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美酒を求めて三千里

お酒に纏わる話を中心に 姉妹が日々を綴ります

Valdivieso Brut バルディビエソ・ブリュット

2010-07-18 | スパークリングその他
梅雨明けもし、明るい空が広がっている。
完全に夏の高気圧に包まれ、気分も爽快。
(締め切りがすぎてしまっている案件さえ終われば心からすっきりするのだけれど、遅々として進まない…)

こんな日はスパークリングが美味しい。
キリリと冷えた泡は、身も心もさっぱりと洗い流してくれて、夏バテの体がシャキッとする。

シャンパンはもちろん美味しいのだけれど、シャンパーニュ地方で作られていないスパークリングにも、美味しいものはたくさんある。
先日飲んだこのスパークリングもなかなかのコストパフォーマンスだった。

チリでもっともよく飲まれているスパークリングワイン、Valdivieso Brut バルディビエソ・ブリュットである。





泡がクリーミーできめ細かくたち、泡と共に果物のような、リンゴのような香りがのぼる。
この香りがほかのスパークリングではあまり味わったことがない感覚で、印象的。
香りは甘めであるが、味は辛口なので、この点も嬉しい。
さっぱりとした料理と違和感なく合う。

この日はたっぷりのキュウリとカラーパプリカの上に蒸し鶏を乗せ、ごま油、ネギ、塩コショウ、レモンで適当に作ったたれをかけた、適当料理。
しかし、鶏肉の風味にこのスパークリングが思いのほかぴったり。

チリワインはコストパフォーマンスが高いものが数多くあるとは分かっていたものの、これまた嬉しい発見だったのだ。
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"Il Campanone" Reggiano Lambrusco Rosso

2010-07-08 | スパークリングその他



市場に出回っているスパークリングワインは非常に多いのだけど、これは赤いスパークリングワイン。
それもロゼではなく、写真のように濃いしっかりとした赤。
ランブルスコである。

今日は"Il Campanone" Reggiano Lambrusco Rossoを選んでみた。
ランブルスコは物によっては果実実が強く甘さを感じるものも多い。
そしてまた、辛口であると、空き缶のような鉄分のような香りを感じるものも時々あるのだが、これは上手にできた辛口で、果実の香りも控えめに香る。

スパークリングといっても自然と発泡する、非常に軽やかな炭酸。
しゅわわわ…と軽くはじける。

ランブルスコには生ハムが良く合うと言われているが、その通り。
生ハムのさっぱりとした風味を赤ワインの風味が超えることなくちょうど良く、生ハムの塩味がまたランブルスコの果実味を引き立てるので、ちょうど生ハムにドライフルーツを合わせている雰囲気に似るのかもしれない。


赤ワインは冷やしすぎると味わいにくいなどというけれど
これは冷やして良い。

今日も冷蔵庫で冷やしておいたが、もっとキンキンに冷えていても美味しく味わえそう。
まさに暑い夏に最適な赤ワインなのだ。

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コント・ドゥ・ローブ ブラン・ド・ブラン ブリュット

2010-06-16 | スパークリングその他

ワールドカップも佳境に入ってきており、今日はスペイン戦。
連日の不眠による眠気のせいなのか、ブブゼラの音も慣れると子守唄。

先日の日本戦は予想外の勝利で驚いたが、試合内容は親善試合かと思うほどだった。

しかしこちらはワールドクラス。
未だ点の動かない試合ではあるが、見応え充分。
スイスもスペインに引けを取らない試合をしている。

暑くて熱い、そんな夜にあわせたのはコント・ドゥ・ローブ ブラン・ド・ブラン ブリュット。
白のスパークリングワインである。



このワイン、残り香がちょっと面白い。
薬草のような独特の香りがする。

真夏のジャングルに迷い込んだような、そんな異国の香りはワールドカップにも良く合う。


美味しいしおもしろいし、ついつい夜更かししてしまうのだが、明日の仕事に響かないか、ちょっと心配な姉なのだ。
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Domain Chandon: Brut

