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スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

是非お伝えしなければ、「トリトリ詐欺」

2009-07-14 17:10:23 | 野鳥観察

今日は久々の快晴 
私の撮影ポイントは条件が非常に悪くて
通常光が入らない だから、ISOをなんと2000にまで上げている
しかし快晴だと 午後3時頃にはかすかに西日が入ってくる
だから、スワッ! チャンス到来とばかりに駆けつけた

森の入り口に先客が一人居て顔を見ただけで何かトラブルが
あったものと分かるほどに表情を曇らせている 彼は顔見知りだ
「○○さん、もうお仕舞いだ!やられたよ」と言う
私は、「何がやられたのですか」と問うと
「卵が蛇にやられました」
貴方がそれを見たのですかと尋ねると
「いや、近所の人がそう言ったのです」と答える

そして彼は重いカメラを背負って帰っていった
私は呆然として佇み、瞬時に色々のことが頭の中をかけ巡った
今年は仕方がないとして、来年のことをどうしようとか
杉の大木の地上50mもの高さまで果たして蛇は登るのだろうか
とか、森の持ち主と掛け合って、
蛇よけの鉄条網をめぐらせてもらおうかとか
次々と来年のことが頭の中を駆けた

しかし、それはそれとして、
私は自分の目でそのことを確認したい
巣穴の下で3時間座って姿を現せなければその話は信用できる
いや、すでにこの絶滅危惧種の雛のことは諦めていた
しかし、そのことをこの目で確認しないことにはと思った

1時間が過ぎ2時間が過ぎた
刻一刻と時が過ぎる
瞬く間に3時間が過ぎようとしたその時に、上の写真のように
お母さん鳥が顔を出したのです
しばらく外を眺めていて、また巣の中へと戻ったのだった

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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
花ぐるまさん、こんにちは (polo181)
2009-07-15 17:03:50
お帰りなさい!北海道と比べたらこちらは灼熱地獄。ずいぶんと長逗留で楽しかったでしょう。
私はひたすらブッポウソウを追いかけています。そうですね、邪魔をする人が出てきました。多分ですよ、独り占めしたいのかもしれません。そうだとしたら、バードウオッチャーの風上にも置けませんよ。
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お久しぶりです (花ぐるま)
2009-07-15 16:27:29
あつい!!
帰ってくるなりまたまた北海道へuターンしたくなりました。

ブッポウソウを追いかけてひたすら追いかけて~
邪魔をする人がいるんですね。
今は抱卵中。自分ひとり占めして写そうとの
魂胆。
許せませんね。そんな人がこの世の中にいっぱいいるんだなあと思いました。
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おみやさん、こんにちは (polo181)
2009-07-15 10:45:20
コメントを有り難う。何故そんな嘘をついたのか、皆目見当がつきません。実際、その話を聞いて、そそくさと去っていった人がいましたから、観察者の数を減らそうと考えたのかもしれません。どう考えても蛇が杉の大木を50mも登るとは考えられません。しかし、これは専門家に尋ねないと素人考えでは、ちょっと問題ありです。今日も、太陽が南中する時刻以降に観察に出かけるつもりでいます。暖かい思いやりのお言葉を有り難う御座います。
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なぜ嘘をついたのでしょうか (おみや)
2009-07-15 08:59:25
お早うございます
何故そんな嘘をついたのでしょうか。
蛇が50m近くも登るのでしょうか?
いつも紳士的な行動をされているpoloさんには
何としても確認しないことには収まりがつかないですよね。暑さも厳しくなってきましたが
どうかお体を大切になさってください。
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燦さん、こんばんは (polo181)
2009-07-14 23:02:09
コメントを有り難う。仰るとおり数日後には、はっきりします。果たして有精卵があるのかどうか、孵化するかどうか、祈るような気持ちです。確かに、良い写真は撮りたいけれど、鳥の迷惑にはなりたくない。とても複雑な心境です。できるだけ身を隠して撮影しております。
関東は梅雨明けして、35度近くになってきました。この観察に決着がつくまで山荘には行けません。でも、一応24日までと、決まりは付けています。暖かい心遣いに感謝致します。
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真相や如何に ()
2009-07-14 22:54:13
後数日は観察しないと分からないと言うことですね。
そっとしておいてやりたいという気持ちと、
決定的な写真を撮りたいという気持ちが混ざり合って複雑ですね。
35度越えの猛暑になってきましたけどまだ山荘へは行けないですね。
一生懸命やっていれば火もまた涼しいとか言いますが、くれぐれも熱中症とかにはかからない様に気を付けて下さいね。
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スイポテさん、こんばんは (polo181)
2009-07-14 22:54:10
コメントを有り難う。古い記事も読んでくださってとても恐縮です。卵を目で見ることが出来ませんから、巣穴にとどまる時間を計算して、抱卵中なのかどうかを推察しております。6月の26日から、彼女はずっと、2時間ほど”抱卵”して、30分ほど外で休憩しております。それを今日も繰り返しておりました。
どうも、私は蛇にやられてしまったとの噂を流して得をするのは、その本人ですよね。一方損をするのは、その他のカメラマンです。また、ブッポウソウそのものも得をしますね。
考えても、とうてい正解に到達することはできません。明日も観察に行きます。親鳥の無事を祈って。
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serenaさん、こんばんは (polo181)
2009-07-14 22:44:10
コメントを有り難う。さぁ、一体これは何を意味するのでしょうか。私が観察を続けたのは3時間近くでしたから、卵はまだあるのだろうと判断します。
う~ん、私にもこの顔は悲しそうに見えます。蛇に卵を取られたのかも知れません。大木で、高さがゆうに50mはあります。確かめる手段がありません。巣ごもりしている日数から考えて、あと4,5日で雛がかえるものと思います。それまで待つしか真相を知る手だてがありません。無事を祈るのみです。
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ブッポウソウとカメラマン (スイポテ)
2009-07-14 22:17:57
ブッポウソウを巡る最近の記事を読ませていただきました。
そして赤いくちばしの濃い緑?紺?の羽を持つきれいな鳥さんも。
子育て中なんですね、彼女。

