美の五色 bino_gosiki ~ 美しい空間,モノ,コトをリスペクト

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ブログ・リニューアル、「美の五色」について

2018年04月10日 | 美の五色とは、索引


「五色幕」がお寺を彩る(京都・智積院)

今まで「唯一無二 yui_itsu_mu_ni」としてご愛読いただいていたみなさま、本当にありがとうございます。
今日からブログ名称を「美の五色 bi_no_go_si_ki」に変更します。

美術展やお寺を中心に、美しいものや面白いものをピックアップし、なぜ美しいのか、なぜ面白いのかを私なりに考え、今まで書いてきました。この基本的なコンセプトはもちろん今後も変わりません。

ブログ内容により即し、私の思いを伝えるのには、普通名詞の「唯一無二」ではなく、固有名詞にする方がより個性をお伝えでき、かつ印象にとどめていただきやすいと考えるようになりました。その答えが「美の五色 bi_no_go_si_ki」です。

ネーミングの由来について

「五色」は“ごしょく”ではなく、“ごしき”と読んでください。「五色(ごしき)」とはごく簡潔に言うと、様々なモノやコトの要素を5つに分類して表す概念です。哲学的な説明ではよくわかりませんので例示します。

◆オリンピックの五輪マーク
最も有名な「五色(ごしき)」でしょう。5つの色は世界の大陸を表しています。

◆古代中国の五行思想
古代中国の自然哲学で、後に陰陽道と結びついてよく知られるようになりました。あらゆる物質は木・火・土・金・水の5つの元素で作られている、そのため5つの元素が互いに影響しあうことで物質は変化していく、と考えます。5つの元素には色が割り当てられています。相撲の土俵の四隅に付けられた「房」の色は、五行思想の方角、すなわち四神の色を表したものです。

【Wikipediaへのリンク】 五行思想

◆仏教の五色幕
仏教でも仏の体や知恵を「五色(ごしき)」で表します。日本ではお寺の行事開催日など、ハレの日に掲げられます。「仏旗」とも呼ばれ、日本とは配色が異なりますが、世界中で使用されています。

【Wikipediaへのリンク】 五色幕
【Wikipediaへのリンク】 五色(仏教)

「五色(ごしき)」はあらゆるモノやコトを構成する要素であり、その要素を紐解くことで道理がわかる、と私は考えました。

このブログで道理を紐解く対象は、文化財・観光スポット・エンタテイメントなど、人間が見たり聞いたりして感動する「美しいモノ・コト」です。「美の五色(びのごしき)」とは、美しい理由を探りたいという思いを込めたネーミングです。

このブログについて ~取り上げる対象

このブログで取り上げる対象コンテンツは「美しいモノ・コト」です。歴史遺産、寺社、文化財、美術品、観光スポット、映画、本などが該当します。人間や自然が、長い時間をかけて作り上げた芸術、すなわち「美しいモノ・コト」を対象とします。美術品のコレクターや専門用語集、交通機関の使い勝手など関連する事象にも目を向けます。

一般的な寺社訪問や展覧会レビューのブログに比べると、作者・作品の成り立ちや時代背景の解説を重視しています。“美しい理由“は、その作品ができた時代背景や環境に答えがあることが多いと考えているからです。写真は少なめです。

堅苦しい対象定義のうんちくよりも、ジャンルごとに整理したブログページの「索引Portal」を見ていただく方が、コンテンツのトーンをよりお判りいただきやすくなると思います。ぜひご覧ください。

このブログの主催者について ~プロフィール

私はこのブログの主催者・高千穂一也(たかちほかずや)です。大阪を拠点にフリーでライターや企画の仕事をしながら、主に関西エリアのお寺・歴史遺産・美術館をまわっています。

首都圏ほか全国にも仕事・プライベートで頻繁に出かけています。コンテンツ対象は全国に広がります。海外のコンテンツを取り上げることもあります。

私は、子供のころから歴史や美術が好きでした。大学入試も世界史で得点を荒稼ぎしており、4校受けた入試の世界史の得点は、自己採点ですが4校とも満点でした。社会人になってからは東京暮らしが長くなりますが、マーケティング関連の会社に勤めながら、美術展や歴史スポットをよく訪れていました。

早期退職した現在は関西にいることもあり、日本美術や日本史に触れる機会が多くなっています。首都圏より開催機会が少ないため、美術展を充分に楽しむことはできません。

しかし京都・奈良のお寺を中心に、日本美術のここにしかない傑作に存分に触れることができています。

過去にはアップが遅れることもありましが、これからは1日1回、年中無休でアップを続けていきます。ご愛読いただければ幸いです。


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