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美酒を求めて三千里

お酒に纏わる話を中心に 姉妹が日々を綴ります

きりん山 絵かきの宿 福泉 

2010-12-31 | 日本の宿・ホテル
今年一年を思い返して、やはり印象に残っているのは家族と過ごした秋。
我が家にとっての一大事もあったけれども、
その合間に母娘三人で訪れた温泉について、今日は書きたい。

新潟県関越、麒麟山の麓、絵かきの宿を訪ねた。
ここは東京から車で4時間以上もかかる長旅だけれども、
途中ドライブインでご当地ものを食べたり、
魚沼の田園地帯を左右に抱きながら走ったり、
なかなか飽きない旅路である。

絵かきの宿、福泉は阿賀野川沿いの小さな温泉街にある。
入り口は見過ごしてしまうくらい小さく簡素で、
姉は中が不安になった。

しかし、温かく迎えてくれる宿の方に連れられ、一歩中に入ると・・・





思わず叫ばずにはいられない絶景である。



この日に泊ったお部屋、夕光は、片側前面が窓。
そこから大きく対岸の山々、そして広々とした阿賀野川の流れを感じることができる。

今までも湯河原などで川沿いの宿には泊ってきたけれど、
スケールが違う。
渓流ではなく、大河が、悠々と眼前に横たわっているのである。
この日はかなり強い雨が降る予報となっていたが、
ここ数日の雨もあるのだろうか、流れにも勢いがある。
紅葉が始まった山の峰には、次々と雲が着いては離れる。
刻一刻と、一時も見逃せぬほど姿を美しく変えていく山の風景。
今まで考えていた様々な懸案が、どこかへ消えていた。

我に返ってお風呂を探しに行くと、そこでも驚きが待っていた。



ガラスのない半露天のお風呂なので、この大自然の空気を丸ごと感じられる。



部屋つき露天風呂とは思えない広いお風呂は、三人でもまだまだ余裕がある。
温泉につかると、
雨雲がふと途切れ、虹がすぅっと伸びてきた。



もう何も言うこと無い。
全部の疲れが今取れた。
というか、疲れってこんなに取れるんだね。
一人分くらい、背負ってたもんね。

こんなことを話していたような気がする。

心も体もほぐれた頃に日が沈む。
この夕暮れの静かな暗さがまたいい。

部屋の夕食では、
日本海でとれた海の幸や、地元の山の幸を中心に、
奇をてらわず、丁寧に作って下さった一品一品が並ぶ。
個人的にはむかごがお気に入りだった。

最後まで、スケジュールを調整してもう一泊できないものか、粘っていた絵かきの宿。
今度は父やR氏、P氏もまじえ、家族みんなで訪れたいものである。
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仙卿楼 別邸 奥の樹々

2010-08-04 | 日本の宿・ホテル
二月に行ったお宿なのですが、
思い入れがあり過ぎてなかなか書けずに夏になってしまいました・・・。
しかし晩夏の旅、初秋の旅を計画している人も多いと思われるので、今日こそUPします。

交通の便がいいので、箱根・湯河原は、忙しい家族が集まるのに適した温泉地。
その中でも濁り湯に入りたいという希望がわいた姉妹、
唯一近場で濁り湯のある、箱根の奥地にのみ的を絞って、お宿を探しました。
色々調べた結果、母娘水入らずの旅として決めたのは、仙石原の仙卿楼、別邸 奥の樹々

落ち着いた雰囲気の宿で、まず、仲居さんが優しく出迎えてくれます。
別邸に案内され、着いた和室のお部屋。
とても広いのですが、気取ったところがなく、調度品も上品な落ち着きを添えてくれて、
ここなら母も寛げそうだと感激。

廊下も全て畳で、足の裏も気持ちがいい。
妹は、縁側と、そして縁側の向こうにある和風のお庭に、思わず歓声をあげました。

障子を開ければ、どこにいてもお庭が見える全面ガラスという開放感。
それでいてプライバシーも守られています。

そして、源泉かけ流しの、露天風呂。
ひのきの香りに、ちょろちょろと絶えず流れる音が心地いい。
母娘三人で入ってもまだ広い、ゆったりとしたつくり。
暑ければ戸をあけ、庭を眺めやり、雨などが気になれば戸をしめればよく、
どちらにも対応可能なのがありがたい。
身体を洗う場所は中にあり、二人分シャワーが用意されていてこちらも広々としている。

