自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

エアーブラシ用コンプレッサーの話

2023-04-03 08:57:00 | 模型

去年の暮れに、ある所から「イノウエアーツのゴジラ」を作ってもらえないか?と、頼まれました。

現物を確認し、組み立て方を頭の中でシミュレーションし、組み立てして行きました。

高さが60センチほどある「ガレージキット」なんですが、デカいし重い!

素手で持つと痛くてたまらん。

軍手をして作業しました。

こんなやつですが、この写真はもう出来上がっている状態です。

モノクロ映画なのでモノトーンの仕上げです。

これを仕上げるに、まず、全体の基本塗装しますが、いざ艶消し黒を吹き付けた所、エアーの出がおかしい。

圧力が上がらない。

コンプレッサーの調子が悪い!

納期まであと1週間くらいしかないのに、塗装ができない。

コンプレッサーを修理している時間はないので、新しいコンプレッサーを買いに行きましたが、ホビー用の安い物が無い。

模型屋さんにも無い。

電気店にも無い。

後は業務用の機器を販売している「アストロプロダクツ」しか無い。

行ってみたら、こんなのが有りました。

ホビー用としては立派すぎますが、スペックは申し分なし。

空気の圧力は6リットルのタンクに溜めて排出しますが、0,7mPaでモーターが止まり、0,6mPaで作動します。

エアーブラシで使用するに、レギュレーターで0,15mPaで使うので容量は全く問題なしです。

値段も、30,000円位の品物でしたが、21,000円で買えました。

展示品で、処分品だった様です。

早速エアーブラシで吹きつけ塗装し、乾燥後ドライブラシして完成させました。

 

以前に使っていたコンプレッサーですが、Amazonで買った物です。

メーカーは、ツールズアイランドですが、このモデルはもう製造していない様です。

でも、何で圧力が上がらなかったのか?

色々いじっていたら、何故か?元に戻りました。

タンクの一部から空気漏れしていたこともあるのですが、ポンプの空気取り入れ口の「めくらせん」を取り外したら、以前の調子が戻りました。

コンプレッサーは空気を吸い込み、それを圧縮して吐き出す仕組みなのに、何故か空気の取り入れ口にフタがしてありました。

そこで、そのフタを外し、ゴミを吸い込まない様にエアーフィルターをねじ込んで見ました。

このコンプレッサーはヘッドが二つあるのでフィルタも二つ必要でした。

これを取り付けてから、以前より調子良くなり、アストロプロダクツで買ったコンプレッサーが必要なくなったのですが、まー業務用なので、エアータッカーや、釘打ちにも使えるので、こちらも今後使ってゆこうと思います。

ただこちらは多少うるさいのと、重量が17キロ有るので、持ち運びがきつい。

Amazonで買った方は、5キロほどで、排出圧も最大0,5mPa有るのでホビー用としては十分のスペックです。

何が原因で圧が上がらなかったのか分かりませんが、フィルターを取り付けてからは全く問題なく動いてます。

これのおかげで、今年から始めた「コムコムスクエア」のプラモ講座で生徒さんにエアーブラシ体験をしてもらえて好評です。

最近はこの様なコンプレッサーが20,000円程度で買えるのがありがたい。

昔は70,000円くらいしてましたので、いい世の中になったな〜と思います。