小沢氏、改めて虚偽記載への関与否定か 「率直に事実経過を説明」とコメント
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民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が15日午後から行なっていた小沢氏に対する3回目の事情聴取は終了した。特捜部は政治資金収支報告書の虚偽記載への積極的関与などについて説明を求め、小沢氏は改めて関与を全面的に否定したとみられ、「記憶に基づき、率直に事実経過を説明させていただいた」とするコメントを発表した。
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記事本文の続き 小沢氏の聴取は1月23、31日に続き3回目。
聴取は東京都千代田区の帝国ホテルで行われた。小沢氏は15日午後2時半すぎに帝国ホテルに入り、午後5時ごろから聴取が始まった。
これまでの2回の聴取と同様、小沢氏は検事から黙秘権を告げられた「被疑者」の立場で聴取を受け、供述調書も作成されたもようだ。
聴取後、小沢氏は「私の記憶に基づき、率直に事実経過を説明させていただいた。一般の方々によって構成された検察審査会の結論を受け、より分かり易く、丁寧に話させていただこうとの思いで対応させていただいた」などとするコメントを発表した。コメントの全文は以下の通り。
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私は、検察庁から事情聴取の要請を受けたので、速やかにこれに応じることとし、日程をやりくりし、本日午後5時ころから同9時30分ころまでの間、都内で、担当検察官に対し、改めて尋ねられた事柄について、私の記憶に基づき、率直に事実経過を説明させていただきました。