80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

JR松前線跡調査の記憶

2012年08月22日 | 鉄道―函館本線(函館~小樽)周辺廃線調査
 平成07年08月に実施した自転車による廃線跡調査は、これまでのスポット調査と違い、廃止路線の全区間を調査するというものだったが、まだ手探りの段階で、翌年以降の調査と比べると見劣りする上に、自転車での旅行自体初めてで、後々非常に苦労する事となった。それでも、聞き取り調査のおかげで貴重な資料を発見できたりと、それなりの収穫があった。

 夜の木古内駅で下車した私は、暗闇の福島峠を自転車で越えて、早朝に松前城を外から眺めてから調査に取り掛かった。



下左:松前駅から松前城に至る区間,下右:及部川橋梁跡

 

及部駅跡



 空腹に悩まされつつ調査を重ねて、開いたばかりの店に飛び込んでパンにありつこうとしたが、「カステーラ」のロゴが特徴の、高橋製菓のビタミンカステラしかなくて、これをかじりながらジュースを飲んで空腹をしのいだ。
 この後も、何軒かの店で商品を購入しつつ休憩しながら移動したが、この店だったか沿線の他の店のレジの近くに、かつて雪印から発売されていたアイス「宝石箱」のアイスクリームスプーンを入れる容器を見かけたと思ったが、どこだったのだろうか…?

架道橋跡(推測)
戦後開通した区間だが翼壁が玉石練積みとなっており、橋台の完成時期が気になる




下左:橋梁跡(?),下右:擁壁(?) コンクリートの水セメント比と推測される刻印が見られる

 

櫃の下川橋梁




荒谷川橋梁



渡島大沢駅跡 木古内方



渡島大沢駅跡 松前方



渡島吉岡駅跡



 11時前に渡島吉岡駅付近に至り、吉岡砕石工業株式会社の入口付近の商店に立ち寄って聞き取りを実施したが、雑談になってしまってだいぶ時間を潰してしまった。

   



下左:渡島福島駅跡,下右:青函トンネル記念館入口 踏切警報機は松前線のものか否か不明

 

下左:知内町立湯の里小学校付近線路跡,下中:湯ノ里駅跡,下右:聞取調査成果(詳細失念)

  

 白符駅の存在を忘れて渡島福島駅のあった福島町役場まで移動してしまい、そこで情報を収集したはずだが記憶になく、この後、千軒駅も飛ばして湯ノ里駅に来てしまった。結局、この後に千軒駅と白符駅を訪れて、写真を撮影しているが、白符駅は最後まで道に迷って大いに焦った。

下左:千軒駅跡,下中:千軒駅跡 松前方,下右:発掘成果

  

白符駅跡 階段



 この段階では、まだ自転車旅行の本当の大変さをわかっておらず、駒を進めるに従って過酷になっていくのであった…。


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