温泉で熱く感じたら、
少し温度を下げた室内のジャグジーで、身体をぽこぽこ打たせてもよし。
母娘、周りを気にすることなく語らいながら、いつでも好きな時に入れるのが、
部屋つき露天風呂の魅力の一つです。

お風呂でゆっくりしていると、雪がちらほら。
仙石原に雪が降ることは近年あまりないそうですが、
なんと絶妙なタイミングで、雪見温泉となりました。

本当は、雪見温泉がしたくて、東北まで足を伸ばすことも考えていたので、
これは本当に素敵な空からの贈り物でした。

庭はあっという間に冬景色。
凛とした空気。静かな雪の仄かな白明かり。
白濁の湯につかりながら、皆で雪を眺めて、夢幻の一時でした。
 

夕食はお部屋で和風懐石。
やはり母も年をとってきましたし、
全てお部屋で寛げるというありがたみ、今回はひしひしと感じました。
お料理は、奇をてらうよりも、正統派の料理を、丹精込めて作られたような懐石で、
とても落ち着いた心で、味わうことができました。
 
 

高級旅館であっても圧迫感が全くなく、
むしろ、祖父母の家に帰省したかのように、
温かく、安心して寛げる・・・
箱根仙石原の仙卿楼さんは、そんな素敵なお宿でした。
きっと、すすきがほおける秋の仙石原も、また一際美しいことと思います。
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北海道登別温泉の宿*望楼NOGUCHI登別

2010-06-29 | 日本の宿・ホテル
北海道、登別温泉。
白濁の温泉につかりながら真っ白な雪景色を眺めやる風情を求め、
札幌から足を延ばしました。
今年の初春のことです・・・

ゆっくりプライベートで温泉を楽しみたいということで、
部屋つき温泉のある宿をいろいろ探しましたが、
最終的に、望楼NOGUCHI登別に決定。
どの旅サイトを覗いても口コミ評価が抜きん出て高かったこと、
特にリピート率が非常に高かったこと、
純和風ではなくモダンな内装も時には面白いだろうし、
モダンアートが好きなP氏の好みにも合うのではないかということなどを考慮し、選択しました。

札幌から送迎バスに揺られること約2時間。
望楼NOGUCHI登別は、登別温泉郷の中でもかなり奥まった所に位置しており、
大きなバスが山間を縫うように進んでゆく先にありました。

ドアが開いた瞬間、
非・日常が始まります。
モダン・アート・・・特に、ファンクショナリズムやミニマリズムがうまく取り入れられた、
スタイリッシュで、静かな内装。
カメラの充電を忘れたことが悔やまれます。以下、携帯の写真でごめんなさい・・・。

誰もいないラウンジは「2001年宇宙の旅」に迷い込んだかのよう。
 

P氏が喜んでずっと時を過ごしていたのは、ライブラリー。
映画、絵画、音楽、車・・・と様々な人の興味に訴える本が多数揃えてあります。
お部屋で観るための映画もここで借りることができます。
P氏が建築の写真集を丹念に読み込む傍ら、
妹は「失言集」なるものを発見し、悲哀帯びた可笑しみを味わっていました。

洋風のお部屋も広くてスタイリッシュ、また登別の峡谷を臨む開放的な眺めに感動します。


女性には、フェイスケアのアメニティや、部屋着の種類の多さ(作務衣・浴衣・バスローブなど)、
さらに珈琲の豆挽き、珈琲メーカー等、細かなファシリティーの豊富さも嬉しい。
 


お風呂も、広い!
窓も二段階に開けられ山間を望めるので、あとで存分に半露天風呂も楽しみました。



冬、吹雪の時など完全露天は辛い場合もあるので、
「半露天」というのは北海道の温泉としてとても機能的だろうと思います。
このお部屋、住みたくなりました。

夕食は完全個室のお食事どころに移動して頂きます。
広い個室で、料亭に来たかのようでした。
北海道の海・山の幸をふんだんに盛り込んだ創作系のお料理は、その盛り付けや器も楽しめます。


