先日、津軽鉄道の「ストーブ列車」に乗車してきました。
「本州最北端の民鉄」「地吹雪」でも有名なところですが、今回は雪もほとんどなく、穏やかな気候の中。
ストーブもそんなに焚かなくても良いんじゃないと言う感じでしたが、とても楽しめました。
行きがけに「津軽金山焼」の工房も見てきたし、有意義な一日でした。
□津軽鉄道
津軽五所川原駅から青森県北津軽郡中泊町の津軽中里駅まで、約20kmを結ぶ民鉄。有名な「ストーブ列車」は(12月1日 - 3月31日)に2往復運転されます。
・ストーブ列車
機関車(DD35型)+オハ46形客車2両+津軽21型1両の編成が基本らしい。
DD35型も楽しみであったが、故障中のため、津軽21型+客車2両+津軽21型となった。残念(~o~)
・乗車券
今では珍しい「硬券」・・額に入れて部屋に飾りました。
・ストーブ弁当
入れ物:竹を編んで作った弁当かご
ご飯 :おにぎり2個【若生(わかおい:若い昆布)、他一種類】
おかず:イカ、野菜といった地元の食材をふんだんに使ったおかず。
予約制です。3日前まで予約を入れる必要があります。
http://tsutetsu.com/service/sutoobubinntou.html
・アテンド
客車にはアテンドさんと車内販売の方が乗車されます。ストーブを使ったあたりめ焼き、記念写真、おしゃべりなどが楽しめます。
・みそド
五所川原農林高校 食品科学科の食品製造実習の一環として製造実習を行っている「五農みそ」を生地に練りこんだ焼きドーナツです。五所川原市の菓子店・自然菓子「あるる」とで共同開発されたものです。
ストーブ列車内で食品化学科の生徒達による「販売」も行われました。高校生たちとのおしゃべり、校歌も披露されます。
□津軽金山焼き
津軽金山焼は、地元のきめ細かい土を主体に釉薬を一切使わずに、地元の赤松薪により1300度の高温でじっくりと焼きあげます。
「焼き締め」の手法で深みのある独特の風合いをそなえた焼き物です。
今回、新しく作り直した2連窯から窯出しされる作品の販売初日。なんとラッキー。
初窯ものは縁起物のらしいです。せっかくなので水が美味しくなるという「ウォーターポット」を購入しました。
鉄分とカルシウムが溶け出すとのことでしたが、入れておくだけでとても円やかな水に変わります。これは素晴らしい!
http://www.kanayamayaki.com/item/kanayamagaoishiimizu3.html
□芦野公園
日本の桜百選に数えられる県立芦野公園は、弘前公園に次ぐ桜の名所として知られているようです。
約2200本の桜と約1800本の黒松の老木が芦野湖畔に広がるそうです。また、駅付近の線路を覆うように桜のトンネルが広がります。
・喫茶店「駅舎」
作家 太宰治の小説「津軽」に登場する小さな「駅舎」。
当時の作りをそのまま生かしてあり、レトロな喫茶店です。裏扉からプラットホームにもそのまま出られます。
津軽金山焼のカップに入れられた「駅舎珈琲」、円やかです!