去年の暮れに、ある所から「イノウエアーツのゴジラ」を作ってもらえないか?と、頼まれました。
現物を確認し、組み立て方を頭の中でシミュレーションし、組み立てして行きました。
高さが60センチほどある「ガレージキット」なんですが、デカいし重い!
素手で持つと痛くてたまらん。
軍手をして作業しました。
こんなやつですが、この写真はもう出来上がっている状態です。
モノクロ映画なのでモノトーンの仕上げです。
これを仕上げるに、まず、全体の基本塗装しますが、いざ艶消し黒を吹き付けた所、エアーの出がおかしい。
圧力が上がらない。
コンプレッサーの調子が悪い!
納期まであと1週間くらいしかないのに、塗装ができない。
コンプレッサーを修理している時間はないので、新しいコンプレッサーを買いに行きましたが、ホビー用の安い物が無い。
模型屋さんにも無い。
電気店にも無い。
後は業務用の機器を販売している「アストロプロダクツ」しか無い。
行ってみたら、こんなのが有りました。
ホビー用としては立派すぎますが、スペックは申し分なし。
空気の圧力は6リットルのタンクに溜めて排出しますが、0,7mPaでモーターが止まり、0,6mPaで作動します。
エアーブラシで使用するに、レギュレーターで0,15mPaで使うので容量は全く問題なしです。
値段も、30,000円位の品物でしたが、21,000円で買えました。
展示品で、処分品だった様です。
早速エアーブラシで吹きつけ塗装し、乾燥後ドライブラシして完成させました。
以前に使っていたコンプレッサーですが、Amazonで買った物です。
メーカーは、ツールズアイランドですが、このモデルはもう製造していない様です。
でも、何で圧力が上がらなかったのか?
色々いじっていたら、何故か?元に戻りました。
タンクの一部から空気漏れしていたこともあるのですが、ポンプの空気取り入れ口の「めくらせん」を取り外したら、以前の調子が戻りました。
コンプレッサーは空気を吸い込み、それを圧縮して吐き出す仕組みなのに、何故か空気の取り入れ口にフタがしてありました。
そこで、そのフタを外し、ゴミを吸い込まない様にエアーフィルターをねじ込んで見ました。
このコンプレッサーはヘッドが二つあるのでフィルタも二つ必要でした。
これを取り付けてから、以前より調子良くなり、アストロプロダクツで買ったコンプレッサーが必要なくなったのですが、まー業務用なので、エアータッカーや、釘打ちにも使えるので、こちらも今後使ってゆこうと思います。
ただこちらは多少うるさいのと、重量が17キロ有るので、持ち運びがきつい。
Amazonで買った方は、5キロほどで、排出圧も最大0,5mPa有るのでホビー用としては十分のスペックです。
何が原因で圧が上がらなかったのか分かりませんが、フィルターを取り付けてからは全く問題なく動いてます。
これのおかげで、今年から始めた「コムコムスクエア」のプラモ講座で生徒さんにエアーブラシ体験をしてもらえて好評です。
最近はこの様なコンプレッサーが20,000円程度で買えるのがありがたい。
昔は70,000円くらいしてましたので、いい世の中になったな〜と思います。