92の扉

2015年9月で一旦休止しましたが、細々再開しようと思うので、よろしければ、扉を開いてみて下さいね!

● 2-10 阪神 1回戦 (札幌ドーム)

2005-05-06 | ファイターズ
 今夜は交流戦の第1戦。せっかくこの時期に北海道へ来ているのだから、ということで、何とか今夜だけ観戦できるよう日程を調整して、今季初の札幌ドーム行きです。

 当日券売り場で聞いてみると、意外とチケットは余裕がある模様。ちょっと迷いましたが、外野自由席の当日券をファンクラブ優待(1,500→1,200円)で購入しました。



 試合は序盤、安藤投手と金村投手の投手戦といった様相を呈していましたが、6回表にタイガースが一死1・3塁のチャンスを逸すると、直後の6回裏にファイターズが木元選手のソロホームランで先制。続く7回裏にもタイガースの継投策の間隙を突いて(橋本投手の暴投もあり)1点を追加しました。

 ところが8回表、一死から赤星選手へ与えた四球を皮切りにタイガースの猛攻が始まります。好投の金村投手からセットアッパー建山投手への継投も功を奏せず6失点。9回表には3番手マイケル中村投手が更に4点を失い、鮮やかな逆転負けを喫してしまいました。


【試合展開】

北海道日本ハムファイターズ公式サイト (スコアボード)
TBS RADIO the baseball (試合詳細)




【今日の自分的収穫】

■ 金村投手

 調子が良くなかったのか慎重になりすぎたのか、全般的にボールが先行。昨年までの(コーナーを狙いすぎて、自分を苦しめる)ピッチングを思わせましたが、要所で併殺や三振を奪うなど、粘りのピッチングでした。特に1番赤星とクリーンナップの計4人に対し、1安打3四球に抑えたのが大きかったと思います。

 2点リードの8回には、赤星選手への与四球に続き、関本選手にライト線へ落ちるツーベースを打たれ、一死2・3塁となったところで残念ながら降板。この回の先頭、鳥谷選手にも左中間への大飛球(坪井選手が好捕)を打たれていたこともあって、ベンチは安全策を採ったのでしょうが、エースとしては無念だったことでしょう。



■ 島田選手

 東京ドームでの楽天戦で見事な捕殺と引き換えに故障していたのですが、今日から1軍へ復帰。試合開始前の守備練習で姿を見せると、レフトスタンドのファンから大きな歓声があがっていました。

 7回裏、一死3塁のチャンスに代打で登場。橋本投手の暴投で三塁走者の金子選手はホームインしますが、その後、きっちりヒットを放ち、元気なところを見せてくれました。

■ 金子選手

 開幕1軍をアルモンテ選手に奪われていたのですが、昨日からアルモンテ選手に代わって1軍へ昇格。レフトスタンドからも大きな声援で迎えられていました。

 その期待に応えて早速2安打。特に7回裏、一死からライトオーバーのスリーベースを放ち、橋本投手の暴投で貴重な2点目のホームを踏む活躍を見せてくれました。

 ただし、他の2打席はいずれも三振と、相変わらず淡泊な感じが見受けられるのは残念です。

 また、もっと大きかったのが8回表の守備。2点リードの一死2・3塁で3番打者シーツ選手を迎えるということで、中間より少し前進気味の守備位置でしたが、シーツ選手の当たりをよく止めて、ホームへ突入した3塁走者・赤星選手は諦め、2塁走者も2塁へ釘付けにできた迄は良かったのですが、1塁への送球が逸れてアウトを取れなかったのは痛かったですね。記録上は内野安打ですけど、残念でした。

■ 木元選手

 6回表のピンチを凌いだ直後の先制ホームランを含め、3安打の猛打賞はお見事でした。

 ただ、8回表に1点を失った後の一死1・2塁のピンチ、4番打者金本選手の強い当たりで、併殺はおろか一死も取れなかったのは痛かったですね。これも記録上は内野安打でしたけど、結果的には勝敗を大きく左右してしまったように思います。


【その他】

 先発オーダーの発表で、1番センターは何と岩本投手。予告先発に慣れたパ・リーグでは見掛けることが無くなった偵察メンバ(俗にアテ馬)でしたが、「ネタちゃうか?」というくらいハマっていました。(岩本 勉 → 石本 努)



