MIX犬といっしょに♪

チワプ~の『ルナ』とヨ~プ~の『ディアナ』 2匹の目線での日常等つぶやいてみました

門脈シャント・2

2012年01月13日 | 病気
2010年5月1日
ディアナのCT検査

麻酔をかけての検査の為、前日から絶食
お薬のおかげでふらふらの状態は改善しました。

何もわかっていないディアナを連れて病院へ。
お迎えは麻酔の覚めた夕方に。との事
後ろ髪を引かれる思いでディアを病院に託してルナの待つ自宅へ。

夕方お迎えに行き診断の結果を聞きました。
やはり門脈・体循環シャントという病気でした。


門脈体循環シャントとは

正常の門脈は胃、小腸、大腸、脾臓、膵臓からの血液を集めて肝臓に流入します。
正常な肝臓ではこの門脈血に含まれる消化吸収物の代謝、毒素の代謝、細菌の処理を行います。
門脈体循環シャントは先天的に異常なシャント血管があり、
このバイパス血管を通じて門脈血が全身静脈系の血管に短絡してしまう疾患です。
この疾患では消化管から吸収された栄養物が肝臓に達しない、
門脈血の毒素が肝臓により濾過、代謝をうけない、
門脈血の細菌が網内系の細胞によって処理されないなどの異常が起こります。
肝臓に分布する血液が不足する結果、様々な代謝異常を引き起こします。
また肝臓自体の発達も損なわれます
門脈体循環シャントによる中枢神経症状は
肝臓の機能低下によるアンモニアなどの中枢神経毒性物質が全身に流れるために起こり、
肝性脳症と呼ばれています。
その症状は沈鬱、元気消失などの軽度のものから徘徊行動、旋回行動
ヘッドプレス、視覚消失、痙攣発作、昏睡といった重症のものまで様々です。


ディアに当てはまるものありました。
ディアの肝臓は1センチにも満たない大きさとの事。
治療方法は、手術が一番良い事。
ディアは肝外シャントといって、肝臓の外にバイパス血管が出来ているので
手術にて完治が見込まれること。
けれど、たとえ手術自体が成功しても術後の合併症で命を落とす事もあるという事。等、
説明を受けました。

手術方法はバイパス血管を糸で縛ってしまい、正常な血管に血液が流れるようにする手術。
アメロイドリングという器具を装着して血管を閉じる方法もあるのですが
急激にリングが膨張して体が耐えられない。という事もあるので
小さなディアには ディアの状態を見ながらゆっくり、ゆっくりと糸でしばる術式を
選んでくださいました。
手術も、術中の状態によっては1度でしばってしまわないで、
途中まで縛って、また数ヶ月後に2回目の手術をするという事もありえるので
2度の手術も覚悟しておくように。と言われました。

明るい兆しとしては、
ディアの肝臓の中に血管がきちんとできていてそれが予想していた以上に太い為、
術後に肝臓に無事血液が流れてくれる可能性大
と言って頂いた事
肝臓に残っている血管が細いと 急に流れてきた血液を処理できなくて
術後の状態が良くない事もあるらしい。

もう、先生を信じるしかない!
手術の日の予約をして震えるディアを連れて帰宅しました。

この日の診察料・・・約¥53000




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