いつもいっしょ。

３月１１日はキナコの旅立ちから１年。
おっととお墓参りに行ってきました。
ペット霊園でノンちゃんとたくさんの仲間と眠っています。
キナコのお墓は窓際の陽も風も通るとてもいい場所です。

今でも想うことはたくさんあります。
ひとりっ子でわたしにべったりだったことや最後には６匹兄妹になって
すっかりお兄ちゃんになったこと、小スズをすごくかわいがってくれた
こと、病気と一生懸命闘ったこと。
そしてわたしがもう少し早くキナコの変化に気づいていればということ。
どれもこれも楽しかったことも苦しかったことも忘れることはできません。
それでもいいとわたしは思うのです。
後悔はしないけど忘れないのです。
キナコはネコと生活のすべてのきっかけをわたしに作ってくれたのです。
だから全部忘れないのです。

キナコのお骨は少しだけ我が家にあります。
これは今後のネコもおっともわたしも同じようにするつもりです。
我が家はおっととふたり、だからいちばん最後に残るおっとかわたしの
どちらかはみんなを抱えてひとつのお墓にはいるのです。
みんないつまでも一緒なのです。

キナコちゃん、キナコお兄ちゃん、元気？
我が家はキナコがいた頃と何も変らず元気だよ。
キナコがときどき小スズの身体を借りてママの膝の上に来ることもちゃんと
分かってるからね。
スズの身体を借りてベッドで甘えるのも知ってるよ。
いいよ、いいよ、時々甘えたいもんね。
いつでも一緒よ。
みんないっしょ。



はじめての集合写真。　　　　1998.8.30

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