また、なんと、姉夫婦がサプライズにと日本酒の差し入れもしてくれてて、妹とP氏、感激です。
ありがとうぅぅ・・・・。
見て食べて飲んで満腹になっていると、
宿の方が「もし良かったらデザートはお部屋にお運び致します」と、気を利かせて取り計らって下さった。


至れり尽くせりのサービスにも、本当に感謝します。
従業員の方は皆若いのですが、
恐らく声の出し方から練習されているのか、
皆穏やかで、気配りが細やかで、心からのリラックスを提供するということに、徹底されていました。

お部屋に戻り、音楽を聴きながらデザートを食べ、
また夜の雪見温泉に入り、
ぐっすり眠って次の日の朝となりました。

朝食はまた別の個室で、和食と洋食から選んで頂きます。
こちらは雲丹の乗った茶碗蒸し。


朝から贅沢なひと時を味わい、あっという間に宿を出る時刻となってしまいました・・・。
送迎バスは10時発なのですが、
自家用車であれば12時のチェックアウトぎりぎりまでいられます。
夏だと雪道の心配もないですし、泊った折には、ぜひ次の日の朝も、ゆっくり過ごして下さい。

次回は、チェックイン~アウトまで、フルに滞在したいです!
去るのが本当に名残惜しい宿。
滞在中殆ど他の利用客には会いませんでしたが、
多くの人が、自分へのご褒美に泊りに来る、等賞賛のコメントを残している、
人気のホテルである所以が、心からわかった滞在でした。
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伊豆のうみ*料理編

2010-06-18 | 日本の宿・ホテル
夕食は6時から、これまた日が明るいうちからということで、非日常を満喫。

食前酒に続き、サザエの壺焼きや、ウニ・アナゴ・ウドなどを添えた豆腐。
サザエも食感と味を楽しめる厚さ、ライムを効かせた風味など、ひと技効いて非常においしい。
豆腐も、食べるのが自然とゆっくりになるくらい、食べるのがもったいなく感じてしまう。

これはお酒は何を頼もう?

和食ということだが、この宿では日本のワインもそろえており、料理との相性を謳っている。
こちらも非常に魅力的ではあったのだが、伊豆や静岡の日本酒にも惹かれ、日本酒を一合ずつ頼むことにする。

 

まずはじめにオーダーしたのは静岡富士の「池」。
池のほとりに浮かぶような、そんなイメージで運ばれてきたお酒。



父が好きそうな熟成した香りを持つが、飲み口はすっきり。なかなかいける。
すごく小さい集落でお米を丁寧に育てているらしい。

 

続いて出てきた碗もゆずの香りが最高だし、お刺身もただ切ってあるものとは全く違う食感。
トビウオも口の中でふわふわと軽やかに踊る。

美味しい魚にお酒もすすみ、続いて 正雪 吟醸を頼む。



こちらは旨みが口に広がるものの、それがぱっと口の中で消える、非常に面白いお酒。
雪が解けるような、そんな飲み口。

このあたりでだんだんおなかが満腹になるものの、続いて煮物や金目鯛のしゃぶしゃぶまで出てきて、非常に豪華。
なによりも、ひと品ひと品丁寧に作られているのが驚きだった。
おなかは苦しかったが、なんとか最後まで美味しく食べられた。

最後に頼んだのは 女なかせ 純米大吟醸 。



甘めのすっきりしたお酒でおいしいものの、姉は泣かされるまではいかず。

さいごは果物までいただき、非常に満喫したのだった。

料理の美味しさのみならず、器、お酒までこだわりがあり、非常にリラックスできた宿だった。
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料理の宿 伊豆のうみ*お部屋編

2010-06-17 | 日本の宿・ホテル
先日、久しぶりに夫婦の休みが重なった休日、
思い切って、小旅行に出かけることにした。

仕事帰りのRを拾い、海沿いの道を車で走る。


向かった先は、伊豆高原にある「料理の宿 伊豆のうみ」。
まだ出来て一年経っていない、和風のお宿ということだが、
様々なサイトを見ても高評価。
特に料理が美味しいということもあり、この宿に決めた。

宿は伊豆高原の別荘地の中にあり、全六室という小ぢんまりとしたものであるものの、
随所随所に女将さんの気配りが感じられ、非常に心地が良い。

お部屋は和室と和洋室の寝室、二部屋が用意されており、二人では十分の広さ。
何よりも、窓が大きく開放感がある。
窓の外の木々を通る風が気持ちの良い緑の香りを運んでくれて、
ただ座っているだけでどんどん浄化されていく、
そんな気がする非常に気持ちの良いお部屋である。



