北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル“ホテルローヤル”。経営者の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、渋々ながらも家業を手伝うことに。そんなホテルローヤルには、生活に疲れ果てた夫婦、居場所のない自称ホームレス女子高生と高校教師といった、それぞれに事情を抱えた男女がやって来る。雅代はアダルトグッズの営業マン宮川への恋心を秘めつつ、黙々と仕事をこなしながら、そんなお客たちの“非日常”の悲喜こもごもを、観察するともなく見つめていくのだったが…。
WOWOW ★★★
コメディの部分と、シリアスな部分のバランスが悪いなぁっていうのが第一印象です。もっと笑わせてくれるか、じっくりと見せてくれるのか、なんとも中途半端です。
ラブホで起きる「悲喜劇」の群像劇ということであれば、こういうお話でも仕方ないのかなって気もします。「有頂天ホテル」や「マスカレードホテル」のラブホ版っていえばそのままですが、ラブホ経営の裏話的な物をもっと見せてほしかったかも。もっとも直木賞受賞作が原作なので、やはりそこは変えることはできませんが。
原作者の桜木紫乃は私よりも5歳下、その彼女が15歳の時(私は20歳)に彼女の父親がラブホ経営・・・要するにホテルローヤルを開業したということで、1980年頃のラブホの雰囲気は・・・って、私は知らないけど(爆)
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