田中MAN ~絵描きのヒヨコ日記~

絵描きのヒヨコ・田中MANの日常。
早く、若鶏になりたい・・。

少し、練習・まっすぐな線を描く

2009-07-26 21:14:03 | 絵を描く前に
具体的に絵を描くことを進めるのは、12月以降になりますが、
少し「絵を描くための基礎体力をつける練習」をしましょう。

絵を描いていて、「上手くいかないなー」と思うのはなぜでしょう?
それは、自分が描きたいと頭の中で想像しているものと、
実際自分が描いている絵にギャップがあるからです。
なぜ、ギャップができるのか・・・。
それは、
・思ったところに思った線が描けていない、
・思ったところに思った色が置けていない
からです。

まずは、思ったところに思った線を描くための基礎練習をします。

◆準備物◆
・線が描ける道具(鉛筆・マジック・ボールペンなどなど)
・空白の紙(チラシの裏・大きめのダンボール・要らないコピー用紙の裏など)

たくさん練習しないといけませんので、
できるだけ不要なものを使って練習しましょう。

まずは、縦の線。
上から下に、20センチ以上の線をゆーっくり引いてください。
(もちろん、定規は使わないように・笑。)
引き始めから、引き終わりまで、1・2・3と数えられるくらいの早さで
描いていきます。
(もっとゆっくりでも構いません)
縦の線は、素直に上から下に引いていけば、大体の人がまっすぐに近い線を
描くことができると思います。
5回くらいは練習してくださいね。

なんとなく、上手く描けたかなと思ったら、
次は横の線です。

横の線は難しいです。
しかも30センチに挑戦です。
引き始めから、引き終わりまで、1・2・3・4と数えられるくらいの
早さで描いてください。
(もっとゆっくりでも構いません)
腕と肩の関節の造りせいだと思いますが、横の動きは安定しません。
なので、なかなかまっすぐには描けません。
もう、これは練習あるのみです。
縦の線の2倍くらいは練習してください。


早く線を引くと、勢いでまっすぐな線を引くことができます。
でも、その方法はモチーフを観察しながら線を引くときには使えません。
ですので、地道にゆっくりとまっすぐな線が引けるように練習してください。

毎日練習することはありません。
捨ててしまっても良い紙を見つけたときに、
こんかぎり練習してみてください。(7月のカレンダーの裏とか・・)
でも、描けば描くほど上手くできるようになると思います♪

来週は、まっすぐな線を描くコツをお知らせいたします。
(鉛筆・木炭向けです)

ちょっとブレイク・絵本大好き「やまなし」

2009-07-19 22:42:10 | ちょっとブレイク・絵本大好き
絵を描く基礎技術のことを少し進めようかと思ったのですが、
暑いので(夏は苦手なのです・笑)、今週は、ちょっとブレイク。

私は、絵本が大好きです。
特に、絵の美しい絵本に目がありません。
今一番のお気に入りは(ここ数年・私の1位の座をキープしております)、

「画本 宮澤賢治 やまなし」パロル舎(ちなみにお値段は1470円)
作 宮澤賢治
画 小林敏也
です。


そう、「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」の
名作「やまなし」です。

この本はとても美しく、ページを開くたびにウットリしてしまいます・笑。

絵本は今、ものすごいブームですから
本屋さんでたくさんの絵本を見ることができます。
しかもそんなに高くないので(画集と比べると、めちゃ安ですよね)、
気に入ったら、気軽に購入できます。

暑いですから、クーラーの効いた本屋さんで、
お気に入りの絵本を探してみられてはいかがでしょう?

ブームということで、絵本の特集本がたくさんでていますが、
軽く参考にする程度で、やはり絵本を手にとって眺めていただき、
その世界観を堪能してください。

童心に返るだけでなく、新しい発見が必ずあると思います。

博物館も楽しいですよ

2009-07-11 23:17:02 | ちょっとブレイク・展覧会情報
岡山県立博物館に行ってきました。
正阿弥(しょうあみ)勝義の工芸品が目的です。

博物館の入場料は何と200円!
正阿弥作品を見たら、もっと払いたくなること間違いなしです。
動物達への愛を感じるし、挑戦的なモチーフの表現もすばらしいです。
ここで見ることができる作品が、なんと60歳・70歳を超えて作られたという
この事実がまたすごい。
岡山県立博物館のHPの中のバーチャル博物館で、
作品を見ることもできます。
ぜひぜひ見てください。
でも、実物はもっとすごいんです~。
県立博物館(後楽園入り口前にあります)第4展示室にレッツらゴーです。

(第4展示室をかなり堪能しましたが、第1展示室の銅鐸を鳴らし、
第3展示室の魔鏡もしっかり見ました。日本刀も美しいし、
仏像もすばらしいものがありました。)

絵を描こうといいながら、今回は工芸作品をおススメしていますが、
絵だけでなく立体作品や写真、インスターレーション、建築、プロダクトなど、
さまざまなジャンルの作品を見ることをオススメします。
絵に限らず、レベルの高いものを見ることは、全て目の肥やしになります。
あとあと、自分の絵を総体的に見るときに、こういった経験は
とても大切になります。

博物館を見ることも、かなりおススメです。
絵を描く人は、フランスなどヨーロッパにばかり目が行きがちですが、
日本のものはかなりレベルが高いんですよ。
日本の昔のアートの質の高さとオリジナリティは、誇りに思えます。
是非是非、日本のアートも見直してみてくださいね。


ギャラリーにも、良い絵がありますよ

2009-07-04 23:27:56 | ちょっとブレイク・展覧会情報
今日は、再び岡山県立美術館に行ってきました。
伊藤若冲のタイル様画の片割れと、
「白象群獣図」を見るためです。
「白象群獣図」は、初めて見たのですが、とても良かったです!

若冲好きにはたまりません!
葛飾北斎の「鯉図」も、とても良かったです。
水草の表現が、凄まじい。
一見の価値ありです。

そのあと、カフェZに、「Sugar5〜さとうな画家×5人展」を
見に行きました。
岡山の5人の佐藤さんのグループ展です。
5人の佐藤さん全てが、若く実力のある画家です。
カフェZならではの企画展ですね。
非常にクオリティの高い絵を見ることができます。
その中でとても気に入った一枚。

佐藤智子さんの「いつもふたりで」。
とても良い絵は、見た一瞬で何かを感じます。
この絵を見たとき、なんだか幸せな気持ちになりました。

人それぞれに、「良い絵」の基準は違うと思いますが、
私の「良い絵」の基準は、「自分の部屋に飾りたいかどうか」です。

この絵は、「良いなー」と思いましたが、作家さん本人が手放してはいけない
絵のような気がしました。

ギャラリーは、無料で見ることができるというのはもちろんですが、
作家さんと直接話をする機会があるのが大きな利点です。
今回も、「いつもふたりで」の制作秘話を聞き、びっくらこきました~。
お知りになりたい方は、直接作家さんにお聞きくださいね。
(なにせ、秘話ですから・笑)