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トヨタカップ ファイナル

2007-12-17 06:16:02 | 海外サッカー関係
4度目の頂点を狙う両者の戦いは、
世界に誇るスター選手をそろえたACミランが、
そのスターたる理由を見せつけた。
したたかさで対抗するボカを圧倒し、4年前の雪辱を果たした。

ミランは準決勝の浦和戦で精彩を欠いたFWジラルディノに替え、
34歳のインザギを1トップで先発に起用。
それが結果に結びつく。

前半21分、MFカカがスピードに乗ってゴール前に持ち込み、
ゴール左から左足でシュート。
相手に当たった跳ね返りを、針の糸を通すような精度で中央にパスし、
走り込んだインザギが右足で押し込んだ。

今季の欧州最優秀選手賞「バロンドール」に輝いたカカと、
欧州サッカー連盟主催のクラブ大会で
歴代最多の通算63点を記録したインザーギ。

後半にもそれぞれ追加点を挙げ、
世界一を決める大舞台で、その輝きを放った。

ミランに取っては悲願のタイトルだった。

前身のトヨタカップで89年、90年に連覇を達成して以降、
3度のチャンスはいずれも南米勢の前に苦杯をなめた。

03年にはボカにPK戦の末、敗れた。

欧州代表はこれまで、試合直前の来日が多かったが、
今大会は初戦の一週間前に来日して調整してきた。

連覇を知る39歳の主将マルディーニは
『到達すべき目的地がタイトル』と話していた。

17年ぶりの歓喜に酔いしれた。


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