みかんだいありー

耳鼻咽喉科クリニックの院長が、診療や日常生活で気づいたことを自由に書きたいと思います。

洗顔

2012-10-19 15:22:09 | Weblog

 昔から顔が脂性で、学生時代の一発芸におでこに下敷きをひっつけて、下を向いても落ちないというのがありました。

 50を過ぎて以前程ではなくなりましたが、マスクをして診察するので、長時間やっているとさすがに顔が脂ぎってきます。

 アルコールの入ったシートで顔を拭くものを息子からもらって使ってみましたが、スッとするわりには脂はとれません。本来これは汗ふきであって、脂をとるものではないようです。

 おみやげのあぶらとり紙は、結構顔の脂がとれます。昔の日本人の知恵はたいした者です。あぶらとり紙は本来金箔を作る時に、金と槌との間に挟んだ紙が由来です。金沢や京都のおみやげ。何度もたたく事によって紙の繊維が密になり脂をよく吸い取る性質が出るようです。本来捨てるはずの者を、他に利用する。エコにもかなってます。

 でも最近、あぶらとり紙もなくなってきました。そこで洗顔を買って来て、午後の診察の前に顔を洗っています。結局これが一番爽快です。

 ちょっと顔の水分がなくなって午後の診察の始めのころは顔がひきつります。そのうち乳液も置いておきたいと思います。洗面所かっ!

 


電子カルテ

2012-10-18 17:23:46 | Weblog

もうご存知の方も多いと思いますが、10月1日より電子カルテに移行しました。

最近ブログが少ないのは、ちょこちょこと用事が多いのと、家に帰るともうパソコンにあまり向き合いたくないからでしょうか。

まだ戸惑うことも多く、ご迷惑をおかけすると思いますが、そのうち診察も会計もより迅速化できると思います。

 


トリッパ

2012-10-08 08:12:16 | Weblog

 イタリアの食材というと、生ハムとかサラミとか豚肉が主体のイメージがあって牛肉を使うのはミラノ風カツレツくらいしか知りませんでした。

 今年の1月出張で行った東京で入ったイタリアンの店でトリッパという牛のハチノスをトマトで煮込んだ料理を知って興味を持ちました。

 一度作ってみたいと思い、肉屋でハチノスを買いましたが独特の臭みがあり食べられたものではありませんでした。

 鮮度にも問題があるのかと思い、知人に熊野牛から取れ立てのトリッパを譲ってもらいました。

 最初はあまりにおいがせず、おっ、これは行けるのではないかと思いましたが、ゆでると独特のにおいが。トリッパは牛の胃壁なのですが漿膜とその下についてる脂肪がに臭うのことでこれを丹念に取り除きます。

 塩、ワインビネガー、セロリの葉をいれた鍋にトリッパをいれ、水から煮立てて沸騰させること10分、そのあと膜と脂肪を取り除く。この行程を4回繰り返しほとんどにおいのないハチノスを作ることができました。ああしんど。

 そこからあとはトマトソースで煮込んで出来上がりです。前回より臭みはずっと少なくなっていましたが、残念!後味にわずかに臭みが残ってしまいます。

 もう、作るのやめようと思っていましたが、一日おいてたべてみると見事に臭みがとれていました。ついに完成です!

 でも、ハチノスはただでもらったんですけど、香草やら調味料やら結構経費がかかってしまいました。時間もかかった。また、正月にでも挑戦してみます。テッチャンでやった方が臭みがなくておいしいかも。