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美酒を求めて三千里

お酒に纏わる話を中心に 姉妹が日々を綴ります

イギリスのサイダー*Kingston Press Premium Dry Cider

2010-09-12 | シードル他
風の冷たさが和らぎ、春を迎えたメルボルン。
街のあちこちで、りんごやプラムの花が美しく満開となっています。

そんな昼下がり、友人と、サイダーを飲もうということになりました。
サイダーとは、以前の記事でもご紹介しましたが、
英国生まれの炭酸りんご酒。
アルコール度数は大体5,6%。
梨を使われるPear Ciderもあります。
このサイダーは、イギリスやオーストラリアでは、
ビールが苦手な若者などが、ある意味お酒慣らしに飲む、というイメージがあるらしいけれど、
私にとっては物珍しいお酒という印象。

でも果実のすっきり感が印象的で、時々飲みたくなります。
今回のサイダーは、
Kingston Press(キングストン・プレス)のPremium Dry Cider(プレミアム・ドライ・サイダー)。
冷えたグラスに注ぐと、ビールよりちょっと少なめの泡が、一気に立ち上ります。



このサイダー、とっても美味しかった。
サイダー自体、好き嫌い分かれるお酒だと思うのですが、
このサイダーは、果物の青臭さがまったくなくて、
もちろんビールのように苦味もなく、
どこまでも清涼感に溢れる爽やかなアロマ。
ドライと書かれているそのとおり、
りんごから出来ているといえども甘さが全くありません!
りんごチューハイのような想像をして飲むと期待はずれになってしまうかもしれませんが、
甘いお酒が苦手な人、
ドライなお酒を求める日には、最適。

ちょうど二日前に姉がりんごジュースのサイダーを紹介してくれていたけれど、
きっと姉は、このりんご酒サイダー、好きになりそう。
また買いたいなと思えるサイダーに出会えた午後となりました。
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にっこりマッコリ

2010-08-20 | シードル他
最近ずっとマッコリを飲んでいない妹。
母に電話をした所、マッコリを飲んだと聞いてうらやましくなり、
母の話を聞きながら、父に写真を送ってもらい、記事をアップすることに。

本日のマッコリはにっこりマッコリ。



韓国のちぢみに合わせたらしい。
一枚目は、ニラをふんだんに使い、海老を入れた海鮮ちぢみ。
二枚目は、豚肉と葱。
お好み焼きもそうだけれど、
そういえば、母は一枚一枚、いつも味を変えて出してくれた。
私が最近お好み焼きを作った時は、全部同じ味で混ぜて何枚も焼いたけれど、
色々と変化を楽しめるよう、
贅沢な具材じゃなくていいから、一枚一枚異なる味付けにするという思いやり、
これから自分も実践していきたい。

もちもちの中身を包むクリスピーな表面にかけるのは、手作りのタレ。
コチュジャンと醤油、お酢、ニンニク、粉唐辛子をベースに作っているそう。
聞いているだけでも美味しそう。

にっこりマッコリは、ビールより度数が少し高いにも関わらず、
甘みがあって、非常に飲みやすかったらしい。
炭酸・酸味が通常のマッコリに比べ少なかったと感じたのも特徴とか。

話を聞いていて、マッコリ、久しぶりに飲みたくなりました。
コメント (2)
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Henry of Harcourt: Original Cider

2010-05-17 | シードル他
P氏が仕事で訪ねた町の酒屋さんに赴き、地元産のサイダーを仕入れてきました。
ブログのネタになるのではないかと、考えてくれたようです。

サイダーとは、日本では炭酸ソーダの類を思い浮かべますが、
リンゴを発酵させることで作られた、炭酸系のお酒です。
英語ではサイダー、フランス語ではシードルとして広まっているよう。



ちょっとノスタルジックな可愛らしいラベルが貼られているこちらのサイダー、
100%林檎のみで作られているということで、何だか体に良さそう。
注ぐとピルスナービールのように薄い黄色をしています。
梨から出来るペリー酒もそうなのですが、
林檎や梨の炭酸のお酒というと、甘くて女性向けのチューハイのようなものを思い浮かべてしまうのは、
やはり日本のコンビニをの陳列棚を眺めてきた結果なのでしょうか。
こちらのサイダーはそんな予想を簡単に覆し、
甘さの一切ない、柑橘系のキリリとした刺激を提供してくれます。
林檎と言えば林檎なのかもしれませんが、言われなければわからなさそう。
発酵過程に独自の不規則変化が起こって、独特の味と香りを醸し出しているようです。
苦味がないので飲みにくくはありませんが、好き嫌いはあるかもしれません。
妹はこの新しい種類のお酒にすんなりとはまり、
食前酒として、一本楽しみました!










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梨のお酒*ペリー

2010-03-01 | シードル他
ペリー酒。あまり馴染みの無かった言葉だけれども、梨のお酒である。
果物系のお酒というと、リキュールを思い出すけれども、
スピリッツに果汁を加えて製造するリキュールとは異なり、
梨の果汁そのものを発酵させて作る、梨のお酒である。
そのために、食用の梨とは異なるペリー用の梨が育てられている。

イギリスでは結構好まれているお酒のようであり、
それ故ここオーストラリアにも流入している。
アルコール度数が4~8%位と低めで、
かつ果物から作られていて飲み易いこともあって、
お酒の飲み始めの少年たちが、加減を知らずに飲んで悪酔いすることも多いらしい。

興味深いペリー酒を初めて飲んでみた。
イギリスWestons社のHerefordshire Country Perry。



ペリー酒として、伝統的な味を守っている所らしい。
梨ジュースのようなものを想像していたが、全然違う。
甘みや果実味もほのかにするが、
オークで長く熟成されたとだけあって、樹のアロマな香りも漂って、
フルーツジュースというよりは、薬味ジュースのよう。
冷蔵庫で冷たくして夏の日に飲めば、清涼感が味わえる。
すごく好みの味というわけではないけれども、
面白い経験になった。
フランスのパスティスを飲んだ時も思ったことだが、
現地でどんな風に愛されているのか、
実際当地を訪ねる機会があったら、探ってみたいと思う。

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