2010-05-10 | スパークリングその他
このブログでも、スパークリングと言えば登場頻度の高いのがシャンドン社。
モエ・エ・シャンドン社がオーストラリアビクトリア州に建設した、ドメイン・シャンドンで作られるスパークリングにも、
随分とお世話になっています。

母の日のお祝いに家族をランチに御招待した折、
P氏のお兄様から、ドメイン・シャンドンのブリュットを頂きました。



料理が間に合わず、焦っていましたが、食前酒としてこのスパークリングを開けられたので、
場も華やかになり、時間も持ち、大感謝です。

この白のスパークリング。
20ドル(1500円ちょっと)としては非常にコストパフォーマンスが高いと思います。
秋の深まるメルボルンの、晴れやかで、しかし少し肌寒い、
そんな日のお昼に、こっくりと飲むのに相応しい印象を受けました。
スパークリングにしては、かなり味がしっかりしていて、色も濃く、ちょっとナッツのような香りもします。
そのリッチな飲みごたえにはまり、
ランチが終わったこの日の午後、早速、新しいボトルを買いに行き、
再び皆で開けることとなったのでした・・・。

しっかりしたボディを持ったスパークリングのお好きな方に、お薦めしたい一品です。




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Pier 10* BIJOUX 2007 (Sparkling White)

2010-03-23 | スパークリングその他
メルボルン近郊モーニントン半島に位置する、大好きなワイナリー、ピアー10(PIER 10)
ここを訪れた時の感激は以前記事にしたが、とにかくどのワインも上品な繊細さがあり、美味しい。

特にP氏お気に入りだった、スパークリングの白、
BIJOUX 2007 (Blanc de Blanc Sparkling White)を、今回特別な日の食事に早速開けた。
シンプルだけれども、白いカバーにホログラムのようなシールがキラリと光る、ボトルもお洒落。



このスパークリングはシャルドネ100%であり、
このことからも想像しうる通り、辛口のスパークリングである。
注いでみると、科学の実験を彷彿とさせるくらい、
長いこと泡が熱心に立ち上っていて、見ているだけで乾杯が待ち遠しくなる。

辛口と雖も、炭酸がきついわけでも、酸味がきついわけでもない。
フルーティさと、アロマの香りのバランスが丁度よくとれており、
下の上で転がして楽しみたくなる繊細さがある。
どちらかというと、「かんぱーい!!」と言ってわいわい開けるというよりは、
落ち着いた部屋でしっとり飲むのがあっているかもしれない。
でも、皆と楽しみたかったので、皆と開けたが、それはそれで嬉しかった。

また、ソースの強い肉料理や、赤身魚のカルパッチョより、薄味の料理に似合う。
日本で開けるとしたら、新鮮な白身魚に、少し塩をふったような刺身を、あわせたい。

最近ここのワイナリーはスパークリングで有名になってきたらしく、値段が上がらないかは心配だけれども、
いつか、日本の輸入会社が注目して仕入れてくれれば嬉しい。
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モエ・エ・シャンドン グラン・ヴィンテージ 2003

2010-03-03 | スパークリングその他
日本でもとても有名なシャンパーニュ・メーカー、モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)。
オーストラリアのヤラバレーに、Domain Chandonとしてワイン作りをしていることもあり、シャンドン社のスパークリングはこのBLOGでも度々取り上げているが、
今日もさすがモエ・エ・シャンドンと言わしめるシャンパーニュについてUPしたい。

大手ネット販売会社でも扱っているし、多くのお店が取り扱ってるので、
是非、日本にいる家族にも知らせたい。

妹がとても気に入ったそのシャンパーニュは、
グラン・ヴィンテージ(Grand Vintage)2003年。



飲みきってしまってから慌てて写真を撮ったので、
口を覆うラベルが剥がれていて申し訳ないけれども、
黒い箱に入っているのが、このシリーズの特徴である。
良質なシャンパンを造るシャンドンが、特に美味しいと思えた年だけ、
ヴィンテージとして売り出しているシャンパーニュがあるが、
新しいコンセプトのもと、グラン・ヴィンテージという新しい名で再デビューしたのがこのシリーズ。
内側には、ヴィンテージとして売り出された年が記されており、2003年もそのうちの一年であり、グラン・ヴィンテージとしては、第二作に当たる。
詳しくは、新進気鋭の若き責任者がこのシリーズについて語っている頁(ココ)を御参照。

