
![]() | 007は二度死ぬ (アルティメット・エディション) [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
アメリカとソ連の宇宙船が謎の飛行物体に捉えられるという事件が起こり、米ソ間が一触即発の状態になるものの、イギリスの情報機関である MI6 はその宇宙船が日本周辺から飛び立っているという情報をつかむ。その情報の真偽を確かめるために、ジェームズ・ボンドがMI6により日本に派遣されることになる。
ボンドは敵の目を欺くため、イギリスの植民地の香港で、情報部により用意された現地の女性リンの手引きによって寝室になだれ込んだ殺し屋に銃撃され「死ぬ」。
その後ビクトリア・ハーバー内に停泊するイギリス海軍の巡洋艦上で水葬され、その「遺体」を回収したイギリス海軍の潜水艦で隠密裏に日本へ。日本上陸後は、横綱佐田の山の仲介により蔵前国技館で謎の女アキと会い、彼女を通じて日本の公安のトップ・タイガー・田中に会うが、在日オーストラリア人の捜査協力者のヘンダーソンは直後に殺されてしまう。その殺し屋は大里化学工業の本社から送られた者だと知ったボンドは、ビジネスマンを装って大里社長とその秘書ヘルガ・ブラントと接触する。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほとんどのシーンが日本を舞台にしています。冒頭の上海でのシーン以外は、米ソのロケット発射基地内のシーンやそれぞれの政府のシーン以外は日本が舞台です。そんな映画なかなかありません。「ラストサムライ」くらいかな?もちろん、多くのシーンはイギリスのスタジオなんですが。そして、なんとイギリス本土が一度も出てきません。こんな007映画はこの映画だけです(笑)あと、ボンドカーについて後述しますが、ボンドが車の運転を一度もしない作品はこの作品だけ。そしてお約束のキメ台詞「Bond, James Bond」も現在公開中の「慰めの報酬」とこの映画には出てこないとか(笑)いろいろな意味で、他の007映画とは違うんですね。
私個人的なこの映画の「萌えアイテム」は、「TOYOTA2000GT」「若林映子」「ネーリー」です(笑)「TOYOTA2000GT」が走っている姿は最近では「20世紀少年」で見ましたが、この映画の当時は現役で走っていたわけで(って言ってもこの車は337台しか生産されていませんが)実は私は大学時代に一度だけこの車を間近に「見た」経験があります(笑)大学の教授が乗ってたんですね。トヨタや実質的に生産していたヤマハの博物館に行けば見ることが出来ますが、まずお目にかかることの出来ない車です。発売されていた当時239万円で、クラウンが2台、カローラが6台買えた値段だったそうです。当時の大学生初任給の100倍ほどの値段だったので、今なら1500万~2000万円の感覚かも。
「若林映子」は東宝怪獣映画大好きの私には、「水野久美」と並んでの女神まわけで(笑)彼女が出演したのは「キングコング対ゴジラ」「宇宙怪獣ドゴラ」「三大怪獣 地球最大の決戦」くらいなものですが、中でも「三大怪獣 地球最大の決戦」でのサルノ王女がいいんですね。まあ、その話はまた別の場所で(笑)
彼女はこの「007は二度死ぬ」のあともう1作品でたあと、29歳の若さで引退し、一時は「死亡説」まで流れていましたが、「三大怪獣 地球最大の決戦」のDVDではオーディオコメンタリーにも出演して、マニアは泣いて喜びました←大げさ?(笑)
「リトルネリー」はボンドがロンドンから「お父さん」である「Q」と共に呼び寄せた組み立て式超小型ヘリコプター(笑)これは本当に人を乗せて飛ぶんだもんなぁ・・・本当に凄いです。それにしてもいい時代です。とてもじゃないけど、こんな危なっかしいものを映画で使うなんて(笑)冗談ではなく、この映画のヘリコプター戦闘シーンでは、ペリコプター同士が接近しすぎて、上のヘリに足を投げ出して乗っていたカメラマンが下のヘリのローターで足を切断するような事故があったらしいです。
このように、この映画のスタッフにとっては遠い異国の地の日本での撮影は本当に大変だったみたいです。ショーン・コネリーはこの作品でボンド役を降りることを決めていましたが、撮影後にその気持ちが完璧に固まったのかもしれません。
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