 この試合は「スターウォーズ・エピソード3」のスペシャル・ディとなっており、試合前には特製のお面が配られたり、未公開映像がスクリーンに上映(ただし、字幕なし)されたりしました。

 その流れで、始球式はダース・ベイダーが行ったのですが、そのマントには背番号「1」が。それがスクリーンに映し出されたあたりからドーム内がざわつきはじめ、やがて正体判明・・・故障でスタメンを外れた SHINJO 選手がこういう形で登場し、ドームを沸かせたのでした。



 ちなみに試合には代打で登場して三振。でも、登場した時や守備に就くときは、レフトスタンドだけではなくライトスタンドからも大歓声があがっていました。

 打線が大きな売りのファイターズですが、今日は(今日も)パッとしません。中軸3人で1安打2四球では、かなり厳しいものがあります。中でも小笠原(ガッツ)選手の不振が痛いところです。初回せっかく先頭打者石本選手がツーベースで出塁し、木元選手の進塁打で一死3塁のチャンスに外野フライすら打てず。7回裏に追加点を挙げた後の二死1・2塁では三振。このいずれかで得点できていれば、試合展開が全く違っていたのではないかと思われます。

 6回表のピンチで、抜ければ2失点となる三塁線の強烈なライナーを横っ飛びで好捕したのは大きく流れを引き寄せ、木元選手の先制ホームランを引き出した感じですが、7回裏の三振で、その流れを自ら止めてしまった気がします。

 3回裏も二死1塁で三振、6回裏も木元選手の先制本塁打の直後に凡退。これまでも書きましたけど、今年は本塁打も多いけど三振が多すぎて、本来の「ガッツらしさ」が感じられません。豪快なフルスイングかつアベレージを残せるところが魅力であって、オーバーフェンスはその延長だったはずなんですけど・・・。

 リリーフした建山投手にとって、不運な当たりが続いてしまったのは残念でした。2本の内野安打とも、打ち取ったと言っても良い当たりだったと思います。スペンサー選手から三振を奪ったあたりを見ても、決して調子は悪くなかったと思います。

 ただ、今岡選手には見事に狙い打たれた感じでしたね。また、3打席凡退(2三振)の濱中選手や、矢野捕手に連続してツーベースを打たれたのはいただけません。(と言うか、やられましたねぇ)

 タイガースの選手では、自分の中では関本選手の右方向へのバッティングが印象的でした。6回・8回のチャンスを拡大したのは、見事な右打ち。9回にはヒットで出塁(かつ、あっさり二盗)した赤星選手を置いて、しっかり四球出塁するなど、渋いけど大きな働きだったように感じました。

 それにしても、やはりタイガースファンは凄いですね。ライトスタンドにあれだけのファンが埋まったのは、昨年終盤のスト明け以来なのではないでしょうか。声援の大きさも強烈なものでしたから、本場の甲子園の恐ろしさ(?)は壮絶なものでしょうね~

 そんなタイガースファンも、元タイガースの選手には熱い声援が送られていました。先程の SHINJO選手だけではなく、坪井選手の打席の時には応援歌のファンファーレ(阪神!)に合わせて、ライトスタンドでもジャンプしている人が大勢いらっしゃいましたね。

 そういう意味では、札幌のファンは知らないかもしれませんけど、自分も野口選手には暖かい眼差しで見ていましたよ。でも、「金村投手も投げにくいだろうな」(2打数1安打1三振)とか、「うまくリードされて、打線もやりにくいだろうな」(野口捕手の間は無得点)とも思いましたが・・・

 下柳投手や中村豊選手、片岡選手の頑張っている姿も見たかったところです。(ただし、ファイターズの勝ち試合で、という前提条件付きですけど)

 そんなワケで、残念ながら今季公式戦の球場での観戦連勝記録は4でストップ(昨季からの札幌ドームでの観戦連勝記録も6でストップ)し、4勝1敗となったのでした。



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にわか日ハムファンのブログ:『【Fs試合短信】対タイガース1回戦(5/6)』(2005-05-14)
はむすぽ―Go! Go! Fighters!!:『[阪神1回戦]交流戦開幕!きょうもビッグイニング!>阪神のだけどな。』(2005-05-14)
夢で逢いましょう:『【5/6 Fs-T戦短信】 7回までは好ゲームだったのに…』(2005-05-14)
坪井智哉 公式サイト ブログ:『いざ交流戦!』(2005-05-14)
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