蛇にやられて・・とうわさを流し他のカメラマンを退け、自分だけいい写真を取ろうとしたカメラマンがいる・・・かも、というお話。
もしそうなら、エゴですよね。
でも、カメラマンが多すぎるとブッポウソウはストレスが大変でしょうし・・・
こういう抜け駆けをしようとする人は必ずいるもんです。悲しいですね。
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それは何を意味するのでしょう? (serena)
2009-07-14 22:15:22
お母さん鳥が顔を出したということは、卵はまだある、ということでしょうか?それとも。。。
この表情が何故か悲しげに見えて、「何処へ行ったの?」と苦悩しているのではないかとも思えるのですが。
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ポージィさん、こんばんは (polo181)
2009-07-14 22:01:30
コメントを有り難う。私も、その人の話を聞いて、すぐに信じました。そして、川に下りて、サンコウチョウの撮影に切り替えようと考えました。望遠鏡で覗いていると、巣穴の周りでは小さな虫が群がるようにして飛んでいます。おそらく、むれた匂いがあるのだと思います。だとしたら、蛇だってその匂いを感じて、あの大木をよじ登ったかも知れないと思いました。さらに、母鳥の無事を確認してからも、蛇の話は本当であり、現在母鳥は二番子に挑戦しているのかも知れないと思った物です。しかし、孵化するのに3週間、そして巣立つのに3週間もかかることを考えると、ブッポウソウには二番子は無理だと考えました。と言うことは、一番子を抱いていて、孵化まであと4,5日のところに来ているのだろう、これが一番可能性が高いと思います。だから、トリトリ詐欺と書いたのです。おそらく、自分さえよければという考えから始まった物だと思います。
なぜそのような噂をばらまいたのか、真相は私にもわかりません。母鳥が無事であったことは、大いに喜ぶべきことだとは思います。
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こんばんは (ポージィ)
2009-07-14 21:38:32
いったい何事が… とまずは驚きました。
poloさんは、その人の言葉が間違いであると、最終的に確認されたわけですが、
同じことを聞いて鵜呑みにしてがっかりされた人もいるでしょうね。
噂の出所やその真意はわかりませんが、もし、ここにもコノハズクの
場合のように自分さえよければという想いが入っているとしたら嫌ですね。
一方、人が集まりすぎたことからブッポウソウを守ろうとしてだとしたら、
波風立てずにと考えてのことかとも思いますね。
カメラマンの立場に立てば腹の立つ嘘、仏法僧の立場に立てば
歓迎すべき嘘、ともいえるかもしれない…
今日はお話を拝見して、自分の気持ちを決めかねています。
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Lunaさん、こんばんは (polo181)
2009-07-14 20:23:03
コメントを有り難う。さて、噂の発信者はだれなのか、そして、それは何故なのか全くわかりません。これから書くことは、全くの想像です。ここのところ、噂が噂を呼んで、徐々にカメラマンが集まってきていました。土日は、とても参加出来ないくらいにまでふくれあがっていたのです。おそらく、その中の一人が、人数を減らすべくこのような嘘をばらまいたのではないでしょうか。その結果、今日は私一人で最後まで見ることが出来ました。一安心です。明日も行きます。
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なんのため? (Luna)
2009-07-14 17:58:28
何故にそのようなウソをついたのでしょう?近所の人とはこの森(林?)の近くの人なのでしょうか。自分だけが見られたらよいと考えたのか、絶滅危惧種を守りたいため(無茶をする人が多すぎるので?・・・)の知恵だったのでしょうか。
何れにしろ、普段じっくりと観察して節度ある行動でカメラを構えていらっしゃるpoloさんですから、自分の目で確かめられたことが正解でしたね。
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