チェックイン後すぐに、貸し切り露天風呂へ。
緑の中に浮かんでいるような錯覚を覚える、開放的な露天風呂。
内風呂は総ヒノキで、これまた香りがいい。
緑に囲まれ、鳥の声を聞きながら昼間から温泉に入る・・・、
すっかり癒されたR夫婦なのでした。



お部屋にも小ぢんまりとした露天風呂があるため、
そちらも十分に堪能。
あとは食事! とすっかり楽しみに。

<食事編に続く>
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ホテルアービック鹿児島

2010-05-28 | 日本の宿・ホテル
ビジネスホテルに求めるもの…
というと、人によってさまざまだろうと思うのだが、私の出張は大抵一泊の予算が多くない。
そのため出張の際にはいつも“安くて快適”なホテルを入念にチェックする。


必須条件は
・LANが備え付けであること
・朝食付
・禁煙ルームがあること


そして言うまでもなく安いこと。

今までは鹿児島市内であれば天文館辺りに宿泊していた。
しかし新幹線が通ったこともあり、だいぶ鹿児島中央駅の周辺が再開発されたという。
それをこの目で確かめてみたく、鹿児島中央駅目の前のホテルアービック鹿児島を選んでみた。

インターネット限定プランだと、休前日でも朝食付で5500円だという。
破格値なので、大した期待もせず訪れてみたが、良い意味で期待を裏切られた。

数年前に出来たばかりというだけあり、非常にモダンなエントランス。
部屋はビジネスホテルであるので広くはないものの、セミダブルのベッドで、浴槽も深くなかなか快適。
LANも早い。部屋も清潔感があり、非常に快適だった。



そして驚いたのは朝食。
5500円くらいのプランであれば、朝食と言ってもトーストにコーヒー位のところも多い。
しかしここは和食、洋食が用意されており、サラダ、ジュースなどの定番なもののほか、紫ご飯やさつま揚げなどもある!



くどい様だがこれで5500円とは本当に驚かされた。
ホテル裏に大規模な駐車場も完備されており、一泊500円から利用できるとのこと。

鹿児島観光の最終日など、駅近な利点を生かした宿泊にも十分対応できるであろう、オススメのビジネスホテルなのである。

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南房総 網元の宿 ろくや

2010-05-05 | 日本の宿・ホテル
海の幸のお好きな方に、是非お薦めしたいのが、南房総は岩井海岸から歩いてすぐの、網元の宿、ろくやさん。
安い・美味しい・温泉、と三拍子揃った、気軽に利用するには最適なお宿です。
そして首都圏から近いので、忙しい人にも便利です。
超人気のお宿らしく、予約はかなり早めにとっておいた方がいいかもしれません。

そんなろくやさん、元々は民宿だったということで、簡素な民家のようなものを想像していました。
ところが、ちょっとしたビジネスホテルのように、小奇麗な建物。
そして中の装飾もお部屋も、清潔にモダンに整えられており、嬉しい驚き。

お洒落な温泉も、貸切風呂で四種類。これは宿についた時、予約する手筈となっています。
やはり貸切風呂は家族でゆったりできるのが魅力的。
泉質もよく、お肌が本当につるっつるになり、姉と二人であまりの変わりように笑い出した位でした。
また、女性に嬉しいのが、浴衣を選べること。
ここのお宿の方たちが、如何に工夫を凝らしていいサービスを提供しようとされているのか、至る所でわかります。
海の幸のみを期待して来たお宿でしたが、温泉も存分に楽しめました。

夕飯はお食事どころで。
ここも、個別に区切られた和風レストランに来たかのような、モダンでお洒落なお食事どころ。
元気なお兄さんたちが、そこを闊歩しながら世話して下さる。
従業員の若さに、この時は驚いたが、考えてみれば宿全体がとても若い感性で磨かれている。
値段もリーズナブルなので、大学生のカップルなども、きっと利用しやすいと思う。

