自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

掩体壕の模型を作りました。

2024-07-28 07:03:02 | 模型

私は、毎月、第一、第三日曜日の午後2時から2時間、米子市内、「コムコムスクエア」の「プラモ・フィギュア・ジオラマ熱中造形塾」という講座で、プラモはもちろん、ガレージキット、ソフビ、建築模型、などの製作を指導しています。

6月から新入生が加わりました。

その新入生が、「アオシマ1/72紫電」を製作されています。

エアーブラシも使った事がないという事で、前回初めてエアーブラシによる塗装を経験して頂きました。

せっかく太平洋戦争当時の戦闘機を製作されるのなら、ジオラマにしてはどうか?と提案しました。

でも、飛行機のジオラマって、空中のジオラマ?という訳にはならないので、「掩体壕」を作って、その中に収納された場面をジオラマにしては?と提案しました。

私も過去に「掩体壕」の模型を作った事があるので、次回から指導して製作して頂こうかと思っています。

しかし、「掩体壕」って何?と思われる方も多いと思いますが、太平洋戦争当時に戦闘機を収納しておくコンクリート製の倉庫?です。

かまぼこ型のコンクリート製の建物ですが、ここ米子市の空港近くにいまだに複数の掩体壕の実物が残っています。

このような物なのですが、この中に戦闘機を隠して保護していたようです。

これを、スタイロフォームで作って戦闘機の模型を入れてジオラマにすれば面白いのではと思いました。

1/72のフィギュアも発売されているようですし、講座で色々指導して作って頂こうと思います。

以前に製作した掩体壕は、

こんな模型です。

スタイロフォームを削って形状にし、粘土を盛って筋彫りし、草は「水苔」を使いました。

この水苔は、エアーブラシでグリーンに塗装すれば、

こんな感じになります。

スケールは1/32ですので結構大きなものになりました。

飛行機は、「ニチモ」の零式艦上戦闘機です。

スケールが大きめなので、細かく塗り分けができました。

パネルラインで細かくエアーブラシ吹きし、塗装のムラを出しました。

日の丸はデカールを貼るのではなく、塗装しました。

この零戦は、特撮用に作ったので、旧日本軍の零戦が現在に残っていたらと言う設定で作ったので、塗装もボロボロになったという仕上げにしています。

掩体壕の中に隠して、メンテナンスしていつでも出撃できる状態だった。という設定です。

ここまでボロボロにシルバーを書き込みました。

これは緑色が剥がれたのではなく、シルバーを後から書き込んできます。

このキットを完成させた後、屋外の日の光で撮影しました。

結構本物っぽく写ったと思いますがどうでしょか?

これを紫電を作っている生徒さんに作ってもらおうかと思います。

どんな物になったかはまた出来上がってからアップします。