2010年07月10日朝日新聞掲載記事
第92回全国高校野球選手権長崎大会が10日、長崎市の県営野球場で開幕する。今年は過去最多の62校が参加。午前10時から開会式があり、雨天の場合はスタンドで開かれる。期間中は、同球場と佐世保野球場(佐世保市)で試合がある。決勝は25日午後1時、県営野球場で予定されている。
入場行進のリハーサルをする生徒ら=長崎市の県営野球場
県営野球場では9日、開会式の準備とリハーサルがあった。
大会役員や野球部員らが、式典用のイスや花壇をグラウンドに並べるなど作業に追われた。入場行進のリハーサルでは、長崎商、長崎北陽台の生徒らがグラウンドを歩き、手順を確認した。
一方、離島校は一足早く長崎市入り。富江、壱岐商はこの日、同球場で練習し、キャッチボールやノックで人工芝の感触を確かめた。来春に閉校するため、最後の大会となる富江の福森圭将主将は「全力を出して悔いの残らないようにしたい」と意気込みを語った。
長崎海洋気象台によると、県内では10日夕方ごろから、天気は下り坂に向かうという。県高野連の角西政信理事長は空模様を気にしながら「雨の様子を見て、できる限り試合をしていく」と話した。
県営野球場は大橋バス停、大橋電停そば。JR浦上駅からは徒歩約15分。佐世保野球場は総合グラウンド前バス停そば。松浦鉄道の大学駅からは徒歩約10分。大会期間中は両球場とも多くの観戦者が訪れると予想されるため、県高野連は公共交通機関での来場を呼びかけている。
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