極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

法廷遊戯 (2023) 97分

2023-11-14 19:59:52 | 日本映画(映画館)





 セイギこと久我清義が弁護士を目指して通うロースクールでは、学生たちが事件の当事者となって行う模擬裁判“無辜ゲーム”が行われていた。そんな中、清義は同じ施設で育った同級生の美鈴とともに悪質ないやがらせの被害に遭う。さらに無辜ゲームの発案者である優秀な学生・馨も脅迫を受けていたことを知る。それから数年後、無事に司法試験に合格し弁護士となった清義は、馨から久々に開催する無辜ゲームへの招待を受ける。しかし清義が会場に来てみると、そこには刺殺された馨と、手にナイフを持ち、返り血を浴びた美鈴の姿が。“殺してない”と訴える美鈴の言葉を信じて、彼女の弁護を引き受ける清義だったが…。


 映画館 ★★★☆


 児童養護施設で育ったセイギと美鈴は運命共同体っていうか、固い絆で結ばれているんだけど、だからって二人の間に恋愛感情みたいなものはないのが不思議。もっとも「家族」以上の絆で育って来たので仕方ないかも。

 ただ、美鈴が施設内で窮地を迎えたときに助けたのはセイギで、その助け方にも問題はあるし、悪質な方法でスケベオヤジから小銭を稼いでいた美鈴のピンチを、これもまた問題ある方法で助けたのもセイギだったけど、申し訳ないけど、こういう方法で問題を解決してきた二人が弁護士を目指すっていうのがまずありえないし、また二人して弁護士になるっていうのもやはりありえないわけで。

 もちろん児童養護施設育ちだから弁護士になれないというのではなく、この二人の過去の問題解決方法はとても弁護士とは程遠い気がしました。もっとも北村匠海演じるもうひとりの主要キャストの彼も優秀な成績で弁護士になるんだけど・・・って、このあたりを否定したらこの映画は成り立たないわけで。

 ただ・・・文句を言いながらも、突っ込みながらも、面白いんです(笑)
北村匠海と杉咲花が対峙する場所・・・ブラタモリの宇都宮の回で登場した近代日本の建造物を作ってきた石の採石場なんだけど、「なんていう名前の石だったかな?」ってことを、後半30分くらいずっと考えてて・・・で、エンドロールが始まった瞬間「あ!大谷石だ!」ってことを、思い出した私はまだまだボケてませんでした(汗)

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