月明かりが霜が降ったように見える季節となりました。
昨夜は久しぶりに映画を観てきました。観たのは「フジコ・ヘミングの時間」です。
名前を聞いたことがあるなと手に取ったCDを気に入って夜に作業する時や寝る時に
掛けたりしていました。顔写真と印象的な履歴以外は何も知らないでいたのでたま
たま見かけたポスターを見て観ることを決めていました。
内容はドキュメンタリーで日常・演奏会・思い出の人、場所・世界各地にある家を
淡々と映したものでした。見終わり淡々と暗がりの中車を走らせていると心に残る
彼女のパリの歴史ある重厚な自宅と骨董・絵画・ネコ、そして彼女の姿からCDの演
奏から感じるような執念と哀しみがにじみ出てこのまま帰るのがもったいなくちょ
っとしゃれたカフェで一服したいような気持ちになりました。(こんな時田舎はつら
い!)過去に目が向くというのは現在を肯定できているからこそだと思ったのと
「活躍するのは天国に行ってからだと覚悟していた」という彼女の言葉がとても印象
的に感じました。
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