なんと!免許不要、しかも20万円以下のお金で4人乗りの船外機付のお船が買えのですョ~。

スクーター、パソコンと同金額程度で、規制緩和のおかげで免許無くとも、船外機付のお船のオーナになる事が出来た。その航海記。

憧れの那珂川へ初航海 道の駅 かつら

2011-07-14 21:23:42 | 那珂川

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前回千葉港行きが3月の終わりで、そこから船に乗れない日が長く続きました。しかしようやく7月に入って時間も出来きました。なので今回は思い切って2泊3日で関東の四万十川と言われる栃木、茨城を流れる那珂川に行く事にしたのです。

 

そこでまずは下調べ。色々人の体験談ブログ見たり地図調べていると、なにやら拠点にするにはとてもよさゲな、那珂川ぞいにたたずむ「道の駅かつら」というのがある事を知りました。

とはいってもここから船を出せるのか確証がネットからでは見つからないままでしたが、この辺の川は東京近郊と違い、規制も無く車で川原まで入れる所多そうだったので「行けばここはダメだとしても、幾らでも船出せる所見つかるサ」位の気持ちでエイヤッと自宅を後にしました。

自宅出るのが手間取って13時過ぎに出発。でも高速道路のアクセスが我が家からは良い今回の那珂川。約100キロ近い距離がありましたが、現地に15時には到着出来ました。

 道の駅かつら入口

 かつらの内部。奥に那珂川が写っている。

 かつらの建物。

 

 うろうろと探して船を下ろせそうな場所発見。15:15位から船の組み立てに入る。と物凄い豪雨に見舞われる。しかし三十分ほどで雨はやんだ。(おかげなのか、この日の航海では鮎釣りの人が誰も居なかった。)

 実際に船を下ろした所。川岸に小さく私のゼファー号が写っています。

 1時間後の16時ちょいから出艇しエンジン慣らし運転の最終局面に入る。写真は道の駅そばの那珂川大橋。しかし橋より上流は浅瀬が多く、慣らし運転には不向きと判断し下流へ向かう。瀬はこの辺にはほとんどありませんでした。水はそんなにキレイって思えるほどではありませんでした。まあそれでも家族とかで川辺遊びするには、ここは便利だし、さほどの危険も無く良いかもしれません。

 道の駅から1キロほど下流には、どでかい堰が船道をふさいでいた。写真はその堰の魚道。見た感じ下れそうだったが、下見不十分だったしエンジンを載せている状態では危険と判断しここから下流には行かなかった。

・・・と、ここでトラブル!!いきなりエンジンが止まった。というか止まったエンジンを再始動させようとスターターの紐を引っ張ろうとすれども、紐がピクリとも引けないではないか・・・なんで?どうして?カバーをとりあえず開けて見てみたが、原因がつかめない。私昔はスクーターのエンジンのバラシ程度ならほんの少しはやってたから、何とか自力でやりたかったけど、工具もなけりゃ、ここは川の上。不安定この上なし。なのでオールで川上に向かってこぎ始め、気分はブルーのまま撤収にかかりました。

 道の駅付近に帰って来た時は、18時過ぎていましたが、さすがこの時期の日は長い。でこの辺には、超簡易スロープみたいな所もあってボートの出艇が少しはしやすそうな所を帰り際に発見した。

そしてアンカーを下して、エンジンの復旧作業に取り掛かる。のコッタピン外して、プロペラ(スクリュー)をはずそうとするも、これも通常なら外れるのに、今回は何故か外れない。ああーーどーすりゃええんじゃーーーーー。状態となってしまいました。そして迫る暗闇。もう明日以降のエンジン積んでの航行はあきらめました。ということでエンジン外して、車の中に寝床を作ってこの日は終了~~~。

そして翌日・・・。

まず私がしたのはエンジンの説明書に書いてあるスズキの問い合わせ先に電話し、エンジントラブルの意見を聞こうとした事です。

ハー、しかしスズキさんにはガッカリしました。お客様センターに電話するも、技術的な話がわかる人間は、その番号かけても居ません。メカに弱そうな女性しか電話には出てこず、しかもマニュアル的な態度。判りません知りませんの返事ばかり・・・・呆れました。

しかたないので、これまた説明書に書いてあるスズキマリンに電話しました。しかしこれまた技術的な話出来る人間が皆外出中との事。

なんじゃ、この会社は・・・。エンジンの修理とかスズキマリンとかでしてないの?してるならメカニックマンとか居るだろうが?ちなみに私の個人WEBサイト見てくれている人なら知っているかもしれないが、私が今乗っているバイクもスズキ製なんだよね。こんな態度なら今後バイクも船外機ももう買わないよ。プンプン!!って感じで気がついた時はお昼近くまでなっていました。

仕方ないので、気を取り直して2日目はオールで漕ぎまくる事にしました。私の気持ちの落ち込みとは間逆の快晴ですからね。ということで昼から漕ぎ出すのですが、この日の気温も地獄の釜みたいな感じで、TVによるとあちこちで35度とか6度とか・・・。

アタマはくらくらです。川にいるのに、ちっとも涼しい風吹きません。

なので仕方なく橋の影に避難しました。したら・・・

「おーーーさすがに影の所は涼しいじゃあーりませんか~~~」です。

 ということで、影の所で少しぼーーーっとしていました。

 

そしてこの日は橋から上流部に向けて漕ぎました。

ちなみにこの日は、鮎釣りの方も付近に3名ほど居ましたね。なので釣りの邪魔にならないようにポーテージしたりもしましたね。ちなみにポーテージとはカヤック用語で、船を水から上けてかついだり、ロープで牽引して歩いて通行不能な場所を越えることです。これ結構体力使うんですよ。だいたい上流に流れに逆らって漕ぐだけでも疲れるのに、それ+ですからとても良い運動になったと思いますw

そんなこんなでこの日は15時位まで3時間ほど漕いで、もう疲れ果てて陸に上がったカッパになりました。で1時間寝て休息しました。その後私はボートをたたみ、夕方になってこの川の上流部に向けて車で移動することにしました。波が砕け岩肌を洗う激流?を求めてです。

続きは那珂川3日目那須烏山編をどうぞ。

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