環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)2類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている植物「アサザ」が、つがる市木造吹原の水田用水路に群生しているのが見つかった。発見した五所川原農林高校の自然科学部のメンバーは「絶滅しないよう大切にしていきたい」と話している。
アサザはミツガシワ科の植物で湿地や水中に育つ。直径六-十二センチほどの葉を水面に浮かべ、夏に黄色い花を咲かせる。県内では小川原湖や西津軽郡の一部で生育が確認されるだけとなった。
八月下旬に自然科学部のメンバーが、フィールドワークの一環で現地を調査した時に見つけた。ヒツジグサやマルバオモダカにも似ているが、葉の縁が波打っているなどの特徴があり、顧問の奈良岡隆樹教諭が調べたところアサザと分かった。
アサザの生えている水路は延長約六百メートルあり、屏風山一帯の砂丘地帯の水を引き入れた水田の排水がさらに流れ込む場所にある。
年間を通して水が途切れず、水路の改修も長らくなかったために、生き延びたとみられる。周辺の湖沼には、アサザは見られなかった。
アマチュアの植物研究団体「津軽植物の会」の木村啓会長は「アサザは昔はあちこちに見られたが、四十-五十年前からほとんど見られなくなった。残っているのを見つけたのは奇跡に近く、記録を残して絶滅しないよう考えていかないと」と話す。
東奥日報
あさざの花 画像
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年間を通して水が途切れず、水路の改修も長らくなかったために、生き延びたとみられる。周辺の湖沼には、アサザは見られなかった。
アマチュアの植物研究団体「津軽植物の会」の木村啓会長は「アサザは昔はあちこちに見られたが、四十-五十年前からほとんど見られなくなった。残っているのを見つけたのは奇跡に近く、記録を残して絶滅しないよう考えていかないと」と話す。
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