淡々と。

かなり昔のはなし。
ある年輩な方とラウンドした時の事。



当時の小生はまだまだ若く力任せにブンブンとクラブを振り回していました。

その殆どは大きく曲げてOB、ただごく稀に280yのビッグドライブといったゴルフでした。

一方、年輩ゴルファーはドライバーで200y程度。飛びはしないが曲がりもしない。

そして驚いたのが彼のプレーの速さ。
構えたら素振りもなくすぐに打つ。
しかしスイングはスムーズで力感を感じない。
ただ淡々とプレーしている感じ。

あがってみれば90台前半。
バーディはないが決してダボも打たない。

ラウンド終了後、ゴルフのコツを聞いた時の彼の返答。

歳をとって飛ばなくなってゴルフが楽になった。

これは歳をとって飛ばない事を受け入れてから飛ばそうという気持ちがなくなり力む事なくスイングできるようになったという話でした。

今の小生のゴルフはあの時の彼のゴルフを目指しているのかもしれません。

決して飛ばそうとせず、無理に寄せようとせず、ただスイングの完成度だけを意識して淡々とピンに近づけていく。

それが今の小生が意識しているゴルフ。

ただ淡々と！

が今の小生のモットーです。

昔のゴルフアニメでチャー・シュー・メーンのタイミングで打てというのがありました。

さしあたり今の小生なら
タン・タン・メーンのタイミングとなるのでしょうか？