このお宿のメインはなんたってその新鮮な海の幸!!!
様々な種類のお刺身が乗った舟盛り。


こんな透明度の高い烏賊のお刺身も、初めてです。


アワビも踊り食いや、若干まだ動いてるような気がする、新鮮な伊勢海老の、こりこりする食感も印象的だが、
まぐろの大きなかまの塩焼きを、皆でつついて食べるのも、良かった。

美味。
とにかく美味です!
豪快な盛り付けに、とことんシンプルで、だからこそ生きる繊細な魚介類の味。
これぞ磯料理の極地を行くのではないでしょうか。
食べきれない位色々な種類が出てきて、満腹、満腹となりました。

もし東京のレストランで同じものを食べようとしたら、ここで一泊する分の値段を軽く超えてしまうと思います。
そう考えますと、温泉三昧で、海の幸もこんなに出て・・・、
このお値段は信じられないくらい破格だと思います。

大満足で宿を後にした次の日、南房総を散策。
海の向こうに富士山が望めました。
滅多に会えない家族との一時、海の幸の真髄を味わえた昨晩の宴・・・、
不思議なほどの贅沢を味わえた翌日ということも手伝ってか、
その孤高の富士山に、どこか神秘的な感じを覚えました。

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湯河原温泉*ふきや

2010-05-03 | 日本の宿・ホテル
ゴールデンウィーク。日ごろの疲れた体を癒しに温泉宿へ出かける人も多いことでしょう。

今年のGW、姉妹の家族はばらばらですが、
気分だけでも癒されようと、家族で旅した時の写真を眺めています。

両親還暦のお祝いをした、湯河原温泉のふきや
赤いちゃんちゃんこや、帽子や、赤い座布団を用意して下さり、
宿の方も一緒に還暦をお祝いして下さいました。



7種類もある貸切温泉でのんびり休む母娘。
貸切の露天風呂は、やはり心底休まります。
泉質がとてもいいのでしょう、肌が本当につるりとむけたゆで卵のようにつるんときめ細かく光り、
保湿効果抜群だったのか、もちもちのお肌に。化粧をするのがもったいないくらいでした。

夕食は懐石。
そもそも湯河原にしたのは、R氏と父が次の日早朝から仕事ということで、近場の温泉に行きたかったから。
朝食が残念ながら一緒に食べられないR氏にも満足してもらえる位、
量もよし味もよし。
特に奇抜だったり驚かれるような懐石料理ではなく、
どこかで馴染みのあるような一品一品を、丁寧に盛り付けして、しっとりと味わわせてくれるような懐石です。
 

落ち着いた和風旅館の風情を更に彩るのは、窓辺から臨むしだれ桜。
ちょうど二階の部屋だったので、桜の花と同じ目線で枝ぶりを眺め、枝の向こうに霞む水墨画のような山並みを眺め、また、和風のお庭を見下ろしながら和む。
特に夜、白く浮き上がる夜桜は見事。
この季節に来られたことを、皆で喜びました。



翌日の朝食も美味しかった。特に魚の開きが印象に残っています。



風情あるお風呂、どこか懐かしくどこかモダンなお部屋、日本の春らしい眺め、丁寧な懐石、
還暦のお祝いに相応しい、とても落ち着ける素敵な和風旅館でした。

今でも、メルボルンの机の引き出しには、
ふきやさんの用意してくださった、
赤帽を被った両親と子供たちの家族写真が添えられたパンフレットを、大事にしまってあります。
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富士屋ホテル:本館スタンダード

2010-02-20 | 日本の宿・ホテル
箱根の記事を昨日UPしたので、
本日も続けて箱根の宿について投稿しようと思う。

箱根といえば箱根駅伝が有名だけれども、
今注目を浴びている山登りの5区にある、
「宮ノ下」というチェックポイントを覚えている方も多いと思う。
選手が苦しそうに曲がり道を上ってくる所である。
更に耳を傾けると、毎年、
「富士屋ホテルの前を通過しました」
というアナウンサーの声が聞こえる。

何年も前になるが、
訪ねたのは、この富士屋ホテル
本館が建築されたのは明治24年。
箱根温泉の明治、大正、昭和、平成を引っ張ってきたといっても過言ではない。
私たちも、その歴史を体験しに、ここのホテルへ足を運んだ。

明治以降の日本の変化に興味のある方ならば、絶対に楽しめるホテルである。
本館以外にも幾つか建物が立っているが、
どの建築様式も、
その時代を示していて非常に興味深い。
文明開化後の試行錯誤等、肌で感じることができる。