香り高く、グラスに注ぐだけで、とても幸せな気分に。
色は通常のシャンパーニュより、少し濃く思える。



一口含むと、その豊かな味わいに、感激すると共に少し驚いた。
決して刺激が強いわけではない。
しかし、シャンパーニュにしては、とてもしっかりした力強さが感じられる。
果実味と、熟成された香りと、どちらもバランスよくミックスされ、
それが存分に味わえるシャンパーニュ。
夏日を清々しく美しい日に彩るような一品。

公式HPに拠れば、アサンブラージュは、
ピノ・ムニエ43%、ピノ・ノワール29%、シャルドネ28%。
葡萄の質の良さと、このバランスの妙に、力強さが隠されているのかな・・・。

ピノ・ノワールがベースで、シャルドネが三分の一程、ピノ・ムニエがほんの僅かばかり入っている、
ヴーヴ・クリコのイエローラベルが醸し出す繊細さとは、全く違う。
綺麗なお酒が大好きなP氏や母は、ヴーヴ・クリコの方が好きかしら。

でも、どちらも甲乙つけ難く素晴らしく、妹はどちらも大好きだったので、
料理やシチュエーションに合わせて、今後選んでゆきたいと思う。
5000円~7000円で取引されているようなので、とっておきの特別な日に、また飲みたい。
まだまだスパークリングワインは未知の世界だけれど、
改めて奥深さに気付かされました。

今回のシャンパーニュは、
P氏のお兄さんが、オーストラリアに戻ってきたお祝いにと開けてくれたもの。
その心遣いにも、しみじみ嬉しくなりました。


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Chandon Pinot Shiraz

2010-02-12 | スパークリングその他
妹が帰国する前日、M氏を招いて食事会をした。

食事会といってもそんなかしこまった事をしたわけではないのだが、最初はやはりスパークリングで始めることにした。
選んだのは、このブログにも何回も登場しているモエドシャンドンがヤラ・バレーに作ったヤラバレーワイナリー: ドメイン・シャンドン Domaine Chandonのもの。
 
 *このワインも何回書いたのかすでに忘れているので、「何回も登場している」と予防線
  を張ってみたが、それだけお気に入りだということでもある。

さて、この日はオーストラリアから運んだ赤のスパークリングを選択。
M氏好みだと思う、という妹の思いやりある選択だった。



“華やかさがありつつも、しっかりとした芯のあるワイン”とM氏が評した通り、ピノの華やかさとシラーズの力強さが程良く合う味。
シラーズの力強さが感じられると同時に炭酸がシュワワンとはじけるので、重たく感じることはない。
フルボディの赤が苦手な人でも挑戦できる味だと思う。

ゆっくりと、そして最後を飾る夕餉の始まりにふさわしく、華やかなワインだった。
用意したオードブルも花がテーマ(鶉とイクラの梅の花仕立て、桜のカナッペのコンビーフのせ)だったので、味はともかく雰囲気は合っている!?

イタリアのランブルスコも赤の発泡酒で有名だが、それらよりも果実味がつよいかもしれない。
しかし大人数の食事会の始まりを告げる華やかさは、他を凌ぐものだと思う。

残念ながらこのワインは日本に入ってきていないらしい。
某宅配会社が個人輸入を行っているそうだが、それ以外は手に入りにくいが、渡豪した際にはまた連れて帰ってきたいワインなのだ。
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ARRAS Sparkling: Chardonnay Pinot Noir 2002

2010-02-10 | スパークリングその他
お正月の写真の整理をしていて見つけた写真。



久しぶりに一家揃ってのお正月を迎えられた今年、
姉妹とR氏がタスマニアで仕入れてきた、スパークリングワインを開けた。

北部の港町ロンセスターから車を走らせること30分~1時間。
Bay of Firesというワイナリーを訪れた。
目的は、Arrasというスパークリングワイン2002年を仕入れること。
シャルドネをベースにし、ピノノワールを足したもので、
この辺りのスパークリングとしては名が高いのだけれども、
ネットでも手に入りづらそうだったのだ。

