発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3537.~言葉がけひとつで~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「言葉ひとつひとつを大切に」(8月10日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

Hちゃんとの会話の中で最近気になることがあります。

「~する?」と問いかけると、

「しない」と高い頻度で問いかけと反対の返事をします。

まるで、そのやり取りを楽しんでいる様子。

ご自宅でも同じ様子が見受けられると親御さまからもお話がありました。

このことが気になり始めた頃、Hちゃんはトイレット・トレーニングを頑張り始めました。

授業の中でも音楽が大好きなHちゃんとトイレの歌を聞いています。

元気よく楽しそうにトイレの歌を歌いますが、まだ自分から意思表示ができません。

トイレに行きたそうに少し身体をモジモジし、椅子から腰をフワッとあげる仕草もあったので、

「トイレに行く?」と声をかけると

「行かないの!」との返事が返ってきます。

そこで、「トイレに行ってみようか?行ってみよう!」と声掛けすると

スッとトイレへ行くことが出来ました。

当たり前のような何気ない会話ですが、

かける言葉の少しの変化で受け止め方が変わるのだと改めて感じた出来事でした。

学習においても同じことです。

成功体験を積み重ねていくことが自信へ、そしてやる気に繋がります。

言葉ひとつひとつを大切にしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

小さな反抗期と言葉遊び(パターン化)が、重なっているのかもしれません。その上、Hちゃんは今年度就学、しかも休校状況からのスタートでした。いろいろな背景があるので、要因の特定は難しいところがありますが、講師の「~してみようか?~してみよう!」の声掛けがヒットしたのは何よりでした。自分のいつもの行動(言語も含め)パターンと異なる声掛けで、こだわりなくスッと適切な行動がとれたのですね。いい意味で、パターンを変化させる(崩す)ことができたことが良かったですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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