プレゼント

お茶の間でパソコンしてたら、子供がそーっとやって来て
「お母さん」と私を呼んだ。
ん？？・・
私の視線はパソコン画面から子供が差し出した紙袋に移る。
ナンだナンだ？？・・子供の顔を見るとニコニコ。
そして「少し早いんだけど母の日のプレゼント」と言った。
「えっ、そんなのいいのにぃー」そう口では言いながら、嬉しさで
胸がいっぱいになる・・。
紙袋の底には赤いリボンがかけられた箱
手にとって開けてみると、中には星のついた腕時計が。
かっ、かわいい・・

　　　　　　　　　

何で分かったの？お母さんの欲しい物・・ ありがとう。

お弁当持参

子供は仕事柄、お昼休みの外出は禁止されてるので

当然お弁当持参になるんやけど、その職場の周りは

雑誌に載ってるオシャレなお店がアッチにもコッチにも・・

仕方なく仕事帰りに立ち寄って、お茶をしたりするものの

ランチに出たい気持ちは増すばかり・・

こればっかりは代わってあげられないからねぇ

手袋

日曜に神戸に買い物に出掛けた子供。
帰宅してさりげなく「ハイ、これ」と小さな袋を私に手渡した。
「えっ？何？？」
開けてみると手袋だった。
「お母さん、前にあげた手袋失くしたから」
・・ギョエーッ、しっかり覚えてたのね
「今度は失くさないでよ～」と念を押され、ありがたく
いただいたのでした

リサイクル

子供にもらった花器を早くも割ってしまった　　記事
しばらく内緒にしてたけど、白状する夢を見たので
翌日、試験管のような花器を用意して謝ることにした

「うっかりして割っちゃったんよー」
「えー、そうなん？」
「せっかく、くれたのにねーごめん。で、勿体無いから違うのを
吊るしてみようと思ってるんやけど」

「あっ、お母さん・・ウマいねぇ」

　　　　　

・・・難なく許してもらえた
丸い花器に比べると可愛さはイマイチやけどね

話し合い

こないだ子供の彼が遊びに来た。
挨拶や礼儀もしっかりしててとても好青年な彼だけど
ふと引っかかる言動があり、子供に言うかどうか迷った。
迷ったのは、私が言えば子供が板ばさみ状態になってしまうと
思ったから・・。
一晩考えて、お風呂の時に言うことにした。

「お母さんはこう思ったんだけど・・」

私が話し始めると、子供は一瞬驚いたような顔をしたものの
最後まで素直に聞いた後

「実は私もそう思った」と子供。

・・えっ？同じ事を思ってたの？意外な返事だった。
「でもたぶん悪気はなくて・・」と彼をかばうコメントをし
「彼の言った事を全部お母さんに話した私も悪いんやね」と
続けた。

彼をかばうだけで終わるかも・・と思ってたのに、私の話を
真剣に聞いてくれた事がとても嬉しかった。
・・・二人のお風呂タイムはこれからも続きそうだ

帰宅

玄関にブーツが無造作に脱いである。
子供はいつの間にか帰宅してたようだ。
ん？何時に帰って来たの？？
爆睡してた私は全く気付かなかった

・・・で午後２時。
「レタスの入った炒飯って美味しいよね」と子供が
言ってた事を思い出し作ってみた
しかし３０分を過ぎても全く起きてくる気配なし。
「出来たよ～」とも言えず、お先にいただきました

閉店

土曜日に向こうのお爺ちゃん、お婆ちゃんに会いに行く事に
なった子供・・。
「でも土曜の朝に予約入れてあるんよー、お店に電話して
時間を早めてもらおうかな？」
予約とは、子供が通っている永久脱毛のお店の事だ。
「じゃあ早いこと電話しなきゃ」
「うん、今からする」

お店に電話をすると、
「通話が出来ないって言ってる」と子供。

・・・えっ？通話が出来ないまだ営業時間内だよね？

もう一度かけても
「おかけになった電話は、お客様の都合により通話が出来なく
なっております」のアナウンスが流れるだけだった。
まさかと思いパソコンで調べてみると、画面には
「私も騙されました 」の被害者コメントがズラリ
・・・あちゃー、やられた
こんな身近に起こるとは・・被害者１名追加なり

デート

おばあちゃんからお小言を言われたとは思えない元気さで
子供は今朝から彼の実家がある滋賀へ・・。
ひょっとして結婚？いえいえとんでもない
ただ会いに行くだけで、実家を訪問するかどうか・・

・・そんなワケで、私は一人お留守番

Ｕターン

夕方、子供の友達Ｎちゃんが彼を含めたサークルの飲み会に
向かう為、我が家を後にした。
飲み会が終わったらＮちゃんは東京に戻ると言っていた。



二人で晩ご飯を食べていたら、子供の携帯が鳴った。
「あっ、Ｎや・・」
飲み会に向かったはずのＮちゃんからだった。
少し驚いたような声を出し、子供はそのまま自分の部屋へ。
どうしたんだろう？もしかして・・。

しばらくしてお茶の間に戻ってきた子供が
「Ｎが彼氏と別れたらしい、すごく泣いてるから今から
大阪まで迎えに行って来るわ 」
と私に説明をした。
「東京に帰れそうになかったら、一緒に戻ってくるから
今晩も泊まらせてあげて」
とも付け加えた。

急な展開に驚いたけど、彼氏の横暴な態度を聞くにつれ
これで良かったのではないかと。

・・・今、二人はゆっくり話せる近所のカフェにいる。

金沢から

月曜の夜遅く、子供が金沢から帰って来た
今回は彼とＤＶＤを観たり、能登半島までドライブに
出掛けたりして楽しい時間を過ごせたらしい
あっ、美味しいステーキのお店やお寿司、噂のホワイト餃子、
それに海沿いにあるお店で、とれたてのアワビや海老、魚を
網焼きにして食べたらしい わぉーっ、ダイナミック
辻口パティシエがバリスタとコラボしたというカフェはコヤマに
負けないくらいの行列だったとか
お風呂に浸かりながら、その話を聞いてた私はどんどん
お腹が空いてきたのでした