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日本のお米が、大きく変わる

2018年06月05日 20時48分53秒 | 中勢

こんばんは。

坂本です。

 

今年の3月末で「種子法」という法律が廃止されたことをご存知でしょうか?

米、麦、大豆。

この3種類は、国の予算でタネを守ろうという法律でしたが、それがなくなりました。

 

するとどうなるでしょう。

 

米、麦、大豆。

これらも、他の野菜と同じような状況になるということです。

 

例えば、ジャガイモ。

スーパーには何種類のジャガイモがありますか?

「ダンシャク」という品種の他に、1~2種類ほどでしょうか。

 

ニンジンは、1種類。

良くて2種類でしょうか。

 

そして、お米も同様にする。

現在100種類以上あるお米を、

日本の税金で守り続けることは大変なので、

2~3種類のタネを民間企業が育てて販売する。

経済的な効率化を進めようという話です。

 

そのために「農業競争力強化支援法」という

新しい法律も作りました。

これまで国が管理してきたタネの知的財産を

民間企業に提供していくという法律です。

外資規制は一切ありませんから、

外国企業にも日本のお米の情報を提供します。

 

「サカタのタネ」、「タキイ種苗」のお米というものは、

これまでありませんでしたが、今後は出てくるかもしれません。

 

しかし、それよりも「三井化学」や「モンサント」といった

バイオテクノロジー産業のお米が主流となりそうです。

 

日本のお米が、2~3種類に統合される。

なんだか、寂しい話です。

 

しかも、不自然な科学技術で作られたお米です。

(肥料と農薬を前提とする雄性不稔のF1や遺伝子組み換えなど)

 

できることなら、昔からあるお米を食べ続けたい。

 

少なくとも、主食の在り方を変えるのなら、

もっと多くの人が話し合って、理解してから進めてほしい。

 

そう思って、4月29日に

「食と農の未来・種子法廃止とこれからの日本の農業について」

という講演会を開催いたしました。

 

講師は、元農林水産大臣であり、弁護士でもある山田正彦先生。

お陰様で120名以上にお集まりいただきました。

 

そして、この講演会の参加者の中から、

新たに行動を起こされた方が現れました。

 

タネをテーマにした映画の上映会を開催されるそうです。

 

映画のタイトルは、

「種子 みんなのもの? それとも企業の所有物?」

https://youtu.be/6Sk2NBjaEDo

 

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2018年7月15日(日)

 第1部 10:00~12:30

 第2部 14:00~16:30(上映内容は同じ)

会場:VOLVOX(津市栄町一丁目888 四天王会館1階106号室)

参加費:1,000円

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タネは、当たり前ですが、育てれば次のタネが採れます。

しかし、企業が開発したタネ(品種)は「商品」でもあります。

そう考えれば、タネ採りは、知的財産を含む商品の横取りです。

先祖代々、タネを採り続けてきた人々が、

突然、タネ採りを禁止された。

そんな国での「食糧を守る戦い」の映画です。

 

7月15日の上映会では、

2つの短編映画をそれぞれ2回ずつ上映します。

第1部では、私、坂本がパネラーとして解説させていただきます。

第2部のパネラーは、時芽輝農場の池添友一さんの予定。

 

これまで当たり前に育ててきたお米が、

突然、100種類から3種類になったり、

自分でタネを採ったら罰金1千万円という

なかなか衝撃的な日本の未来ビジョン。

 

いったい何が起きているのか。

何かするべきことがあるのか。

 

答えは一つではないと思いますが、

多くの人が語り合い、より良い未来を描けたら幸いです。

 

 

さて、次回のブログ担当は金児さんです。

お楽しみに。

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