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世界制覇を企むDeep State 【連載】アンディ・チャンのAC通信

2022-12-03 05:53:05 | アンディ・チャンのAC通信
【連載】アンディ・チャンのAC通信

世界制覇を企むDeep State

No.919(2022/12/02)

 

 

 Deep Stateとは正体不明な世界統治体制、つまり「闇の帝国」のことである。馬渕睦夫元大使が国際金融資本がDeep Stateとは世界の政治、経済、金融など一切をコントロールする体制のことだと言った。

 11月29日にEpoch TVが「闇の帝国」の本性を説明した「The Shadow State」と言う1時間20分のドキュメントを発表した。Shadow Stateとはまさに馬渕大使の言ったDeep Stateのことである。だから以下はDeep Stateと書く。Epoch TVのドキュメントは非常に詳しく、Deep Stateがいかに巨大な組織で、各国の政府と金融業、大企業がグルになって左翼社会主義で世界制覇を目指しているのがわかる。

https://www.theepochtimes.com/the-shadow-state-documentary_4877950.html?utm_source=Enews&utm_campaign=etv-2022-11-29&utm_medium=email&est=ndKhx5PaGt5p8tLs6O+v5GcvAl6FxrUlPtRS/Qux9Ytsv5X18eW/44U8YQlW

 詳しいことはこの英語のドキュメントを見るしかないが、簡単に説明すると、Deep Stateとは金融資本が主体となって世界の政府、大企業と金融業などを仲間に加えた巨大な団体である。この団体の目的は新しい資本主義(New Capitalism)を定義し、国連の名義で世界の政府、金融、経済、大企業を操作して左翼資本主義を世界に広めることである。

 この目的を達成するため彼らは真っ先に地球温暖化を取り上げ、地球を救うと言う崇高な目標を掲げ、彼らが勝手に決めた不合理な目標を推進する。そしてその目標を達成するため、Environment(環境)、Sustinability(戦闘継続能力)、Governmant(政府または統治体)の三つの標準を簡単にESGと呼び、世界の大小各企業を「ESG基準」で評価する。ESG基準の評価で企業の「成績」を作り、強引に「ESG目標」の達成を強要する。Deep Stateは金融、政府、企業の綜合団体であるから、政府が強引な命令を出して目標達成を強要し、金融業は金融提供権を握っているからESG評価で企業をコントロールできる。しかもDeepStateの企業は中小企業に圧力を加えたり併呑、吸収することもできる。こうしてDeep Stateは世界制覇を達成できるのである。

 ではShadow Stateはどんな目的を推進するのかと言えば、A)地球温暖化のためCO2の削減、B)ガソリン、天然ガス、核発電の廃止、C)Social Justiceの推進、D)妊娠中絶の権利、E)LGBTQ推進、F)人種差別問題、G)CO2削減などである。これがサヨクの理想とする目標だから、Deep Stateとは極左翼社会主義を持って世界制覇と独裁することだ。昔の共産主義による世界制覇よりも広範囲で強力だ。

 しかもDeep Stateは実体が見えない。政府も大企業も銀行金融企業などが闇の帝国に使役されている。例えばバイデン大統領が国民の反対と批判を完全に無視して国内油井の開発を禁止し、ソーラーパネルと風力発電に金を注ぎ込むバカさ加減が理解できる。バイデンと同じようにドイツのメルケルも従順にDeep Stateの「見えない指令」実施のため核発電を廃止する決断をしたのだ。

 こんな途方もない理想をどうやって実現させるのかはスイスのダボスのWorld Economic Forum(世界経済フォーラム)でKlaus Schwab会長が2022年に発表したThe Davos Manifesto(ダボス公約)に集約されている。それは国連の名義を使って世界諸国を使役し、前に述べたESG評価の目標を達成させるため、United Nations Sustainable Development Goals(国連諸国の継続する発展目標 UNSDG)を諸国に強要することである。

  つまりUNSDGの目標のため国がESG標準を企業に強要することである。そのためには政府と銀行が一致して企業にESG評価の達成を要求する。評価に満たない企業は銀行が融資しないから没落し大企業に吸収される。諸国、諸企業は「政府連合と金融連合」(つまりDeep State)の要求に従わなければならない。これがサヨクの真髄である。サヨクは合理不合理を無視して自分たちの目標を推進し、反対者は政治力、金力、経済力、武力で屈服させるか抹殺する。こうしてDeep Stateは諸国や企業に対し生殺与奪の権利を持つ。賛同すれば仲間になり、しなければ抹殺するからDeep State の参加者は増える一方だ。

 これでDeep Stateの最大の敵はトランプであることがわかる。トランプが6年間も続けて弾劾され断罪された理由が理解できる。フロリダのデサンティス州知事もDeep State の敵である。ツイッターを買い取って公平な発言の自由を確保したイーロン・マスクもDeep State の敵である。

 このあと、トランプか別の保守候補者が2024年の選挙に出て、リベラル候補者に勝つかが世界の行方を左右する大問題となる。保守とリベラルの戦いはこれから熾烈さを増すに違いない。全世界の人民にとって、世界制覇を目指すDeep State には絶対に負けられない戦いである。ネバーギブアップ。

 

 

【アンディ・チャン(Andy Chang、台湾名=張継昭)さんのプロフィール】 1934年生まれ。第2次大戦後に台湾からアメリカに留学し帰化した。現在、カリフォルニア在住。アメリカと台湾の時事ニュース中心に独自の視点で分析してネット配信している。AC通信は週刊のメルマガで、使用言語は日本語だが、本ブログでは日本のメディアでよく使われている用語に統一することにした

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