廊下には今まで訪れた要人の名前が並んでいるが、
日本の皇室始め、ヘレンケラー、ジョンレノン、月に行ったアームストロング、
政治家、芸術家、貴族、宇宙飛行士等々、
様々なジャンルの、そして20世紀の顔とも言える人々の名がずらり。
彼らが皆ここを一点として通過していってるとは、不思議な感じだ。
庭園も広く凝っており、散歩するのも楽しい。



建物のみならず、部屋も様々なタイプがある。
リーズナブルに泊まりたい人にも、
贅沢に泊まりたい人にも、
丁度いいお部屋が見つかるであろう。

私が泊まったのは本館スタンダードタイプ。
西欧化に傾いていた当時の意気込みの名残が感じられるお部屋。
また、全ての部屋に温泉が引かれているので、
いつでも湯治ができる。
バスタブで温泉という経験は初めてだった。

館内、かなり色々廻れる所があり、
博物館に泊まっているよう。
夜に訪ねたバーは、何故か客が私たちだけだったが、
ここも、何十年も昔のバーに入り込んだような雰囲気。



明治維新以後の日本の歴史が、
ぎゅっと凝縮されている、興をそそる温泉宿。
お部屋によっては、歴史+αも感じられるかもしれないが、
安いお部屋で泊まっても、充分楽しめる所。
Ozmallという女性雑誌のオンラインネットでは、
8800円で泊まれるプランもあるようだ。
学生さんなども楽しんで泊まれる、お得なプランだと思う。
こういう貴重な場所が、
様々な人に利用できるような設定であることに、感謝です。



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ホテルグリーンプラザ箱根:特別室アジアンツインルーム

2010-02-19 | 日本の宿・ホテル
箱根と言えば、温泉。お正月には、駅伝。
その箱根が今、新しい観光を打ち出している。
箱根の湯めぐりパンフレットの中の見開き一頁が、こちら↓。



世界的にも大人気なジャパニメーション、
ヱヴァンゲリヲン。
舞台の町、第三都市が箱根仙石原を元にしているということで、
ネルフクッキーやらヱヴァ珈琲やら、お土産物も充実しているし、
湯巡りマップのスタンプもヱヴァ仕様で、
ペンペン君など登場している。
ヱヴアンゲリヲンのマーケティングは箱根観光業界の戦略も取り込んで、
どこまでも触手を伸ばしていく・・・

閑話休題、
写真の綾波レイちゃんが降り立っているのは、
ホテルグリーンプラザ箱根
写っているのは、
大きな富士を眺めながら浸かる事の出来る、温泉露天風呂。

ここのホテルには、幾つか露天風呂付部屋のタイプがあるが、
宿泊したのは、特別室アジアンツインルームである。
他人を気にせずにいつでも富士見温泉に浸かれるという眺望と、
唯一このタイプの部屋に引かれている乳白色のにごり温泉に惹かれ、選択した。

箱根では値のはる宿も多い中、
二食付き、26000円で露天風呂付きのお部屋に泊まれるというのは、リーズナブル。
(現在では朝食つきで20800円というプランもあるらしい)

お部屋に入ると、アロマの澄んだ香りと白熱灯の柔らかい光で、
力がふっと抜けるようだった。
ツインベッドなのだけれど、かなり大きくて、かつ高さが低いので落ち着ける。
アジアンルームということなので、
装飾品とう少しバリっぽいようなものもちらほらあるが、
どちらかといえばすっきりしたモダンなお部屋のように感じられた。
3人以上で泊まることはできなさそうな広さだけれども、
二人で泊まるには充分。
いつでも黄昏時のような雰囲気のお部屋に、
心底リラックスできた。



部屋の先には露天風呂。
ホテルの庭を見ながら入る形だが、
天気に恵まれれば富士見温泉。
乳白色のにごり湯が、温泉気分を更に高めてくれる。
何度も入って、温泉効果も抜群。

食事やお部屋がとても豪華なホテル、
という訳ではない。
でも、お洒落で、清潔で、眺めがよくて、リーズナブルで、
ロープウェイにも程近く、
リラックスしたい若い人たちにはピッタリの、
そんな素敵なホテルだった。
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