岐阜県重要無形民俗文化財に登録され、
800年以上も前から続く「坂下 花馬祭り」について
坂下花馬保存会の、原正彦さんにお話をうかがってきました。
開催日: 10月12日(日)
・正午からJR坂下駅前で、みこし練りや、子供手踊りなど、アトラクション開始。
・花馬は、午前中から坂下の3つの地区で準備などがそれぞれ行われ、
午後1時頃、花馬行列となって各地区を出発してJR坂下駅を目指します。
だいたい2時頃に駅前に集結してから、3地区(3頭)合同で花馬行列となって、坂下神社へ向かいます。
・午後2時40分頃、坂下神社境内で「花取り」が行われます。
【花取りとは・・・】
馬の鞍(背中)についた花串を取り合い五穀豊穣や家内安全を願う行事。
きっかけは800年以上前。
木曽義仲が必勝祈願の為、坂下に来ましたが川の氾濫のため渡れず、
弓を打って対岸の長が代わりに坂下神社へ祈願。
長が弓を馬で運ぶ姿を模して、このような行事が行われるようになったそう。
坂下全世帯が保存会の会員という、地域に根付いたお祭りで、
お祭りの準備時期から地元のみんなのムードが高まり、人が集まってきます。
子供の頃から授業の中で花串を作ったり、
お囃子などで参加したりと関わっているため、
後継者不足の心配もありません。
このように、お囃子や踊りなどが伝承されていくこと、
地元の皆さんのお祭りに持ち寄る心が文化財に指定されたんですね。
そんな歴史的背景や、地域の方の関わりなども念頭において、
お祭りに参加すると、より一層楽しめるのではないでしょうか。
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