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アンの「ややこしいこと言わんといて」

ええかげんなややこしいおっさんが日々の分泌(文筆)物をたれ流します
臭~さいぞ

何時ごろからか私は妄想するようになった

2012年12月18日 13時22分04秒 | 創作

何時ごろからか私は妄想するようになった
その妄想の中ではトランクを持っている
中身は古今東西のありとあらゆる武器である

今日、運転している時突然真っ黒のレクサスに割り込みされた
トラックに乗っているので割り込みは日常茶飯事であるが今日のは本当にヤバかった
鼻の穴に指を突っ込んでグリグリしていたからである

「くそー変な所についたらどうすんね」

私はそのトランクを静かに開け44マグナムを取り出した

ちょうど信号は赤である
私はすかさず黒いレクサスのドアを開けた

「なんじゃ!ワレ!文句あんのか!」そのいかつい男が毒づく
「ドゴーン!!!」

44マグナムを至近距離から男の腹めがけてぶっ放す

男の腹に大穴が開いた
穴を通してダッシュボードが見える

男は何がおきたか理解できずにただ自分に開いた穴を覗いている

つづいて、トランクから日本刀を取り出した
妖刀ムラマサである

「スパッ!!!」

前かがみになった男の首を一刀で切り落とした。
首はゴロンとアスファルトに転がった

又も男は何がおきたか理解できず何やら文句を言ってるつもりらしい

転がった首の目と口をパチクリさせている

胴体の切り口からは心臓の鼓動に合わせて血がピュウピュウと噴出している
今度はかぎ爪を取り出しその頭を突き刺し、道路脇の街路樹にぶら下げた

「後はカラスがきれいに掃除してくれるやろ」

私の復讐は終わった

信号は青に変わった
黒いレクサスはすごいスピードで信号を左折して行った

「恐ろしーて文句なんかよーゆわんわ」

私の心臓はノミの心臓である

ただし、毛が生えている

私はグリグリの続きを始めた


スズメよスズメよスズメさん

2010年09月30日 21時00分48秒 | 創作

今日、取引先の河内長野のスーパーへ行ったら掃除のオッチャンが魚屋でもらってきたらしい発泡スチロールの箱を持っていた。
そこに何やら茶色い物をチョコンと置いたので、何やろ?とよく見るとなんとスズメやった。

しかもだいぶ弱っている。おっちゃんが「そこの道端に落ちとってん、たぶんもう死ぬやろな」って言った。
たしかに意識がもーろーとしてるのか?目をゆっくりと閉じたりパッと開けたりしている。チョコンと座ってはいるけど、どことなくふらついてる。

本当にもう永くはなさそうである。
帰りの車中にそのことを考えていた。

そこで、かわいそうなスズメに詩を贈ることにした。

スズメよスズメよスズメさん!
君は今にもそのかわいい姿でその使命をまっとうし
短い一生を終えようとしている

君がこの世に生まれて来たのなら
また、来世にも生まれてこれるのも必然であろう

悲しむな
そうであるなら、この死は次の生への準備であろう

そして、また、生まれ
その生の喜びは宇宙全体にあまねく広がり
その使命をまっとうするであろう

その時は元気な君と会えるであろう

スズメの尊い一生に合掌

                ってか


「アンの紛失届け」

2009年06月06日 19時52分41秒 | 創作

「アンの紛失届け」
なんと恐ろしい事がおこりました。

この前、小学生の次男がニンテンドーDSとお気に入りのソフト5本!といっしょにどこかに忘れてきよってん!!!
それが、いつ、どこで、なくしたのかがハッキリとわからへん。子供もショックでしょげてるし、それ以上に親2人のショックが大きいし・・・

そこで、翌日、やれることはすべてやろう!!と「ニンテンドーDSとお気に入りのソフト5本の大捜査作戦」が開始されました。

嫁は子供が学校から帰るとすぐいつも遊んでいるあたり、友達の家、心当たりは全て、それこそ「目を皿にして」探したが見つからず
近所の公団住宅事務所、うちのマンションの事務所、府営住宅事務所、あげくはよく入るミニコミ誌の探し物コーナーにも投稿し
残るは警察とあいなりました。

おまわりさんに聞かれたら、ちゃんと説明せなあかんで
ウン・・・わかった

派出所につくと、そこには先客のオバちゃんが自分にあった被害を身振り手振りで警官2人に説明していました。

なんですか~
落し物のことで・・・
ウ~ン・・・じゃあそこ 座って
(なんか めんどくさそーやなー あごで そこ座れっていいよったで 気~悪いな)
「紛失届け」を書いてくれますか

その後の私達に対する態度がどこか横柄で上から見下ろすような感じでますます気を悪くしました。

(こいつなんか腹立つな~なんかギャフンと言わせる方法ないかな?)

しかし、私の心臓は小さい 小さい ノミの心臓で警官に文句など言える訳も無く・・・
がっ しかし その小さい ノミの心臓に「毛」がはえているのです!
時にその 「心臓の毛」 がなびくと悪さを思いつくのです。

(ン?  アレ??  なんかもよおしてきたぞ・・・ あ~っ このてがあったか! めにものを見せてくれるワ
      この場合は鼻か 鼻にものを見せてくれるワ)

ハイ じゃあ書きましたね すでに届いてないか ちょっと本署に問い合わせしますから・・・

(おっ 席を離れた 今や! たのむぞ俺の 肛門かつやく筋! ゆっくりゆっくり そ~とそ~と「 スッカ~」)

(蚊の鳴くような声で)おとうさん、おとうさん・・・おならした? クッサ~

(蚊の鳴くような声で)昔から 出もの腫れもの所かまわずってゆうてな

(蚊の鳴くような声で)おとうさん いつもそれゆうな・・

(やった~ 見事なスカシっぷりや! おっ警官もどってきよった)

まだ 本署にも・・・?・・・・?? とっ届いてないみたい

(あっ 警官も気がつきよったみたいやな! 鼻にものを見せてくれるワ)

(となりの被害届けのオバちゃんとむかいの警官もこっち見とるっ しまった一般市民もまきぞえにしてもうたか 少々の犠牲はやもえへんか)

(子供がとなりで下むいてかすかに笑ってる)

(アカン 子供が完全に半笑いや 俺も笑いそうや 今、笑ったらアカン俺の犯行がばれるとまずい)

(笑ろたらアカンぞ~!我慢しろ~俺~!!)

ハイ じゃあ 紛失届けOKです 見つかれば すでに連絡しますので

よろしくお願いします

(さいごは半笑いやったかな?まっ 成功成功!)


帰り道々子供と大笑いしながら帰ったのはゆうまでもありません。めでたし めでたし っと