞬間、藍ちゃんが、ポロポロと涙した時は、私もちょっと、もらい泣きをしてしまいそうになりました。
それにしても、素晴らしいジュニア世代のアマチュアが誕生したものです。
ツアーで優勝したという快挙と、その実力は勿論、試合にのぞむ姿勢も立派で素晴らしかった。
18番グリーンに上がる前、「宮里藍選手」というアナウンスが入ると、ちょっと立ち止まって、帽子のひさしに手をあてて、ニッコリ笑って、左右に会釈を一回ずつ。
初優勝のかかっている場面で、あのような見ていて気持ちの良い会釈をできる人は、現在プロになっている人の中でも、どれくらいいるだろうか?
多くは、唇から血の気が引き、手足はガクガク震え、笑顔になろうと思っても、顔が引きつってしまうのでは無いだろうか…?
それから、優勝インタビュー。
高校3年生とは思えないくらい、受け答えが、もの凄くしっかりとしていました。(ご覧になっていた方、どう思われましたか?)
そして、「藍ちゃん、頑張れと応援して下さったことが、励みになった」と、ギャラリーの方々へのお礼も忘れない。
なかなか教えられても、このような受け答えはできないかも…と、思いました。
現在、日本女子プロゴルフ協会では、入会する新人に対して、新人セミナー(年1回を2年)受講が義務付けられていて、その中では、賞金総額6,000万円のトーナメントを開催するには、賞金の他にどれくらいの費用がかかるのか、どれくらいの人たちが、そのトーナメントを開催するために働いてくれるのかなど、ひとつのトーナメントを開催するまでの、”大変さ”を講義の中で聞いたりします。
トーナメントを開催して下さる有難みに気づき、スポンサーに対する感謝、ギャラリーの方々へのサービスを忘れないようにするためでしょう。
(ですから、女子プロのトーナメントを見に行き、サインを求めると、みなさんできるだけ応じるように努めていると思います。)
それが、藍ちゃんは、アマチュアでありながら、既にそういうことに気づいているため、素直な気持ちでギャラリーの方々へのお礼も口にしたのではないかと思いました。
本当に、素晴らしい優勝コメントでした。
この藍ちゃん、お兄さんの聖志さん、優作さんと共に、沖縄の宮里三兄弟として、注目を浴びている人ですが、お父様の優(まさる)さんは、ティーチングプロ。
厳しさと優しさを持って、ゴルフの技術のみならず、ゴルフをして行く上で大切なことをよく教え、ありったけの愛情を注ぎつつ、藍ちゃんをお育てになったのではないかと思いました。
この試合に出場していたプロたちは、アマチュアに優勝を持って行かれて、どんな気持ちなんだろう…?
何とも言えない腹立たしさや悔しさを感じているプロもいるだろうなと、その心情を察しますが、30年ぶりのアマチュアV記録を作った新しいヒロインの誕生は、女子プロゴルフ界にとっても、大変明るい話題であることは間違いありません。
…あれから、3年。
3年前のこの時、3年後に、国内では向かうところ敵無しのように、こんなに強い選手になってしまうなんて、誰が想像していただろう?
勝つための火の玉のような気迫に、他の選手は怖気づいてしまっているのではないかと思えるほど…。
日本の女子プロゴルフツアーが、今の人気を維持させていくためには、独走を、一人勝ちを、日本選手の誰かが阻止しなくては…!
そんな風にも思える藍ちゃんの強さ。今週末の日本女子オープンは、さて…?
前回、このブログに書いた、プロゴルファーのスコア改ざん事件。
本日、処分が決まりましたね。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主管・主催する日本ゴルフツアーへの5年間の出場停止と200万円の制裁金。
JGTOの会長である島田幸作先生は、「”初犯”を理由に、除名とはしなかった。中西プロの人生もあるので、除名ではなくチャンスをあげた」とおっしゃっていたらしい。
社会的な面から見れば、いわゆる”犯罪”ではないために、温情ある処分となったのではないかと思う。