白い洋館の中に入ると、小さな試飲場所に幾人もの人が集まっている。
試飲できるワインの数も少ないが、結構やはり注目を浴びているのだろう。
スパークリング好きな姉とR氏にArrasをテイスティングして貰った所、
かなり美味しいとのこと。
嬉しくなって買ってきて、日本に持ち帰ったのである。

朝から贅沢にスパークリングが飲めるのも、お正月ならでは。
スッキリしていて切れ味があり、同時に香り高いので、
両親にも好評だった。

このArras、後日談がある。
ワイナリーで仕入れるより、
メルボルンで展開されている安いお酒やさん、Dan Marphyで、
20ドル以上も安く購入できることがわかったのである。
妹が発見したのは、チャペルストリート沿いのDan Marphy。
その時は少しがっかりしたけれど、
ワイナリーであれば保存状態に信頼がおけるので人にあげるにはいいし、
思い出も買っているからいいのかな、
また、メルボルンで手に入るとわかれば何かと便利だな、
と心を切り替えた。

そんなArras、新年を華やかに明けてくれました。

(・・・と、今投稿しかけて気付いたが、姉が既にレポートしてくれていた。
セカンドオピニオンとして一応Upするが、
備忘録としてのブログもとい、健忘録になってしまうのか・・・)
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Olivier Cousin オリヴィエ・クザン グロロ・ペティヤン

2010-01-31 | スパークリングその他

もともとこのブログは忘れっぽい姉妹が、一度飲んだお酒を忘れないように記録することを目的に始めたもの。
しかし、記事に取り上げたことすら忘れてしまうことも最近では多い。
ブログの検索ワードを見て、「こんなお酒あったかしら」なんて思い出すこともしばしば。

ただ、時々、ブログに記さずとも絶対に忘れないと思うような味に出会うこともある。
今日のワイン、Olivier Cousin オリヴィエ・クザン グロロ・ペティヤンもその一つだ。




超自然派の作り手さんだという。
畑を馬で耕したり、車をひまわり油で走らせたり…
ワインづくりも超古代製法だというが、なかなか印象深い味。

発酵に伴う香りと酸味が濃い。
内側からプチプチと元気よく炭酸がはじける。
決して強い炭酸ではないのに、二酸化炭素が弾けるというよりは、“葡萄の呼吸がはじける”感じだ。



香りはどこか那須ワインのロゼに似ており、じっくり向き合いたくなるワインだ。
飲みなれている味とは一線を画す味なので、はじめは「あれっ?」と違和感を感じるかもしれない。
しかしゆっくり味わえば味わうほどいろいろな味が感じられて、非常に面白いワインだった。
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Arras Chardonnay Pinot Noir 2002

2010-01-05 | スパークリングその他
数か月前のこと

タスマニアに関していろいろ調べてくれていた妹。
タスマニアはワイン、特にピノノワールやシャルドネ、スパークリングなど香りが繊細なものがおいしい。

タスマニア訪問のさい、その中で、賞を取ったワイナリーに激選して連れて行ってくれた。
その一つがArras を作っているワイナリーであった。

2001年に賞を取ったというこのシャルドネ、ピノノワールは黄金色のスパークリング。
妹が奮発して「日本のお正月に皆と開ける!!」と購入してくれたのだ。



確かお節にも合うはずと、乾杯をこれに決定。
御屠蘇が伝統!?かもしれないが、ここは我が家らしく和豪折衷ということで、みな喜んで口に含んだ。

さわやかな香りに弾ける炭酸。
新年の幕開けにふさわしい爽快な味。
甘くなく大人のスパークリングといったところだろうか。

意外と数の子に合う。
ぷちぷちしゅわわっと食感を楽しむ。

母も、海老のオーブン焼きやエスカルゴと、スパークリングに合うつまみを次から次へと出してくれるので、あっという間に飲んでしまった。


そう、泡のように消えてしまったスパークリングだったのだ。
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