森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

柚子でんぼ

2019年05月29日 | 1/7,726 

「伏見稲荷大社」神幸道入口から少し上がったところ、歴史ある伏見人形の窯元「丹嘉(たんか)」さんとなります。


「稲荷山の土を田畑に入れると、五穀豊穣のご利益にあやかれる。」から発展したという『伏見人形』。農業を営むものとしては、ぜひぜひと「土産にするなり」ですね。代表的な「饅頭喰い人形」もいいですが、やはり丹嘉さんの『柚でんぼ』がほしかったのでした。

 天下に有名な伏見人形は稲荷山の植土を以て造った最も古い郷土玩具であります。
 全国で九十余種以上ある土人形のなかで、伏見人形の系統をひかないものはないといはれるほど我が国土人形の元祖であり、民俗的な美しさを誇っています。即ちその起源はむかしむかし土師部(はじべ・土でいろいろなものを造る人)は歴史に名高い野見宿称(ノミノスクネ)の後裔にあたる土師氏が統轄して土器を造っておりました。垂仁天皇の時代に朝廷より土師職に任命されまして、伏見深草の里に住んで土器、土偶(土人形)を創りだし茲に生まれたのが伏見人形であります。稲荷大社の祭事に使われる耳土器をはじめ、お使姫のお狐さんや饅頭喰い、チョロケン、玉、でんぽ等、お馴染み深いものなど現在残っている原型、土型は三千種余り、往事の風俗、伝説を人形に表現したものが殆どで着想の飄逸、奇抜、ユーモアに富んだ面白さ、豊かな味、そしてその一つ一つににじみでている庶民的な素朴さ、今はは外国の人々にまで親しみをもたれています。

 一休禅師の歌に
西行も牛もおやまも何もかも 土に化けたる伏見人形


■京都だお 2019 1日め
 新京極 再び
 たらたら坂から三条大橋
 伏見稲荷大社
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 伏見神寶神社
 参道茶屋のあまざけ
 いなりふたばの豆大福
 柚子でんぼ
 楊枝のお加持
 京都BALの丸善
 京極かねよ de リトライだお!



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